携帯電話の利用実態とニーズ分析2005
−多様化する利用スタイルとケータイビジネスの新たな視点−

著者:富士通総研
販売価格:39,900円(本体価格:38,000円)
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関連調査:
・「携帯電話の利用実態とニーズ分析2006」
ダイジェスト版:
PDF 「携帯電話の利用実態とニーズ分析2005(ダイジェスト版)」 [146 KB]
お問い合わせ:(株)富士通総研 田中、熊谷
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解説
2004年から本格化したパケット定額制と 2006年の導入が予定される番号ポータビリティー制度は、新規顧客獲得とパケット料金による既存顧客のARPU(一人当たり収入)増加を前提とした拡大路線の修正に手間取る携帯電話会社に否応ない変化を促している。成熟市場の中で、互いの顧客を奪い合う戦国時代への突入は必至であり、そのとき既存顧客をつなぎとめ、新たな顧客を引き付けるための差別化ポイントをどうするかが各社最大の知恵の絞りどころだ。しかし、カメラ付きケータイの定着以降、買換え需要を刺激する新たなキラー機能は登場しておらず、カメラ並みのキラー機能が再び現れるかどうかもまた怪しい。こうした成熟市場では、顧客の特徴や行動からニーズを先取りし、きめ細かな対応を行うことが功を奏すと考えられる。
そこで、携帯電話の機能・サービスの利用状況と満足度、端末購入時の選択ポイントと次回買換え時の希望、番号ポータビリティー制度導入時のキャリア乗換え意向などを調査・分析し、新たな機能・サービス開発の手がかりを探った。
調査の実施方法:
・実施日:2005年2月4日−2月8日
・調査対象:15~59歳で携帯電話(NTTドコモ、au、ボーダフォン、ツーカー)を所有している人(パソコンによるインターネット利用者)。ただし、プリペイドカード契約は除く
・調査形態:電子メールでの告知によるWebアンケート
・サンプル数:2,000件発信 有効回答1,752件(有効回答率87.6%)
報告書構成:
・解説部分 156ページ
・添付データ集 223ページ
調査概要

目次
| 1. | 調査概要 | 10 | |
| 1.1 | 調査の目的 | 10 | |
| 1.2 | 調査方法 | 11 | |
| 2. | 携帯電話ビジネスの概観 | 12 | |
| 2.1 | 携帯電話の普及動向 | 12 | |
| 2.2 | 通信料金の推移とパケット定額制 | 13 | |
| 2.3 | 端末機能 | 14 | |
| 2.4 | キャリアの課題 | 16 | |
| 3. | 結果要旨とまとめ | 17 | |
| 3.1 | 結果要旨 | 17 | |
| 3.2 | まとめ | 30 | |
| 4. | 調査結果:現在利用している携帯電話と購入動機 | 32 | |
| 4.1 | 現在利用している携帯電話:台数、形状、キャリア、2G/3G | 32 | |
| 4.2 | 現在の携帯電話の購入時期 | 35 | |
| 4.3 | 携帯電話の購入価格 | 36 | |
| 4.4 | 購入の決め手になった情報 | 37 | |
| 4.5 | 購入時に魅力を感じた機能や特徴 | 38 | |
| 4.6 | 購入時に重視した要素 | 42 | |
| 4.7 | 機能の使いこなし | 45 | |
| 4.8 | 携帯電話の買い換え理由 | 46 | |
| 4.9 | 携帯電話のメーカー | 47 | |
| TOPICS:プリペイドカード契約の利用状況 | 51 | ||
| 5. | 通話、メール、インターネットの利用状況 | 52 | |
| 5.1 | 通話回数 | 52 | |
| 5.2 | 1ヶ月の携帯電話利用料 | 53 | |
| 5.3 | メールの利用回数 | 55 | |
| 5.4 | プロモーションメールの受信 | 57 | |
| 5.5 | インターネット機能 | 59 | |
| 5.6 | コンテンツの利用 | 61 | |
| 6. | ケータイショッピング | 65 | |
| 6.1 | ケータイショッピング経験 | 65 | |
| 6.2 | ケータイショッピングの回数、金額 | 66 | |
| 6.3 | ケータイショッピングで買ったもの | 67 | |
