講演 : 技術メタボリズムの視点に立った技術経営戦略の構築
東京工業大学大学院社会理工学研究科教授 渡辺 千仭
1999年7月
要旨
今日、自前の研究開発が困難化する中、国際的に広がるスピルオーバー技術との相乗効果の発揮が先進国共通の課題となっており、それはスピルオーバー技術の同化能力に依存する。しかし、世界に冠たる日本の同化能力も90年代に入り低下し、かつて日本が誇った、成長が研究開発を促し、研究開発が更に成長を加速させるという好循環の破綻が懸念されている。このような構造的問題にアプローチするには、まず、技術をメタボリックシステムとして認識し、経済・経営環境の改善と技術開発環境の改善とが一蓮托生であることを理解する必要がある。そして、研究開発投資内部収益率やグローバルスピルオーバー技術の同化能力等を科学的、客観的に分析しなければならない。このような認識と分析によって、グローバルスピルオーバーとの互換性・相溶性を擁する技術開発戦略を立案し、グローバルシステムとの好循環を構築することが可能となる。
全文はPDFファイルをご参照ください。
PDF 講演 : 技術メタボリズムの視点に立った技術経営戦略の構築 [220 KB]
