インターネットショッピング調査
インターネットショッピング調査
5.インターネットショップのプロファイル
5.1 ショップの運営状況
昨年4月以降に開始したショップが約半数。個人ショップが4割
今回アンケートに回答したショップのサービス開始時期は、98年4月~9月が一番多く(28.1%)、ついで98年10月~99年3月(16.4%)と、昨年4月以降開始のショップが約半数を占める。NRIサイバービジネス・ケースバンクのデータと比較すると、今回の調査対象は新規開始店舗の比率が高く、「まねき猫」登録ショップの偏りを反映している。従って、この調査結果はあくまでケーススタディであり、日本のインターネットショップ全体の傾向を示すわけではないことを予めことわっておく。
回答ショップの運営形態としては、株式会社が32.2%、株式会社以外の法人30.1%、個人37.7%で、法人対個人の比率はおよそ6:4であった。インターネットでの販売を専業とするショップの比率は全体で16.4%だが、個人運営の専業比率は25.5%で、新たにインターネットショップで開業した個人の存在を表している。



運営体制
運営人数は、回答ショップ平均で専任者1名、兼任者1.6名。自社でサーバーを持っているショップは6.8%しかなく、ほとんどはレンタルサーバー等を利用している。一方、ホームページの作成を外部制作会社に任せているケースは8.2%しかない。



ショップの取扱商品は食品・飲料・酒類が多い
ショップの取扱商品で一番多いのは、食品・飲料・酒類(39.0%)、ついで衣類・靴・アクセサリー(29.5%) 、ギフト(29.5%)の順となっている。

運営者が考えるショップの個性は「親切な対応」
運営者が考える自社ショップの個性としては、「オリジナル商品(56.8%)」、「低価格(51.4%)」、「商品の種類が豊富(45.9%)」ということよりも、「対応が親切(74.7%)」を挙げたショップが最も多かった。この傾向は、株式会社、株式会社以外の法人、個人の順で強くなり、個人ショップでは85.5%が「親切な対応」を個性と考えている。

5.2 ショップの経営状況
アクセス状況
ショップの経営状況についてアクセス、売上、収益の3つを調査した。まずアクセス状況だが、トップページの月間アクセス数は回答ショップ平均で8,602件であった。月間40万件ものアクセスを誇るショップもある反面、一方で月間500件未満 (1日20件以下)のところも16.4%あり、人気ショップとそうではないショップの差は大きい。月間平均注文数も平均は55件だが、多いところでは1000件を超えている。


売上状況
回答ショップの平均月間売上高は709,726円であった。運営形態別に見ると、法人では売上50万円以上のショップが3割以上(35.2%)あるのに対し、個人ショップでは18.2%しかない。
また、今後の売上高の見通しについて増収(98年=100とし、今後100より多い)と答えたショップは9割を越えており、全般的にかなり明るい見通しをもっていることがうかがえる。しかも、98年の2倍以上の売上増を見込むショップは45.9%にものぼる。



収益状況
回答ショップのうち、98年の単年度収支が黒字だったところは約4割(39.0%)に達している。運営形態別に見ると、法人は黒字(40.7%)のほうが赤字(28.6%)より多い反面、個人では赤字のほうが多くなっている(黒字36.4%、赤字38.2%)。


