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第3回 デジタル&ネットワークマーケティングセミナー


第3回 デジタル&ネットワークマーケティングセミナー


第3回 デジタル&ネットワークマーケティングセミナー講演録

Webでの新車見積サービスの新展開(NetDealers)
株式会社ネットエイジ 代表取締役 西川 潔氏


本日、このようなところに呼ばれまして大変恐縮しております。といいますのは、私どものサービス、これは成功事例として、まだご紹介するには全然早いです。まずそのことを申し上げなければなりません。私ども、スタートしてまだ4カ月目。本当に、これを定着させるために日々戦っております。まだまだ満足できる結果になっておりません。そういうような中で、結構いろいろマスコミ等にもご紹介いただいたり、後ほどちょっとご紹介しますが、ソフトバンクグループへの売却とかが決まったり、非常に私自身もびっくりするほど、ジェットコースターに乗っているような日々を送っております。

成功事例もないのに、なぜこういうところに出ることをお受けしたかといいますと、まず、皆さんと、こういう実際の事例を、いろいろな結果を可能な限り共有させていただくことによって、やはり、Eコマースの日本における展開をもっと隆盛させていきたいなということに、一端にでもなればと思ったのと、もうひとつは、要するに、このサービスを少しでも有名にするということ自体、私自身、一種の広告マン、サンドイッチマンになって、日々こういうところになるべく出るようにしておりますので、そういう意味合いを込めまして、このNetDealersの仕組みと現在までの結果等をご覧いただきたいと思います。
まず、お手元のお配りしたものにいろいろ付け加えたり削除したりありまして、ちょっと一致しておりません。このページは、まだお手元のところにはございません。ご了承ください。

事業をはじめるまで

まず、私ども、なぜこれを狙ったか。私、簡単に、略歴というほどでもないんですけれども、前職はAOLジャパンにおりまして、アメリカのEコマースの隆盛をつぶさに見るチャンスが結構ありまして、こういう分野で起業をしてみたいと思いました。その中で、狙った分野をいろいろ絞っていく際に、まず、自分自身が販売するんじゃない分野をと考えました。先ほど、Tシャツのご商売のご紹介もございましたが、私ども自身、倉庫もなければ、仕入れルートも何もない状態、インターネットだけの会社ですので、そういうわけで、アメリカで言うところのインフォミディアリという業態に絞ろうと。販売ではなくて、いわゆる情報の仲介業という分野ですね。
次に、分野として、ネットユーザーに親和性が高い市場を狙おうというポイントがございました。インターネットユーザー、やはりその当時、まだ人口構成的にも男性が主流、30歳前後というようなところでですね。
3点目が、私ども、どうせやるからには、売り手、買い手、双方にメリットがあるウィン・ウィン関係を作れるような仕組みのビジネスプランをということで、いろいろプランがあったんですが、その中で、自動車流通の世界は非常に高コストで、営業生産性が非常に悪くて困っているという情報と、あと、ユーザーのほうの意識が変わってきているという情報とを組み合わせて、このインフォミディアリでいいのではないかと。もちろん、アメリカの事例もかなり研究いたしました。

オンラインならではのコンペリング・リーズンと書かせていただきましたが、コンペリング・リーズンという言葉は、日本語に訳せば、もう使うしかないほど便利というような理由と。要するに、消費者として、オンラインユーザーである限りは、オフラインかオンラインかのチョイスが与えられたときに、いわゆる、もうオンラインを使わなきゃアホじゃないかというぐらい便利でなくちゃいけないというものを少なくとも狙える。私どものサービスはまだそこまで行っていないんですけれども、少なくとも将来的に狙っていける見通しのある分野というところを考えました。

そして、まだその分野でプレーヤーが少なくて、これからでもナンバーワンになれるチャンスがあるというところで幾つかの分野を考えまして、最後には自分の興味、趣味の問題もあったんですけれども、自動車オンライン見積り仲介サービスというものを私どもの第1号のテーマにしてみました。
そういうわけで、去年の2月に創業して、6月ぐらいから実際にビジネスプランをきちっと決めまして、この分野に決めまして、約半年間でデータベースを整理して、12月に、まず、情報のところだけ、コンテンツのところだけ
Yahooさんの中でオープンしまして、そして、今年の2月から、念願のオンライン見積り仲介サービス、NetDealersをオープンさせていただきました。

日本におけるインターネット自動車流通の可能性



このNetDealersといいますか、インターネット自動車流通の可能性について、ビッグピクチャーをちょっと見てみました。インターネット人口は、いろんな統計がございますが、約1,400万人。今年中には 1,700万人まで行くんじゃないかと言われております。その中で自動車を持っている方、自動車オーナーの方は結構多いです。これも推定なんですが、約70%近くはいるんじゃないかということで、ざっくり言って1,000万人の自動車オーナーが既に電子メールなりWebを使っていらっしゃるということでございます。その中で、自動車の買い換えサイクルを10年に1台としましても、100万人が、毎年、この中から買い換えている勘定になります。その100万人の方の中で、例えば10人に1人が、こういうサービスがあるということをお知りになって利用されれば、10万人ですね。10万人がネット見積りサービスを利用すると。そのうち、4万人が成約すれば、成約率40%なんていうのはちょっと高すぎるんですが、ちょうど1%、自動車の1%が、こういうネット見積りサービスを経由したと。日本の今の乗用車市場が400万台強と言われておりますので、その1%がネット上に移行するということですね。

下のほうにちょっと書きましたように、車種別の人気にかなり偏りがありまして、例えば、アルテッツァとか、スバルのレガシーとか、そういう人気車種については、より高いシェアも、もう今年から見込めるんじゃないかというふうに、私どもは、多少の期待も込めまして、去年の12月ぐらいから加盟ディーラーさんの募集に入りました。現在のところ、こういうような数字は全然出せておりませんで、非常に苦労しておるところは事実でございます。その辺は、また後ほどご覧にいれます。

日本で、今年、非常に多くの会社がこの分野に参入しております。先ほどの ISIZEさんの中にも、ISIZEカーライフがございますし、クイックさんとか、アスキーのやっているカー24とか、あと外国勢で、まだ来ていませんけれども、オートバイテルも、「来る、来る」といって、いつ来るんだろうなという、いまだに噂レベルなんですけれども。そうこうしていたら、寝耳に水といいますか、私もびっくりしたカーポイントさんからの事業買収のご提案等をいただきまして、カーポイントさんもこの秋にやってまいります。というわけで、プレーヤーがかなり揃ってまいりました。これは、業態は、似て非なるものがございまして、必ずしも十把一絡げにはできないんですが、何らかの形でインターネットを利用した自動車販売に関わるという意味では、こういうプレーヤーが増えてきたと。プレーヤーが増えると、それは市場が形成されるということになりますので、これは決して、おびえるというよりは、むしろ好ましい傾向だと考えております。

日本にも新しい波の到来



平成11年 6月 8日(火曜日)講演に基づく
禁無断複製/転載/引用
(C)西川 潔(株式会社ネットエイジ)


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