第3回 デジタル&ネットワークマーケティングセミナー
第3回 デジタル&ネットワークマーケティングセミナー
第3回 デジタル&ネットワークマーケティングセミナー講演録
メディア事業から本格Webマーケティングサイトへ
株式会社リクルート ISIZE編集長 大庭 広巳氏
平成11年 6月 8日(火曜日) 講演
講演録
MixJuice…実験時代
ISIZEへの転換
ISIZEのビジネス展開
質疑応答
[要旨]
1.MixJuice…実験時代
- MixJuiceの目的
今後のデジタル化に向けて、紙メディアがリプレースされてしまうのではという危機感から、コア部分の事業をどのようにネット上で展開できるのかを先駆けて探る。 - 形態

- 情報誌ブランド(紙媒体)の補完。紙のブランドを踏襲し個別の商品を別々に掲載。
- ネット単体ではビジネスモデルを持っていない。
- 個人の情報のデータベース化は分散型で、各領域ごとに蓄積されていただけ。
2.ISIZEへの転換
- MixJuiceの結論
紙のメディアのユーザーも増加。紙のメディアのユーザーがネット利用後、また紙に戻ってくるという、想像とは逆の相乗効果的にユーザーを増やすという結果に。 - ネットユーザーの傾向

- 情報誌は単純な網羅型…そこで情報を検索して自分でアクションを起こす。
- ネットユーザー…直接自分で選ぶだけではなく、より深いファーザーインフォメーションがほしいというOne Stopの意向が上がってきた。
- ブランド認知率が低い…認知率が70%から80%のブランドもWeb上では20数%など、これまでの個別のブランドがネットの世界では役立たない。
- ISIZEの狙い

- ネットならではのビジネスを構築
実験というフェーズからビジネスにスタートアップしたのが ISIZEのポイント。 - コミュニケーションの一本化
これまでバラバラな領域でコミュニケーションしていたものを、統合的なメディアマネジメントでブランドを統一し、ユーザーとのリレーションパスを構築。 - 行動プロセスのカバーの拡大
単純な情報の比較検討だけにとどまらないサービスのカバー。One Stop化。 - 情報領域の拡大
Daily 性の向上。ローコストで立ち上げていけるビジネスにトライする場を作る。おみくじ型コンテンツ以外のもっとDailyな領域でのビジネスチャンスを探る。
- ネットならではのビジネスを構築
3.ISIZEのビジネス展開
- ユーザーの属性…男女比1対1に。MixJuice時代は男女比7対3で女性の増加が顕著。
- ページビュー…現在はデイリーで 700万~800万ページビュー。(1999年3月現在)
ISIZEのコンセプト
- 社会的役割…ベースはユーザーのニーズに応えていく。アクセスした消費者が自分らしい生活をデザインできるようなメディアを目指す。
- ビジネス…ユーザーのニーズをベースにしたビジネス機会の創出。自分たちの提供できるサービス、競争力、利益の源泉がどこにあるのかを分析し、各領域ごとのビジネスサービスを考えていく。ISIZEとは、Iとsizeをつけた造語。「my size」。
ビジネスの4つの軸
広告事業/ニーズマッチング事業/EC支援事業/MDS事業
ニーズマッチングビジネスのモデル Recruit ISIZE Travel
海外のパッケージツアー中心に、ホテルとレンタカー,航空券の買えるサイト。
- ISIZE Travelのビジネスモデル
よりコストダウンを実現するトランズアクション型のニーズマッチングビジネス。
製販分離…形態は旅行代理店業だが位置づけは販売支援のプラットホーム。
顧客情報…顧客情報の収集、フィードバック機能を強化し、より効率的な販売支援を目指す。
EC支援ビジネスの狙い
One Stop化の必然性から、情報の流通からユーザーのリクエストがきちっと把握できる構造をISIZEへ持ち込む。ポータルを狙うのではなく、その領域に関心を持って訪れてくれた個人へのナンバーワンのサービスの提供を目指す。現在展開している15シーンの領域間のシナジーも作っていく。
EC支援ビジネスのモデル ISIZE BOOK
BOOK CLUBの本屋さんとパートナーシップを組み、ISIZEはゲートウエイ、フィルメントの部分はBOOK CLUBが担うという形態。
- ユーザーとのリレーション
ユーザーとのリレーションの中から次のビジネスの展開を探る。、ユーザーのリクエストをアプロードさせて新しいビジネスにつなげていく場を作ったという段階。
Recruit ISIZEの今後の展開
第一に各領域におけるユーザーとのコミュニケーション、ユーザーのリクエストをどうアンテナに結び付けていくかという装置づくり。次に領域間のシナジーセットアップの方法。各領域ごとのイベントとしてのコミュニティないしはメーリングというユーザーとのリレーションが継続的につながっていくようなものを、どう中に組み込んでいくのかといったことを課題として、ISIZEを展開。
平成11年 6月 8日(火曜日) 講演に基づく
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(C)大庭 広巳(株式会社リクルート)
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