【連載】EVOLUO-ProcessEyeを活用した業務可視化コンサルティング
第1回 業務可視化コンサルティングサービスの概要
シニアマネジングコンサルタント 大本 秀樹
2009年5月25日(月曜日)
EVOLUO-ProcessEye(以下、P.E.)の適用にかかる業務可視化コンサルティングサービスについて、これから2回に亘ってご紹介していきます。
P.E.とは、お客様が保有している業務システムのデータベースから『どのデータが』、『いつ』、『どのような流れで』、業務に利用されたかを示す情報を抽出し、現場における一連の業務システムの流れをフロー図に生成するツールです。
第1回は実態業務把握の必要性や従来可視化手法の限界に言及し、P.E.を活かした金融機関向けコンサルティングサービスの概要を紹介します。
金融商品取引法では、利用者保護について厳しく言及しており、『苦情処理』『適合性の原則』及び『説明義務』について、コンプライアンスを順守するために、業務プロセスを正当化することが求められています。一方、金融機関内部においても、業務プロセスの作業負荷の低減や、ボトルネック改善のために、問題点の可視化が必要とされています。
そのような中、実態業務を把握するツールとして、フィールドワーク(*1)やワークサンプリング(*2)などの手法を適用してきました。これらの手法は、人手とシステムで成り立つプロセスにおいて、ある1日の業務や店舗の人手を中心とした業務プロセスのみに焦点を当てるため、業務システムにかかる課題解決まで踏み込めていない状況でした。この課題を解決する方法として、P.E.を併用することにより、人手とシステムのプロセス両面を把握した上で、全体最適を実現することができます。
このP.E.を活用したコンサルティングメニューは2つの体系で成り立ちます。BPR(*3)との融合である業務効率化によるコスト削減を実現するものと、金融規制の質的向上が求められる中、リスクに着目したコンプライアンス態勢の強化を実現するものです。業務効率化メニューは、業務のベストプラクティスとの比較やイレギュラー業務の是正を図る営業行動モデル構築サービス、事務処理コスト削減サービスなどを揃え、一方、リスク対応メニューには業務の順法性やリスクコントロールの有効性を評価するリスクイベント分析サービス、事務リスクコスト削減サービスなどを揃えています。
富士通総研では、今まで実施してきたBPRコンサルティングを通じて培ったノウハウを基に、新しくP.E.を活用した業務可視化コンサルティングサービスの展開を目指します。
注釈
*1 フィールドワーク : 現場調査
*2 ワークサンプリング : 1日の中での業務特性の把握/分析
*3 BPR : Business Process Re-engineering(業務改革)
関連情報
PDF 業務可視化サービス概要 [1,872KB]
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