富士通総研

第8回インターネットユーザ調査


第8回富士通総研インターネットユーザー調査


結果要旨

2. 結果要旨

高速・常時接続ブロードバンド利用者は14%、高い今後の利用意向

インターネット・ユーザーが現在、自宅で利用している回線の種類は、「一般電話回線 44.8%」「ISDN(ダイヤルアップ接続)21.8%」と、ダイヤルアップ回線が合わせて66.6%にのぼる。一方、高速ではないが常時接続の「フレッツISDN」が15.7%存在し、「ADSL 1.0%」「CATV会社のケーブル 12.1%」「OCN、マンションLANなどの専用線 0.8%」を合わせた完全な高速・常時接続のブロードバンド回線の利用者は合わせて13.9%であった。ダイヤルアップ回線利用者にブロードバンドの利用意向を聞くと、「利用を検討中26.5%」「いずれ利用したい57.2%」を合わせて利用希望者は83.7%となる。ダイヤルアップ回線利用者の希望するブロードバンドの月額利用料金は、回線とプロバイダー料金を合わせて平均3102円だった。

自宅の接続回線の種類と今後の傾向



ブロードバンド移行のネックは「料金」

一般電話回線またはISDNダイヤルアップ利用者がブロードバンド移行のネックと考えていることのなかでは、「料金が高い」が66.2%と圧倒的に多く、次いで「手続きや工事が面倒 37.7%」「自分の地域では利用不可能、または利用できるか不明 28.8%」「今のプロバイダーを変えずに済ませたい 27.7%」などであった。最近はじまったADSLの値下げにより、ブロードバンドへの移行は加速すると考えられる。

ブロードバンド・ユーザー:接続時間、頻度、ブロードバンド・コンテンツ利用で突出

ADSL、CATV会社のケーブル、OCN、マンションLANなどの専用線を利用するブロードバンド・ユーザーの特徴を見るため、回線種類別にインターネットの利用スタイルを分析してみた。結果として、ブロード−バンド・ユーザーとフレッツISDNユーザーは、Webアクセス頻度と週当たり平均接続時間、ビデオや音楽などブロードバンド・コンテンツの利用で他のユーザーを大きく上回った。一方、ブロードバンド・ユーザーは携帯電話でのインターネット利用とオンラインショッピングの利用率が他のユーザーより低いのに対し、フレッツISDNユーザーは、これらについても他のユーザーより利用率がかなり高い。インターネットの利用に積極的な先進的ユーザーが、フレッツISDNの本格展開がはじまった2000年時点で、こちらに移行したものと推測される。

自宅の回線種類別利用スタイル



価格比較サービスや口コミ商品評価サービス、「今後利用してみたい」

企業が一方的に商品の仕様や価格を決定し、消費者に販売するというこれまでの力関係を消費者側に傾ける可能性を持つ新しい“消費者主導型サービス”として、オンラインショップの実売価格を比較できる「価格比較サービス」、商品やオンラインショップ関するほかの消費者の口コミ評価や専門家のレビューを見られる「商品・ショップ評価サービス」、消費者が企業に商品開発のアイディアを出す「商品開発サービス」、需要に応じて価格が決まる「オークション」を取り上げ、その利用状況を調査した。結果として、サービスを提供するWebサイトの数がまだ少ないため、最も利用率の高い「オークション 43.7%」以外、いずれも利用率は4割未満となったが、今後の利用意向は、ほとんどのサービスで5割以上と高い。

オンラインショッピング:半年間の利用回数の増加が続く

オンラインショッピングは70.3%が経験している。この半年間でのショッピング回数は3回以上が半数近く(49.7%)を占める。半年間の平均ショッピング回数は、最近4回の調査で一貫して増加し、1999年9月調査時の2.6回から2001年3月には3.6回となった。