| 6.4 | パソコンのネットショッピングとの比較 | 68 | |
| 7. | 家族向け割引、パケット定額制サービスの利用状況 | 69 | |
| 7.1 | 家族向け割引 | 69 | |
| 7.2 | パケット料金定額サービスの利用状況 | 70 | |
| 7.3 | パケット料金定額サービスによる変化 | 73 | |
| 8. | キャリア変更とロイヤルティ、キャリアに対するイメージ | 77 | |
| 8.1 | キャリアの変更経験と変更理由 | 77 | |
| 8.2 | キャリアに対するロイヤルティ | 80 | |
| 8.3 | キャリアのイメージ | 81 | |
| 9. | 端末機能の利用状況と今後のニーズ | 90 | |
| 9.1 | カメラ付き携帯電話の保有状況 | 90 | |
| 9.2 | 静止画カメラの利用回数 | 92 | |
| 9.3 | 静止画カメラの選択ポイント | 93 | |
| 9.4 | 動画カメラの利用回数 | 96 | |
| 9.5 | 動画カメラの選択ポイント | 97 | |
| 9.6 | カメラ以外の搭載機能の利用状況 | 98 | |
| 9.7 | 次回購入時にほしい機能 | 102 | |
| 10. | 次回の携帯電話の買い換え | 104 | |
| 10.1 | 買い換え意向と予定時期 | 104 | |
| 10.2 | 買い換え購入限度額 | 106 | |
| 10.3 | 次に選ぶ携帯電話の形状 | 107 | |
| 10.4 | 買い換え時の2G/3G希望 | 108 | |
| 10.5 | 次に選ぶメーカー | 109 | |
| 10.6 | 次回購入時に重視する要素 | 111 | |
| 10.7 | 次回購入時に重視する機能、特徴 | 113 | |
| 10.8 | 次回選ぶキャリア | 116 | |
| 10.9 | 番号ポータビリティ制度の影響 | 118 | |
| 11. | 特定機種利用者の特徴 | 123 | |
| 11.1 | 分析対象機種 | 123 | |
| 11.2 | FOMA901iシリーズ | 124 | |
| 11.3 | FOMA900iシリーズ | 128 | |
| 11.4 | mova506iシリーズ | 132 | |
| 11.5 | mova505iSシリーズ | 136 | |
| 11.6 | mova505iシリーズ | 140 | |
| 11.7 | CDMA1XWINシリーズ | 144 | |
| 11.8 | CDMA1X550x/540xシリーズ | 148 | |
| 11.9 | V6シリーズ | 152 | |
| 12. | 添付データ集 | 157 | |
| 12.1 | 設問一覧 | 157 | |
| 12.2 | 単純集計 | 163 | |
| 12.3 | 自由記述 | 224 | |
| 12.4 | クロス集計(性別・年代・AQ2(現在使用している携帯電話キャリア)別) | 280 | |
| 12.5 | 調査票 | 333 | |
内容サンプル
現在利用している携帯電話と購入動機
携帯電話のキャリア:ドコモが半数、10代+40代以上でau健闘携帯電話のキャリアは「NTTドコモ」が50.0%で半数を占め、以下「au(26.4%)」、「ボーダフォン(20.1%)」、「ツーカー(3.5%)」と続いた。性別で見ると、女性は男性よりボーダフォンの利用率がわずかに高く、その分NTTドコモの利用率が低い。男女間の差より年齢層による差のほうが大きく、20代、30代では半数を越えるNTTドコモの利用率は、10代と40代以上では半数を下回り、auが3割を越えて押している。50代では「au(38.8%)」の率が「NTTドコモ(36.7%)」より高い。
購入から2年以内が8割現在利用している携帯電話の購入時期は、「半年から1年以内(23.3%)」が最も多く、それ以前と合わせて1年以内の購入率が半数を越える(54.1%)。さらに「1年から1年半以内(17.0%)」、「1年半から2年以内(11.9%)を合わせると8割強(83.1%)に達した。年齢層で見ると、10代と20代に新しい携帯電話を持つ人が多く、10代では1年半以内の購入率が84.7%を占める。
図3.1.1. 携帯電話のキャリアと購入時期

携帯電話の利用状況
