富士通総研

第3回 デジタル&ネットワークマーケティングセミナー


第3回 デジタル&ネットワークマーケティングセミナー


第3回 デジタル&ネットワークマーケティングセミナー講演録

問題提起:本格的デジタルマーケティングの時代に・・・
株式会社ドゥ・ハウス 代表取締役社長 稲垣 佳伸氏


発信する生活者の登場



広告にしても販売にしても、これまでのビジネスモデルをそのままインターネットに持ち込んだという話じゃないかなと思っています。ですから、これはこれで今後とも成長すると思うんですが、その話は置いておいて、インターネットもしくはデジタルネットワークならではの企業と生活者や消費者とのコミュニケーション、そこら辺に、きょうは問題意識を全部合わせておきたいなと思っています。

企業は受信、生活者は発信



1つ、2つ、私たちがiMiネット等をやって感じていることですが、やっぱり、問題提起ではございますけれども、こちらが企業、こちらが生活者と考えたときに、もう、皆様お分かりだと思いますが、ホームページを立ち上げてって、よく聞く言葉ですね。何であれだけ立ち上げるのかと思うんですが。あれは作るものでいいと思っているんですけれど。ホームページを立ち上げておらが会社の情報を世界に向けて発信なんてね。そんなような楽しい言い方が通用した時代はもうぼちぼち終わりで、やっぱり、Webに代表される企業のページはどちらかというと、生活者からの逆発信という言葉であったり、参加というコミュニケーションモデルを中に入れ込んだり、もしくは、企業を知ってくれじゃなくて、逆で、私のことをもっと知ってと願っている生活者ですね。この3つぐらいの言葉で、大きなうねりとしては、生活者から企業へという、こういうコミュニケーション・ダイナミックスの中で組み立てをやるのが正しいんじゃないのかなというふうに問題提起したいと思っています。

発生する生活者たちが大量登場

発生する生活者たち



女性インターネットユーザーの増加



それから、iMiネットも3年になりますけれども、昨年の11月、iMiネットの話です。iMiネットの当月の登録者がございますね。毎月数千人の方が登録してくれるんですが、その女性の比率が、単月ベースですが、昨年の秋口から51%のとか52%とか、実は、上回ってきているんですね。これは重要な変化の兆しかなと思っています。一般論でいいますと、一般的に女性が動くときにはマーケットが動くと、そんな言い方が成立すると思いますので、この兆しは要注意というふうに思っています。

昨日、たまたま、後ほど出ますモレティさんとお食事をご一緒してその話をしましたら、彼も大変関心を持っていまして、アメリカは確か2年前だと。当月ベースでのいろんなWebや、そういったものへの女性のサブスクライバーの率が50%を超えてきたのは2年前ですよという話がありました。今はと言ったら、いろいろなWebサイトがあるけれど、女性の比率は60%を超えているらしいです。いろいろなWebですね。アメリカのケースですね。ですから、「あっ、それくらいしか」、簡単に言うと「遅れてないのか」という話ですね。いいところまで来ているというふうには思います。

もう、iMiネットを始めた3年ほど前は、よくあった会話です。「電子メールをやるような人は、特殊な人じゃないかね」という、週に一遍ぐらいそういう質問をする方に遭遇しましたが、さすがに、この女性が50%を超えたのと時を同じくして、昨年の秋口ぐらいからこの質問は相当減ってきました。今年、年明けてからお一人だけです。「インターネットをやっている人は特殊な人だ」っておっしゃったのは、たった一人でございましたね。

半ばジョークですが、皆様方も、仮に社内的にそんなマネジメントの方でもいたらということですが、最近、私がよく使う言葉は、インターネットやっている人、ただの生活者ですと。ちょいと元気ではありますと。ジョークなんですが、そんなことよりも、毎週ゴルフやっているほうがよっぽどおかしいと思います。そちらのほうが生活者のターゲットとしては、むしろおかしいんじゃないですかと。そんなような、ちょっと生意気な言い方をしながらクライアントの方たちに、デジタルネットワークの大切さですかね、そんなことを訴えています。

何故直接手をつながない



言葉で言うとここに書いた通りでございまして、1,500万人いるんですよと。しかも、全員が Wiredな手を持っていましてねと。皆さんの企業のそこまで伸びているんですよ。この方たちと手を結ばない理由が分かりませんという、そういう言い方に切り替えています。結ばない理由を教えてくださいと。私には分かりませんと。そんな言い方をしております。

平成11年 6月 8日(火曜日)講演に基づく
禁無断複製/転載/引用
(C)稲垣 佳伸(株式会社ドゥ・ハウス)


次回のセミナーのスケジュールやサイバービジネスの最新動向は、「サイバービジネスの法則集お知らせメール(登録無料)」でお届けしています。講演や受託調査も行っていますのでお問い合わせください。