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P3P(Platform for Privacy Preferences)とは

P3Pとは、ウェブ関連の標準化団体W3C(World Wide Web Consortium)が開発中のプライバシー保護規格で、Webサイトの運営者が、住所、氏名、メールアドレス、cookie、IPアドレスといった個人情報の利用基準(プライバシーポリシー)を開示し、ユーザーがそれに基づいて、個人情報の提供を判断できるようにする仕組みのこと。

気付いてない人もいるようだが、cookie(Webサーバーがユーザーを認識する仕組み)を使うとユーザーのアクセス情報を収集することができ、米国ではこの情報を使った広告配信に対して訴訟が起こされたこともある。米調査会社のForrester Researchの調査によると、消費者のほぼ9割が企業による個人情報の取り扱いに関して何らかの規定を設けるべきだと答えており、ネット上のプライバシー保護規定ニーズは高い。

しかし、単に規定を設けても効果はない。ユーザーにはプライバシーを守りたいという意識はあるが、多くの人はWebサイトに掲載されているプライバシーポリシーに目を通そうとはしない。このためP3Pでは、あらかじめユーザーによって個人情報の取り扱い基準を設定されたWebブラウザーなどのユーザー側ソフトウェアが、Webサイトのプライバシーポリシーを解釈して、個人情報の提供を自動的に判断する仕組みを導入した。

2001年8月にリリースされたマイクロソフトのIE6.0はP3Pに対応しており、初心者でも手軽に個人情報の設定ができるようになっている。また、ISPのBIGLOBEが9月に対応を発表するなど、P3Pを採用する会社やWebサイトが増えつつある。

ただ、簡単になったといえユーザー自身が個人情報を設定するようになっており、P3Pの効果を理解して変更する人は少ないのかもしれない。このため、P3Pが目的としている、個人情報のコントロールをユーザー側に戻すことを果たせるかどうかは不明だが、せめて個人情報の取り扱いに関するユーザー、Webサイト双方の注意を喚起する役には立って欲しいものだ。
【2001年10月作成】

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