通話回数:毎日1回以上が半数プライベートで最もよく利用する携帯電話での通話回数は、毎日1回以上が合わせて46.2%、それより少ない回数が53.8%となり、毎日1回以上と未満を境にほぼ半数に分かれた。別の括りで見ると、「毎日2~4回」、「毎日1回」、「週3回以上」、「週1~2回程度」までが合わせて約8割(77.8%)を占め、この範囲が一般的といえそうだ。2003年2月に実施した同様の調査結果との比較では、通話回数の比率は2年前と比べてほとんど変わっていない。
メール受発信:毎日1回以上が主流回答者の99.2%がメール機能のある携帯電話を使っており、多くの人が毎日1回以上メールの受発信を行っている。毎日1回以上の回答は、発信で約7割(69.6%)、受信では約8割(78.2%)にのぼる。2年前の調査と比較すると、毎日1回以上の回答は発信、受信とも増えている。とくに、「毎日10回以上」と回答する率の増加が目立つ。年齢層別に見ると、予想通り10代では受信、発信ともに「毎日10回以上」の率が他の年齢層と比べて飛びぬけて高い(受信40.2%、発信37.2%)。
インターネット機能:毎日利用は26%、ほとんど利用しない22%回答者の97.6%がインターネット機能の付いた携帯電話を使っているが、インターネット機能の利用回数はメールほど多くなく、毎日1回以上は26.0%にとどまった。「ほとんど利用しない」人も21.8%いる。2年前と比較すると、利用回数の比率分布にさほど大きな変化はないが、「週1~2回」以上の率が2年前の60.8%に対し今回は57.5%と若干減り、代わりに「ほとんど利用しない」の率は18.0%から21.8%に増えている。現在販売されている携帯電話のほとんどにインターネット機能があり、2年前と比べてインターネット機能付き携帯電話の利用率は上がっている。「ほとんど利用しない」の率が若干増えたのは、機能を利用しない人もインターネット機能付き機種を購入しているためだろう。
買い換え意向
7割に買い換え意向。「近いうちに」は25%現在使っている携帯電話を「近いうちに買い換えたい」という人はほぼ4人に1人(24.8%)で、「時期は未定だが買い換えたい(44.3%)」と合わせると約7割(69.1%)が買い換え意向を持っている。当然ながら、現在使っている携帯電話の購入時期と深く関係し、購入時期が古い人ほど買い換え意向は高まるため、「近いうちに買い換えたい」と答える率は、購入時期が「半年以内」から「2年半から3年以内」までは順当に高くなる。しかし、「近いうちに買い換えたい」と「時期は未定だが買い換えたい」の合計は「2年から2年半以内」の87.4%に対し、「2年半から3年以内」では81.1%に後退する。また、「上記(3年)以前」では「近いうちに買い換えたい」も38.4%と少なくなる。2年半以上同じ携帯電話を使っている人のなかには、“古くなっても使える限り使う”タイプの人がある程度含まれるのだろう。
「次回も同じキャリア」が7割「次回も同じキャリア」を予定する率は70.0%を占めた。別のキャリアを選ぶ率(「次回は別のキャリア」)は13.3%で、「まだ決めていない(16.7%)」と合わせてキャリア変更の可能性があるのは残り3割だった。現在利用しているキャリアごとにキャリア変更予定を見ると、ツーカーは「次回は別のキャリア」が24.6%、「まだ決めていない」が50.8%にのぼり、利用者流出の危険性がかなり高い。「ボーダフォン」も「次回は別のキャリア」が21.0%、「まだ決めていない」が19.6%と約4割(40.6%)に変更の可能性がある。「au」と「NTTドコモ」についてはキャリア変更の可能性は3割未満にとどまった。
「次回も同じメーカー」は33%買い換え時に予定している携帯電話のメーカーをたずねたところ、「メーカーはこだわらない(22.2%)」、「まだ決めていない(26.2%)」を除く約半数が特定のメーカー選んだ。次回の予定メーカーとして選ばれる率が高いのは、「NEC(21.5%)」、「パナソニック(19.4%)」、「シャープ(18.7%)」、「ソニー・エリクソン(16.0%)」だった。現在利用しているメーカーと照合すると、「次回も同じメーカー」を予定する率は全体の32.5%、「次回は別のメーカー」を予定する率は19.1%となった。また、現在利用しているメーカーごとに、次回も同じメーカーを予定する“メーカーリピート予定率”を見ると、「NEC(36.0%)」が高かった。
図3.1.13. 現在利用しているメーカー別:メーカーリピート予定

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