第1回インターネットユーザ調査
第1回富士通総研インターネットユーザー調査
5.6利用目的と情報発信行動によるユーザー分類
仕事・勉強で利用している人と趣味・娯楽目的の人、積極的に情報発信を行う人とそうではない人、それぞれのプロフィールや利用目的はどのように違うのだろうか?アクセスの利用目的(仕事・勉強,趣味・娯楽)と、情報発信(ホームページやメーリングリストで情報発信する人,自らは発信せず情報受信だけの人)とでインターネットユーザーを4分類したところ、以下のタイプ特性が分かった。

情報エリート
早くからインターネットを始めた会社員。検索サービスやニュースWWWにアクセスし、有料電子メールサービスなども積極的に活用。商業WWWだけではなく、個人が作ったWWWにもアクセスする。
<特徴的な回答項目<
・ 男性比率 89.0% (平均77.6%)
・ アクセス日数5日以上 87.4% (69.8%)
・ 最初のアクセスが94年3月以前 14.3% (5.1%)
・ ニュース関連にアクセス 69.8% (53.5%)
・ オンラインショッピング経験 53.3% (40.2%)
・ 有料メール購読 20.3% (11.7%)
・ ブックマークの登録数50個以上 52.2% (34.5%)
・ WWWは必要と思う 75.3% (64.3%)
日本型優等生
仕事のためにインターネットを始めたので、趣味・娯楽目的には消極的。企業が作ったWWWを好み、「面白い」というよりは「役に立つ」からアクセスしている。
<特徴的な回答項目<
・ 既婚比率 68.8% (平均52.9%)
・ 会社員比率 87.2% (64.9%)
・ 一番アクセスする場所が職場 75.2% (37.6%)
・ 趣味/娯楽のためにアクセスが20時間以上 2.6% (11.2%)
・ 仕事のために必要だったからインターネットを始めた 54.3% (23.7%)
・ ビジネス関連にアクセス 71.4% (36.8%)
・ 企業が作った商業WWWを好む 63.7% (48.5%)
フューチャーマス
流行っていたからインターネットを始めた層。一番人数が多い。最近始めた人が多く、女性比率も高い。トラベルやプレゼント関連WWWによくアクセス。
<特徴的な回答項目<
・ 女性比率 28.2% (平均22.4%)
・ アクセス日数5日以上 57.9% (69.8%)
・ 最近利用時間が減った 20.4% (17.5%)
・ 97年4月以降にインターネットを始めた 15.3% (9.7%)
・ インターネットが流行っていたから始めた 33.0% (25.9%)
・ 有料メールを購読していない 86.7% (80.3%)
・ インターネットは必要だと思う 57.7% (64.3%)
カルトカルチャラー
学生、専業主婦が多く、年齢が若い。趣味・娯楽でのアクセス時間が長く、個人が作ったWWWを好む。米国のように市内電話料金とWWWアクセス料金が毎月一定の定額制になれば、アクセス時間を増やす。
<特徴的な回答項目<
・ 独身比率 58.4% (平均47.1%)
・ 学生比率 26.7% (12.8%)
・ 一番よくアクセスする場所が家庭 75.9% (58.6%)
・ 趣味/娯楽でアクセスが20時間以上 21.5% (11.2%)
・ エンターテイメント関連にアクセス 63.1% (49.4%)
・ 個人が作ったWWWを好む 68.6% (51.5%)
・ WWWは意見交換に便利だと思う 50.0% (37.3%)
タイプによる傾向と違い
「情報エリート」は早い時期からインターネットを利用していた人に多く(38.2%)、最近利用を開始した人は「フューチャーマス」が圧倒的(67.1%)である。そして、「情報エリート」と「フューチャーマス」では、アクセス行動が大きく異なる。例えば、情報エリートの53.3%がショッピングを経験しているのに対し、フューチャーマスは38.2%しか経験していない。また、興味を示すWWWの内容分野についても、「情報エリート」がビジネスやパソコンを選ぶのに対し、「フューチャーマス」はプレゼントやエンターテイメント、トラベルを選んでいる。


