第3回 デジタル&ネットワークマーケティングセミナー
第3回 デジタル&ネットワークマーケティングセミナー
第3回 デジタル&ネットワークマーケティングセミナー講演録
問題提起:本格的デジタルマーケティングの時代に・・・
株式会社ドゥ・ハウス 代表取締役社長 稲垣 佳伸氏
平成11年 6月 8日(火曜日) 講演
・講演録
アメリカと日本のインターネット市場の比較
発信する生活者の登場
女性インターネットユーザーの増加
新しい問題提起
[要旨]
1.アメリカと日本のインターネット市場の比較
日本アメリカ
人口比12,500万:26,300万(日本:アメリカ)
インターネット人口比1,500万:8,000万(人口比:2.53倍)
広告費5.8兆円:30兆円(人口比:2.46倍)
インターネット広告費150億円:2,400億円(人口比:7.60倍)
小売り総額150兆円:252兆円(人口比:0.80倍)
インターネット販売(B to Cのみ)2,000億円:2兆円(人口比:4.75倍)
・インターネット広告の格差の理由
アメリカでは事業がインターネット広告というマーケットをひとつのエネルギーにして立ち上がるが、日本の場合は、アメリカのような大赤字巨大ドリームという事業はまだまだ育たない。
・インターネット販売
2002年には日本のインターネット販売市場が2兆円ぐらいになるという観察もある。
2.発信する生活者の登場
・これからのホームページ
今後、これまでのビジネスモデルをそのままインターネットに持ち込むのではなく、インターネットもしくはデジタルネットワークならではの企業と生活者や消費者とのコミュニケーションを、広告や販売に組み込んでいくことが必要になってくる。ホームページが企業の情報を発信する場である時代は終わり。
・発信する生活者
これからの生活者は「私のことをもっと知ってと願って」いて、企業へ「逆発信」してくる。ホームページはメディアを持たない生活者の発信装置であり、企業が発信するメッセージは「生活者の発信を即すもの」でなくてはならない。
3.女性インターネットユーザーの増加
iMiネットにおいて女性入会者の比率が、当月ベースだが昨年の秋口から上回ってきている。アメリカでは、当月ベースでいろんなWeb等への女性のサブスクライバーの率が50%を超えてきたのは2年前。日本はそれほど遅れてない。一般的に女性が動くときにはマーケットが動くというが、「インターネットをやっている人は特殊な人」という見方は、女性の比率の増加とともに減ってきているのでは。
1,500万人のインターネットユーザーはWiredな手を持つ生活者。手を結ばない理由はない。
4.新しい問題提起
・顧客間インタラクション
今年、来年あたりから、膨大な発信が生活者から企業のほうに飛んでくると予想される。それに備えて、顧客間インタラクション、つまり、顧客同士が助け合い教え合う場を作る必要があるのではないか?そういうインターフェイスを1個用意しないと、企業のの窓口はパンクしてしまうのでは。
・アナログのためのデジタル
デジタルコミュニケーションというのはアナログのためにあると考えるべき。例えば、従来の流通を超えた、店先の生活者数万人とメーカーがダイレクトに対話をする仕組みを、デジタルを利用して作れば、もっとダイナミックなマーケティングが可能になる。
・新しいコミュニケーション
生活者から企業のに向かうという新しいコミュニケーションを、どのようににマーケティング・プロセスに取り込むかがこれからの課題。
平成11年 6月 8日(火曜日) 講演に基づく
禁無断複製/転載/引用
(C)稲垣 佳伸(株式会社ドゥ・ハウス)
次回のセミナーのスケジュールやサイバービジネスの最新動向は、「サイバービジネスの法則集お知らせメール(登録無料)」でお届けしています。講演や受託調査も行っていますのでお問い合わせください。
