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プレゼンテーション アニメーションの作成【後編】

AVS Technical Report -Volume9,Number1 June,2004-


Contents

  1. はじめに
  2. AVSを使って動画作成を行う時のポイント
  3. プレゼンテーションアニメーションの作成
  4. おわりに

1. はじめに

プレゼンテーションアニメーションの作成【前編】では、動画ファイルの紹介とアニメーション作成の手順についてご紹介しましたが、今回の【後編】では実際に素材コンテンツを作成する上でのテクニックの一例と、アニメーション作成ソフトの操作の概要についてご紹介します。

アニメーション作成ソフトは、Windows ムービー メーカーについて紹介いたします。機能的には市販の高価なソフトに比べて若干劣りますが、誰もが手軽にアニメーションを作成できる環境を提供していますので初めて触れるソフトとしてはよいものです。

2. AVSを使って動画作成を行う時のポイント

動画作成を行うにあたって、いくつかの点に留意しておく事により、コンテンツの作り直し等の戻り作業が発生しないように作業を進められます。

2-1. 事前の準備

  • 各コンテンツの時間配分を決定する。

全体の時間枠が決まっている場合には、各コンテンツの時間配分を事前に決定しておく事が重要になります。

図 1 タイムチャート例

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動画コンテンツの再生時間は前後との接続部分(重なる部分)も考慮する必要があります。

場面が変わった瞬間から動画の再生が始まると動画の最初の部分を見落してしまいますし、重なる部分が無いと画面切り替えの効果に隠れてしまって、動画の最初の部分が見えなくなる場合もあります。

そこであらかじめMovieの前後に約3秒程度の静止部分を設けておくと編集時に調整が容易になります。

(又は、Movieの最初と最後のフレーム画像と同じイメージを用意しておきます)

図 2 動画の重なる部分

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  • ナレーションを入れる場合は実際に読み上げて時間を確認しておいたほうが良いでしょう。

各コンテンツの時間が決定したら、コンテンツを作成していきます。

2-2. コンテンツ作成時のポイント

それぞれに特徴に応じて、ファイルの利用方法も変わってきます。動画ファイルを作成するにあたっては、目的に応じたファイルフォーマットを選ぶ必要があります。以下は目的別にまとめたファイルフォーマットの例です。

  • 可視化結果について
  • bounds等のLineは太くすると見易くなります。
  • 可視化結果の上に説明文を付加する可能性がある場合は、そのスペースを空けておきます。
    スペースを考慮しておかないと肝心の可視化結果に被ってしまう場合があります。

図 3 可視化結果

拡大イメージ

  • 背景色は特に理由がないかぎり黒にしておくのが無難です。(可視化結果が映えます)
  • 可視化結果や説明文は、背景色の黒に対して映える色にする事で見易くなります。
  • 文字全般について
  • 背景色に対して見易い色を選択します。
  • フォントは視認性の良いものを選択します。
  • フォントの大きさにも注意します。

例1

図 4 文字色と背景色

上記の例の場合、左の色は背景色に対して視認性が良くありません。

例2

図 5 文字のサイズ

上記の例の場合、左のフォントはeやfの横棒が見にくくなります。

  • 動画コンテンツについて
  • 作成すると再生時間が長くなりそうな動画の場合、注目すべき場所以外の再生速度を早くしてメリハリを付けるように作成します。

図 6 再生速度の調整

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  • 2つの動画を並べて再生するレイアウトにすると、違いのある部分がはっきりします。
  • 静止画コンテンツについて
  • 各コンテンツの間の切り換え用に、黒い(又は白)静止画を用意しておくと便利です。
  • 複数静止画からの動画作成

【前編】で紹介した「TMPGEnc」を使用して、一連の静止画から動画を作成できます。

ファイル名に連番が振られた複数の静止画像(例:fig001.bmp、fig002.bmp、fig003.bmp、…)から動画を作成する事ができます。

「TMPGnc」を起動したらメニューから「設定」-「環境設定」を選択し、表示される画面の「設定」タグで「連番のファイルを一本のムービーとして開く」にチェックを入れます。

次に、映像ソースに連番ファイルの一番最初のファイルを指定し、出力ファイル名に作成するムービー名を指定します!最後に「圧縮開始」ボタンを押してムービーを作成します。

