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ケータイASPサービスの利用動向

マネジングコンサルタント 田中秀樹

2008年9 月5日(金曜日)

携帯電話向けにWebサイトを開設する際、自社サイトを構築するのではなくASP(*)サービスを利用する企業が増えています。富士通総研では、携帯電話向けの電子メール配信、サイト会員登録、Webページ作成等の複数の機能をASPで提供する有料サービスを「ケータイASPサービス」と定義し、主要ベンダー11社を対象として「第2回ケータイASPベンダー調査」を実施しました。

契約数推移

【図】ケータイASPベンダーの契約数推移

11社の契約数合計は2007年9月末現在で17,853件にのぼり、2004年に行った調査結果と比較すると、この3年半で約7.5倍に増加したことになります。ケータイASPサービスをよく利用する業種としては、前回調査と同様、契約件数ベースで「流通・小売」や「飲食」が多い傾向にありますが、今回はそれらの業種に加えて前回は少なかった「ファッション・アクセサリー」、「交通・レジャーサービス」の契約が増えており、活用する業種に広がりが見られます。

自社サイトではなくASPサービスを利用する主な理由として、携帯電話向けのWebサイトにおいては、絵文字対応メールやFlashなど、キャリアや携帯端末の技術革新が速く、自社システムでは技術対応に大きな負荷がかかってしまうことが挙げられます。その点、ケータイASPサービスは競って機能を追加しているので、契約企業は直ぐに新機能を使える利点があります。また、ASP各社は個人情報保護対策にも力を入れており、この点も評価され継続利用する企業が増えています。

携帯電話向けWebサイトは、情報量やパーソナル性という点でパソコン向けWebサイトとは異なり、同じ発想で取り組んでも効果をあげられません。ASPサービス利用で運用の手間を省き、その分ユーザーとのコミュニケーションの企画に力を入れた方が得策です。富士通総研では顧客コミュニケーション戦略策定のご支援を行っていますので、ご相談ください。

注釈

* ASP: Application Service Provider

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