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CSRを強化する内部管理体制構築支援の取り組みについて

2008年2月7日(木曜日)

昨今、未公開企業は株式公開準備の一貫として、また上業企業は内部統制整備として業務管理の仕組みづくりを行っております。一方、企業の度重なる不祥事の発生に伴い、業務管理は不祥事を予防し、社会的責任(CSR(*))を意識した仕組みへと変革が求められており、この動きは上場企業のみならず非公開の中堅・中小企業へも広がりをみせています。

我々富士通総研では、過去の株式公開準備や業務管理整備への支援から、現在企業が整備している内部統制の仕組みだけでは限界があり、不祥事を予防する自己規律としての内部管理体制の仕組みが必要であると考えております。我々はこのような要望に対して、企業が起こした不祥事を類型化し、大別した二つのパターンによって不祥事を予防する内部管理体制の構築支援を行っております。

一つ目のパターンは経営層が暴走して起こす不祥事です。経営層自身が不祥事行為を黙認し社内に聖域ができているため、経営層への牽制機能を発揮するには「取締役会での取締役の業務報告相互評価」「経営層への兼務原則の徹底」「経営情報の社内外への開示」などを経営活動の中に組み込む必要があります。

また、二つ目のパターンは、経営層が不祥事として認識している従業員の背任横領などの不祥事です。これらの不祥事にはコンプライアンス活動が有効となるため、「行動規範の確認(やってはいけない事の確認リストを年1回確認)」「規程外の業務プロセスで発生した取引の排除」を統制ポイントとして整備するなどの支援を行っております。

このような対策は、企業規模に応じてそのバランスをとることも重要となります。例えば、未公開の中堅企業などは人材が豊富でなく兼務が多く存在するため、コンプライアンス統制により業務プロセス統制を補うような仕組みを内部管理体制に組み込んでおります。

CSRを強化するための自律的な内部管理体制の仕組みの構築には、このように不祥事の起こりうる発生パターンと企業規模に応じた対応策を検討することで可能となります。この内部管理体制整備の支援は、今後の内部統制対応などに対しても有効に活用できるものと考えております。

注釈

* CSR :  Corporate Social Responsibility

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