プライバシーポリシー(個人情報保護ポリシー)とは
英語Privacyの日本語訳は、「人目をさけること」「隠居」「自由」「秘密」である。
そもそも、リアルな世界におけるプライバシー保護とは、「個人に関することは他人に介入させない権利」の保護であり、19世紀のジャーナリズムの発達における人権保護の意味が強かった。
では、現在法制度化などの動きで騒がれているプライバシー保護とは、上記と同じ解釈でよいのだろうか?
情報のデジタル化とインターネットの発達で、データの移動は非常に速く、簡単に行えるようになり、しかもコピーを繰り返しても劣化しないという利点をもたらしたが、これは、同時に自分のデータが世界中のどこにでも短時間で行き渡ってしまう危険性を生み出した。
しかしながら、「個人に関することに他人を介入させたくないから情報を公開しない」という姿勢では、IT化がもたらすサービスを全く受けられないということになってしまう。それならば、自分の情報を公開し、そのデータの流れを自分でコントロールするという考え方はどうだろうか?自分の情報は守られしかもIT化がもたらすサービスも享受できるのである。
具体的に、「自分の情報の流れを自分でコントロールする」には何をしたらよいのかその例としては、
- プライバシーポリシーを読み自分の登録した情報はどのように扱われるのか理解する
- 自分が登録した情報の照会を行い、必要以上の情報を登録していないか確かめる
- 自分の情報を企業のマーケティング活動に利用させるかどうか自分で決定する
- 提供を受けていたサービスを終了させるときには、登録した情報の全削除を依頼する
等が挙げられる。
この「個人に関する情報の流れを自分自身でコントロールする権利」の保護こそが、IT化時代のプライバシー保護であり、プライバシー保護が個人情報保護と言われる所以だろう。
プライバシーポリシー(個人情報保護ポリシー)とは、「個人に関する情報の流れを自分自身でコントロールする権利」の保護を実現するために、個人情報を取り扱う事業者が定める方針であり、企業(個人情報取り扱い事業者)がお客様の権利を守り、よりよいサービスを提供するために必要なものである。
なお、Progress&Freedom Foundationの調査によれば、米国のWebサイトアクセスランキング・トップ85位迄のうち99%がプライバシーポリシーをWebサイトに掲載しており、米国では当然のものとなっている。
【2002年10月作成】
【関連情報】
- 個人情報保護に関するコンプライアンス・プログラムの要求事項(JIS Q 15001) 4.2 個人情報保護方針
- プライバシー保護と個人データの国際流通についてのガイドラインに関する理事会 勧告(1980年9月)(仮訳)
- Privacy Online: A Report on the Information Practices and Policies of Commercial Websites (Special Report March 2002) , The Progress & Freedom Foundation
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