講演 : 昏迷からの脱却 - 金融・産業の新たなダイナミズム
富士通総研経済研究所理事長 福井 俊彦
1999年7月
要旨
企業、金融機関の双方で、いわゆるサプライサイドの調整が本格的に進められようとしている。日本経済にとっては、90年代を通じて経験してきた大きな調整の流れの中で、いわば最後の難関を突破しようとしているわけであるが、民間部門においても政府部門においても、最早後戻りのできないところまで来たとの認識にあるので、激浪を浴びながらも次第に着実に前進がみられるようになるであろう。その実績がある程度確認されるようになった段階で、わが国経済全体として眞に持続的な成長軌道(sustainable growth)への復帰を展望しうる時期を迎えることとなるものと思われる。
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