コンテンツの作成が終了したら、アニメーションの作成を行います。

3. プレゼンテーションアニメーションの作成

ここではMicroSoftの「Windows ムービー メーカー」を使ってのアニメーションの作成について説明します。

これまでに作成した構成と素材コンテンツを元に作成を行っていきます。

3-1. 画面の説明

「Windows ムービー メーカー」の画面は以下のような構成になっています。

図 7 Windows ムービー メーカー画面

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1)ムービー作業ウィンドウ領域

ビデオや画像、タイトル等の作業を選択します。

2)コレクションウィンドウ領域

読み込んだコレクション(ビデオ、画像、オーディオ等)が表示されます。

3)モニタ

個々のクリップやプロジェクト全体を通してのプレビューが表示されます。

4)ストーリーボード/タイムライン

コレクションやコンテンツの時間や順番を編集します。

3-2. ビデオ/画像/オーディオの読み込み

ムービー作業ウィンドウ領域で「ビデオの取り込み」の「ビデオの読み込み」をクリックすると「読み込みファイル」ダイアログが表示されるので、読み込むファイル名を選択し「OK」ボタンを押します。

コレクションウィンドウ領域に読み込んだファイル情報が表示されます。

読み込んだファイルは「ストーリーボード/タイムライン」にドラッグする事で追加されます。

図 8 読み込み

拡大イメージ

「画像の読み込み」、「オーディオまたは音楽の読み込み」も同様です。

3-3. テキストの入力

ムービー作業ウィンドウ領域で「ビデオの編集」の「タイトルまたはクレジットの作成」をクリックすると、タイトルをどこに追加するかの画面が表示されます。

図 9 タイトルの読み込み

ここで追加の種類を選択するとテキストの入力画面になり、表示するテキストの入力を行います。

この時にタイトルのアニメーション効果や、フォント/背景の変更も行えます。

入力後に「実行後、タイトルをムービーに追加する」をクリックすると、ストーリーボード/タイムラインにテキストが追加されます。

3-4. プロジェクトの編集

テキストや、読み込んだファイルを構成に従って設定していきます。

以下の例では【タイトル - 説明文1 - Movie_1 - 説明文2 - Movie_2 - クレジット】の流れに従って作業を行っています。

  • タイトルの追加
  • テキストの入力を行います。(2-3の手順を参照)
  • 説明文1の追加
  • テキストの入力を行います。(2-3の手順を参照)
  • Movie_1の追加
  • ビデオの取り込みを行った後にコレクションウィンドウ領域から追加するファイルをドラッグします。(2-2の手順を参照)
  • 説明文2の追加
  • テキストの入力を行います。(2-3の手順を参照)
  • Movie_2の追加
  • ビデオの取り込みを行った後にコレクションウィンドウ領域から追加するファイルをドラッグします。(2-2の手順を参照)
  • クレジットの追加
  • テキストの入力を行います。(3-3の手順を参照)
  • 「ストーリーボード/タイムライン」の再生でどのように表示されるか確認します。
  • 各コンテンツの切り換え部分の微調整を、切り換えの効果等で行います。
    静止画やテキストの表示の時間は変更可能ですが、動画の再生時間の変更はできません。

3-5. ムービーの保存

コンテンツの作成が終了したら、ムービー作業ウィンドウ領域の「ムービーの完了」の「コンピュータに保存」をクリックし、表示される画面でファイル名を指定して保存します。

ファイルはWindows Media ビデオ(.WMV)ファイルとして保存されます。

以上でプレゼンテーションアニメーションの作成は終了です。

作成したムービーをWindows Media Playerで実行して結果を確認してください。

以下から、こちらで作成したサンプルムービーをダウンロードできます。

newsletter.wmv( [7.12MB]

4. おわりに

この「プレゼンテーションアニメーションの作成【後編】」では、AVSを使って動画作成を行う時のポイントと、市販のソフトを使ってプレゼンテーションアニメーションを作る手順について紹介しました。

全体の時間配分と素材コンテンツの作成をしっかり行っておけば比較的簡単にアニメーションの作成が出来るかと思います。

この記事が作業を進めるための参考になれば幸いです。

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AVS Support Center, fns-avssup@cs.jp.fujitsu.com