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富士通総研

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第2回 デジタル&ネットワークマーケティングセミナー


第2回 デジタル&ネットワークマーケティングセミナー


第2回 デジタル&ネットワークマーケティングセミナー講演録

アートネイチャーの場合
− 新しいホームページが立ち上がるまで −
株式会社アートネイチャー 広告営業企画部 藤田 経公 氏


今後の課題

結局、「インターネット、インターネット」と言いますけれども、最終的に。
例えば、インターネットの話ではないんですが、私どもの会社でも、例に漏れず、何年か前OA化というのを進めまして、ホストコンピューターを核として各現場に端末を置いてコンピューター化を進めたんですが、コンピューター化を進めますと、仕事の流れの不具合なところが見えてくるという。逆に言うと、仕事あるいは伝票の流れといいますか、そういうものがきちっと整備されていない会社でOA化をなまじ進めると、どんな目に遭うかということを、当時、担当者として実感していまして。

インターネットでも、今、似たような感じを持っているんですが、「インターネット、インターネット」と言葉が先行していますが、結局、インターネットというのもお客様と企業をつなぐメディアのひとつにすぎないわけで、最終的には、企業の意識というありきたりな言葉をここに書きましたけれども、お客様のためにどれだけこまめに動けるかとか、あるいは、どうやったらお客様が喜んでくださるかとか、そういう非常にアナログ的な世界、アナログ的なと言ってもいいんですが、そういうところに行っちゃうんじゃないかなと最近つくづく感じています。

これもある現場にあったことなんですが、本当に笑い話みたいな話なんですけれども、メールにはメールで対応してねと言い続けたら、ある関西のほうの支店なんですが、メールが来たら郵政省メールで対応していたんですね、何の疑いもせず。「なに、切手張って郵便出してるの」と言ったら、「うち、パソコンがありませんから」と非常に当たり前のことを言われてびっくりしたんですが、これがいわゆる電子メールで返事を書くよりも成果を上げているということに、またびっくりしまして。

考えてみると、今、インターネットに入っている人間というのは、自分も含めましてそうなんですが、こっちが要求するまではちょっと放っておいてほしい。例えば、どこかの企業へ行ってカタログ請求する。こっちが更にそれ以上のことを要求しない限りは放っておいてほしい。電話なんかはしてほしくないし、営業マンなんか絶対に寄こしてほしくない。ただし、ある程度向こうを信じて共感が築かれますと、ものすごいおしゃべりになっちゃう。ですから、非常に臆病な寂しがり屋がインターネットの世界には多いんじゃないかと。そういう人たちに対して手紙を出す、メールではなく郵政省の切手を張るメールを出すというのは、これが意外と効果を上げている。

だから、最終的に、私どもの上のほうでは、役員の方なんかに、インターネットはそろそろブームも終わりかけているんでしょ、とか言われて愕然とすることはあるんですが、「インターネット、インターネット」という言葉、ホームページ、あるいはサイトとか、Webサイトとか、サイバー何とかとかいう言葉にびびっちゃって、あるいは妙な思い入れをしがちですが、特殊なメディアなんだとか、そういう思い入れを全然する必要はなくて、とにかく基本的に、for youというか、きめの細かさとか、書いてありますけれども、お客さんのために何をしてあげたら喜ぶかという非常に基本的な企業人としての姿勢があれば、別にインターネットは恐るるに足りないのかな。

もちろん、2番目に書きましたけれども、ある程度基本的なパソコンの使い方ぐらいはできなければいけない。これもある女の子に、「あなたは日本語の入力は何入力」と言ったら、その子はしばらく考えて、「キーボードから入力します」と言われて愕然としたことがあるんですけれども、本当に笑い話みたいですけれどこういう本当の話があるんですね。僕は、当然皆さんはお分かりだと思いますが、ローマ字入力かカナ入力かを聞きたかったんですが、しばらく考えて、「あのキーボードで入力します」というふうに真面目に答えられて、「あっ、わかった」というふうに返事したんですが、その子のレベルはそれで分かりましたので。それはやっぱりちょっと困りますので、ある程度基本的なパソコンの使い方ぐらいはできなければいけない。

今、私が、例えば盲腸だの交通事故だので入院しますと、その間に万が一何か事故が、不慮のことがあればうちのホームページはパタッと止まっちゃいますし、やっぱりそれでは心許ないので、ある程度の人材育成というのはしてほしいな。
企業の理解というものは非常にやっぱり基本的に大事という、インターネットに全然関係ない、非常にベーシックなアナログ的なことを最近はしみじみと実感しているんですが。

一応そういうことで、私どもは、今でも私が責任担当者となってホームページをずっと運営しているんですが、今後やりたいことが実はまだまだいっぱいありまして、街でティッシュを配るよりもCDを配るほうがそろそろ安くなるんじゃないかという時代にも来ていますので、これもうまく利用すれば、ホームページというのは今後まだまだ可能性はあります。ですから、そういうことをまたこちらでお伺いして勉強をするなり、皆さんと勉強をするなりということはしてみたいと思うんですが、これが初めてホームページを担当させられる初心者としての私の経験談、感想というもので、皆さんのお役に立てれば幸いです。以上です。

平成10年12月7日(月曜日)講演に基づく
禁無断複製/転載/引用
(C)藤田 経公 (株式会社アートネイチャー)


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