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グローバルITガバナンス

2009年1 月21日(水曜日)

経済産業省では、ITガバナンスの定義を「企業が競争優位性の構築を目的としてIT戦略の策定および実行をコントロールし、あるべき方向へと導く組織能力」としています。そして、先進的なIT部門では、ITガバナンスのグローバルレベルでの取り組みである「グローバルITガバナンス」を強化しています。

背景として、近年グローバル化の進展により、多くの日系企業が海外進出を果たし、海外売上比率を増加させてきたことがあります。海外進出に伴い、グローバルに展開している日系企業の経営陣は海外現地法人を含めたグローバル経営の全体最適化の実現を求められています。

このような事業領域の拡大に伴いIT部門の領域も従来の取り組み領域から広がってきています。IT部門の役割は経営のグローバル化を支えるグローバルIT戦略策定からグローバルインフラの整備、更にグローバルでのコンプライアンス対応まで多岐に渡ります。

IT部門がこのような対象領域の拡大に効率的かつ迅速に対応していくには、グローバルレベルでのITガバナンスの取り組みが不可欠です。

ただし、グローバルITガバナンスといっても、本社で全てを決定し、海外現地法人を一律に統制する事がグローバルITガバナンスというわけではありません。ITを活用した経営革新の推進には、経営戦略とIT戦略を整合させることが不可欠であるのと同様、ITガバナンスにおいても、経営のマネジメント方法と整合性をとった推進が必要になります。

特に日系企業においては、コンセンサス型の経営マネジメントが主流であり、強硬なリーダーシップで海外現地法人を統制するという経営マネジメントは馴染まない傾向にあります。

このように海外現地法人の自主性を重んじる日系企業では、地域軸と事業軸の2つを意識したガバナンスモデルの構築が求められます。グローバルで統制すべき領域と各地域の特色を活かしグローバルでの水平分業を目指すべき領域、更に各社の自主性に任せる領域をそれぞれ明確にし、企業グループ全体での効率化・最適化を図っていく事が重要です。

富士通総研では、これまで培ってきたITガバナンスのコンサルティングやグローバル企業のITガバナンスの先進事例・ノウハウを用いて、お客様のIT部門のグローバルガバナンス強化・組織体制構築をご支援させていただきます。

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