第3回 デジタル&ネットワークマーケティングセミナー
第3回 デジタル&ネットワークマーケティングセミナー
第3回 デジタル&ネットワークマーケティングセミナー講演録
問題提起:本格的デジタルマーケティングの時代に・・・
株式会社ドゥ・ハウス 代表取締役社長 稲垣 佳伸氏
新しい問題提起
たまたま、慶応大学の国領先生ですか、顧客間インタラクションという、なかなか魅力的な言葉でいろいろご説明をしてくれていますが。これもインターネットならではの新しい仕組みかなと。申し上げたいことは、これは仮説ではありますけれども、今年、来年あたりから、膨大な発信が生活者から企業のほうに飛んでくると思います。特にこの50年、ブランドマーケティングに成功をした企業であればあるほど、デイ1万通だとか、デイ3万通とか、そういうオーダーのメールを、注文であれ、質問であれ、たまにはお叱りであれ、様々なメールが生活者のほうから飛んでくるのかなというふうに思っていまして、そんなときに、やっぱりこの入り口に何らかの、顧客同士を、もう自由に会話させてしまうというね。うっかり会話させますと罵詈雑言が飛んでまいりますよね。それはそれでいいんじゃないかということで、そういうインターフェイスを1個用意しないと、企業のほうの窓口はパンクするんじゃないんですかという問題提起ですね。新聞で見る限り、例えば、デル・コンピューターが顧客同士を横につなぐということが始まっていますよね。顧客同士が助け合う、顧客同士が教え合うと。そんなような、ちょっと防衛的な話ですけれども、こういうモデルを組み込んでおかないと、ホームページで全部受けてやるなんてやりますと、えらいことになるのかなというふうには思っています。

あとは、「デジタル、デジタル」と言っていますけれども、要するにここで申し上げていることは、例えば、メーカーを主語にして申し上げますと、とにかくアナログもデジタルもなくて、やっぱりデジタルコミュニケーションというのはアナログのためにあるというふうに理解しようとしています。要するに、アナログかデジタルかという話ではなくて、アナログのためのデジタルという、そんなふうに組み立てしてみたらどうかなと思っていまして、例えば、通常のマーケティングプロセスでいいますと、お店の先の生活者数万人とメーカーのポジションでダイレクトに対話をする仕組み。やれば簡単にできるんですね。従来の取引先の流通業や卸の方にもそんなに気を使わなくていいし。言葉を換えれば、周辺のマーケティングに貴店と共に働くAコーポレーションという、こういう姿で演出することができるのかなと思っています。たぶんメーカーは、今、流通業からのいろいろな情報の突き上げが大変だと思うんですが、お店の先をきちんと押さえて、そことのダイレクトなコミュニケーションを万人単位と簡単にできるわけですから、やっていけばお店の役にも立つし、もっといい意味でダイナミックなマーケティングができるのかなというふうに思っています。
申し上げたいことは、やはり新しいコミュニケーションですね。生活者のほうから企業のほうに向かってくる新しいコミュニケーションが発生しているんじゃないのかなと。

ここを、今後、どういうふうにマーケティングの中で取り込むのかという話じゃないかなと思っております。
以上、ちょっと1、2ページ端折っておりますけれども、こんなあたりを根っこに据えてもらって、きょう、約数時間ですけれどもお過ごしいただけたらというふうに思っております。
平成11年 6月 8日(火曜日)講演に基づく
禁無断複製/転載/引用
(C)稲垣 佳伸(株式会社ドゥ・ハウス)
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