第6回インターネットユーザ調査
第6回富士通総研インターネットユーザー調査
調査結果3(高速インターネット接続)
3.3 高速インターネット接続
携帯電話によるインターネット接続と並んで、新たなインターネット環境として注目を集めているのがケーブルなどによる高速・広帯域(ブロードバンド)回線である。なかでも、最近利用可能な地域が増えつつある、接続時間にかかわらず一ヶ月あたり定額の料金で利用できる定額・高速インターネット接続は、普及すればユーザーのアクセス行動を大きく変える可能性がある。定額・高速インターネット接続の利用意向と、普及のあかつきに利用が拡大すると予想されるサービスの種類などを調査した。
現在は一般電話回線が6割、定額・高速回線利用意向は8割近く
自宅からインターネットに接続する際の現在の回線種類は、「一般電話回線(60.0%)」と「ISDN(28.3%)」で9割近くに達し、定額料金の「ケーブル」、「専用線」と答えたユーザーは合わせても5.8%と極めてマイナーである。しかし、今後の利用意向では、大多数が「利用してみたい(77.5%)」と回答している。

定額・高速インターネット接続料金は月3500円が適当?
電話会社やCATV会社などが提供する定額で高速のインターネット接続サービスが話題になっているが、このようなサービスについて、ユーザーはどれくらいの料金が適当と考えているのか。払ってもよいと考える月あたりの値段をたずねたところ、「3,000円未満(60.9%)」と「3,000円以上5,000円未満(34.9%)」で9割を越え、全体平均は月額3,360円となった。現状の定額・高速インターネット接続の料金が回線、接続サービスを含めて5,000円から8,000円程度であることを考えると、まだ料金の高さが普及のネックといえそうだ。
趣味・娯楽目的での週あたりのアクセス時間によって、ユーザーの回答の平均値を比較してみると、アクセス時間の長い人ほど高く払ってもよいと考えている。逆に、料金を気にする人はアクセス時間を制限しているため、利用時間が伸びていないのかもしれない。

高速インターネット接続の用途:ソフトや音楽ダウンロードが人気
高速インターネット接続があったら、どんなサービスを利用したいかをユーザーに聞いたところ、無料サービスとしては「フリーソフトのダウンロード」、「ニュース視聴」、「曲のダウンロード」が最も人気が高かった。「観光地や宿泊施設の紹介ビデオ」、「ミュージシャンのプロモーションビデオ」、「映画の予告編」などを選ぶ人も半数以上となった。また、有料サービスとしても、「ソフトウェアのダウンロード購入」、「映画や過去のTV番組」、「音楽CDのダウンロード購入」は、半数近くの人に支持されている。こうしたことから、高速インターネット接続は、デジタル商品や余暇・娯楽関連商品の効果的なマーケティング媒体になりうると予想される。


