第6回インターネットユーザ調査
第6回富士通総研インターネットユーザー調査
結果要旨
2.結果要旨
携帯インターネット利用は3人に1人。そのうち半数はメール機能のみ
調査対象者(PCインターネット・ユーザー)のうち、8割近く(77.0%)が携帯電話またはPHSを所有しており、そのうち34.6%が、それらでインターネットにアクセスする「PC/携帯インターネット・ユーザー」である。ほかに23.1%が、携帯電話・PHS間のみで使えるショートメール等のメール機能を利用している。
携帯電話・PHSによるインターネット機能には、PCとやり取りができる「インターネット・メール機能(携帯電話、PHS間のみのメールは含まない)」と、iモード、EZWebなどによる「情報サービスまたはWebアクセス機能(携帯Web)」があるが、PC/携帯インターネット・ユーザーには、インターネット・メール機能しか使っていない人が半数以上(55.7%)もいる。
PCと携帯電話のメール一括管理はまだ少数
携帯電話・PHS間だけで利用する形態のものを含めると、携帯電話・PHS所有者のメール機能利用率は56.3%となる。内訳は、携帯電話・PHS間のみのメール利用者が23.1%、PCとやり取りできる「携帯インターネット・メール」の利用者が18.4%、この両方の利用者が14.8%である。現状ではPCと携帯電話・PHSのメールを統合して一括管理する人は少数派で、PCのメールと携帯のメールを別個に使い分ける人が多い。

PC/携帯インターネット・ユーザーは仕事利用が多く、アクセス頻度が高い
携帯インターネット・メールの利用者および携帯Webのユーザーは、携帯電話・PHSを「主に仕事用」、または「個人用と仕事用の半々」と仕事がらみで使っていることが多く、PC・携帯からの電子メールのアクセス頻度、Webのアクセス頻度が全体に比べて高い。また、有料のメール・サービスや有料Webサイトの平均加入数も全体より高い。PC/携帯インターネット・ユーザーには、仕事がらみのインターネット・ヘビーユーザーが多いと考えられる。
定額・高速インターネット接続:高い利用意向。料金が普及のネック
ケーブルやADSLなど、接続時間にかかわらず一ヶ月あたり定額の料金で利用できる高速・広帯域(ブロードバンド)のインターネット接続は、普及すればユーザーのアクセス行動を大きく変える可能性がある。ユーザーが自宅から接続する際の現在の回線種類は、「一般電話回線」と「(定額料金ではない)ISDN」が9割近くを占めるが、利用意向では、8割近く(77.5%)が高速・定額インターネット接続を「今後利用してみたい」と回答している。しかし、ユーザーが払ってもよいと考える月あたりの料金金額は、「3,000円未満」、「3,000円以上5,000円未満」とする回答が9割を越え、全体平均は月額3,360円となった。現状の高速・定額インターネット接続コストが回線、接続サービスを含めて5,000円から8,000円程度であることを考えると、まだ料金の高さが普及のネックといえそうだ。
生活関連サービス:利用経験者は増えたが、全体的にはまだ少ない
インターネットを通じて提供される生活関連サービスのなかでは、「銀行関連(口座開設、残高照会、口座からの振込み)」の利用経験者が13.6%で最も多く、次いで「クレジットカード関連(新規発行申込み、請求額照会など)」、「不動産物件探し」、「保険関係(見積り依頼など)」となった。これらのサービスの利用経験率は、1年前の調査時と比べておおむね増えており、とくに業界としてインターネットに力を入れている「証券関係(株の売買など)」は大きな伸びを示した(3.0%
→ 8.3%)。一方、「オンライン医療相談」については、今後の利用意向が55.5% と高いわりに、利用経験やサイト訪問率は低い。サービスを提供しているサイト自体がまだ少ない現状を反映したものと推測される。
オンラインショッピング:経験者は6割。半年で平均3.3回
オンラインショッピングの経験者は、調査開始以来増え続け、2年前の48.0%から今回61.2%にまで増加した。しかし、98年9月から99年9月の劇的な伸び(48.0% ⇒ 60.1%)と比べると、経験者の伸びは鈍化している。オンラインショッピング経験者のこの半年間のショッピング回数は、0~2回が半数以上(58.2%)を占めるが、平均では3.3回となった。ユーザーが今後、オンラインショッピングで購入したいと考えている品目は、すでに購入経験の高い「図書・雑誌」、「パソコン」、「ソフトウェア」に加え、「ホテル・旅行予約」、「興行チケット」、「CD・ビデオ」などが挙がっている。購入経験と購入意向の差が大きい「ホテル・旅行予約」、「図書・雑誌」、「興行チケット」、「CD・ビデオソフト」は、引き続き、インターネットで購入される比率が高まる可能性がある。
オークション:半数が今後利用してみたい
インターネットのオークションは、ほしいものが安く手に入る実利的側面と、掘り出し物探しや参加すること自体を楽しむ娯楽的側面を兼ね備えたサービスとして、脚光を浴びている。オークションを実施するサイトの数も、ここ1年あまりでかなり増えた。しかし、実際にオークションで品物を売買したり、競りに参加したことのあるユーザーはまだ23.5%にとどまり、半数は「今後利用してみたい(50.5%)」と様子をうかがっている。
