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フィールドワークコンサルティング

シニアコンサルタント 亀山博史

2008年4月7日(月曜日)

フィールドワークコンサルティングとは、事実を可視化し、課題を明確にし、企業経営者と現場が課題を共通認識することに適したコンサルティング手法です。「システム企画段階の前に業務・システム課題を明確化しておきたい」といったお客様ニーズや要望に対し、回答できる優れた手法です。

フィールドワークとは、そもそも文化人類学・民俗学などで用いる観察型同行調査です。その昔、ヨーロッパの学者が、未開のアフリカ・アジア・南米の地に出向き、現地の人々とともに生活し、言葉を理解し、祭りや重要なイベントの観察、村の掟や文化・風習等を学び、民族誌を体系化する時に活用されました。ビジネスの世界で適用されるようになったのは最近のことです。

実は、富士通はこの世界ではトップランナーであると言っても過言ではありません。米国にあるパロアルト研究所(*)から最先端の手法を学ぶのと同時に、日本流にカスタマイズ・体系化に取り組みました。

実際にお客様に適用しておりますと、今までのコンサルティングと明らかに反応が違う実感があります。現場のお客様従業員に密着し、時間計測による定量分析と現場の会話レベルまで全ての具体的行動をフィールドノートに写真付きで記載していきます。これにより、インタビューでは得られない暗黙知の可視化、ムダ・ムリ・ムラの可視化ができ、お客様自身で認識できていなかった事実から本質的な課題を客観的に浮かび上がらせることができます。誰でも経験があると思いますが、「あなたの強み・弱み」は意外と自分自身よりも他人から指摘されて、「あっ、そうか。確かに」と認識することが多いのではないかと思います。

フィールドワークコンサルティング

【図1】フィールドワークコンサルティング

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フィールドノートサンプル

【図2】フィールドノートサンプル

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業務フローサンプル

【図3】業務フローサンプル

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フィールドワークコンサルティング実施案件の多くでは、その後システム受注・継続業務改革案件へと発展しております。おそらく、企業の事実と課題を熟知したコンサルタントは、その企業にとって、継続して改革していくよきパートナーとして、認めて頂いた証なのだと考えています。

これは、富士通グループ全体で推進している「フィールド・イノベーション」プロセスでいう「見える化」を実施し、「人の意識と行動とプロセスを変え」「ITを駆使し革新体質の確立」につなぐ起点となります。

注釈

(*)パロアルト研究所(PARC: Palo Alto Research Center) : 米国カリフォルニア州に本社のあるゼロックス100%出資のIT分野の名門研究機関。世界初のレーザープリンター技術(1971)、GUI基本概念(マウス等)(1973)、クライアントサーバー方式(1973)、イーサネット(1973)、ユビキタス(1988)、Eureka(フィールドワークによる生産性向上KM) (1990年代半ば)等多数の研究実績。

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