
4.基本機能
1.概要 | 2.動作環境 | 3.インストール&ライセンス | 4.基本機能 | 5.可視化機能 | 6.AVS5との互換 | 7.MicroAVSとの互換 | 8.エラーメッセージ | 9.その他 |
- どんな表示ができるのですか?
- 具体的にはどのような可視化ができるのですか?
- ボリュームレンダリングとは何ですか?
- ビジュアルプログラミングとは何ですか?
- ネットワーク(アプリケーション)とは何ですか?
- モジュール(オブジェクト)とは何ですか?
- モジュールを自分で作ることはできますか?
- Windows上でモジュールを作る場合の注意点はありますか?
- ライブラリとは何ですか?
- VCPとは何ですか?
- アプリケーション・タイプとは何ですか?
- 扱えるデータは何ですか?
- 直交座標系以外の座標系は扱えますか?
- 表データは扱えますか?
- 読み込めるイメージデータのタイプには何がありますか?
- 書き出せるイメージデータのタイプには何がありますか?
- 可視化した結果をMPEG,AVIなどの動画データに書き出せますか?
- 可視化した結果をVRMLファイルに書き出せますか?
- アニメーションはできますか?
- モデリングはできますか?
- メニューは日本語化されていますか?
- オンラインヘルプは日本語化されていますか?
- モジュールに日本名を付けることは可能ですか?
Q4-1. どんな表示ができるのですか?
イメージ表示、グラフ表示、三次元のポリゴン表示ができます。
これらの表示は、機能を部品化されたモジュールをビジュアルプログラミングすることによって行います。
Q4-2. どのような可視化ができるのですか?
AVS/Express では、分野を問わず様々な可視化を行うことが可能です。 AVS/Express で扱うことのできる主な可視化手法です。
- 断面図、等値面、等高線、変形、要素シュリンク、パーティクルトレース等の三次元可視化
- エッジ検出、コントラスト強調等のイメージデータに対する各種フィルタリング
- 棒、線、コンター等のグラフ表示
Q4-3. ボリュームレンダリングとは何ですか?
ボリュームレンダリングとは、三次元のデータをポリゴンデータに変換することなく 直接可視化イメージを生成するものです。様々な科学技術計算分野において、新しい可視化の手法として注目されています。
AVS/Express では扱うデータとレンダリグの手法によって、いくつかのモジュールが標準で用意されています。
Q4-4. ビジュアルプログラミングとは何ですか?
AVS/Express では、データ入力や各種データ処理、表示などの機能が個別にモジュール化されています。 これらのモジュールをネットワークエディタ上で自由に配置し、組み合わせるだけでデータ可視化の一連のアプリケーション(ネットワーク)を 作成することができます。
この操作をビジュアルプログラミングと呼びます。
各モジュールのパラメーターの変更は即座に可視化画像に反映され、 対話的に最適パラメーターの決定ができます。
Q4-5. アプリケーション(ネットワーク)とは何ですか?
ビジュアルプログラミングによって作成されるモジュールの組み合わせのことです。
Q4-6. モジュール(オブジェクト)とは何ですか?
モジュールとは、AVS/Express で用意されている可視化に必要な処理機能の部品のことです。 モジュールは、データを受け取る入力ポートや計算結果を出力するための出力ポートを持ちます。
モジュールはオブジェクト指向に基づいて開発されているため、階層構造になっています。1つのトップモジュールはさらに細かいモジュール(部品)から構成されています。これらの細かい部品も全てライブラリに登録されています。
Q4-7. モジュールを自分で作ることはできますか?
以下の開発環境があればモジュールを自作することが可能です。
UNIX版:
| Sun Solaris8 / 9 | Forte 6 |
| SGI IRIX6.5 | IRIS compilers C7.2.1, C++7.2.1, FORTRAN7.2.1 |
| HP | HP-C11.01, aC++3.13(hp11), FORTRAN90 11.01 |
| IBM | AIX 5.1の場合 C compiler 5, C++ compiler 5, FORTRAN5.1.0.0 AIX 5.2の場合 C compiler 6, C++ compiler 6, FORTRAN8.1 |
| Compaq | DEC compiler C5.6, C++6.1, FORTRAN77 5.1 |
Linux版:
| Linux | C,C++:egcs(2.96 or 3.2), FORTRAN:g77(2.96 or 3.2) |
Windows版:
| Windows | Microsoft Visual C++ 6.0 Microsoft .NET 2003 (Windows2000 / XPのみ) |
Mac OS版:
| Mac OS X 10.3 | C,CC:gcc3.3(Mac Developer's Tool) FORTRAN:g77 3.4(http://hpc.sourceforce.net/で提供されているソースを利用) |
Q4-8. Windows上でモジュールを作る場合の注意点はありますか?
VC関連のライブラリとインクルードファイルのありかを環境変数で設定する必要があります。
例)
set LIB=$(VC++_install_dir)/lib;$(VC++_install_dir)/MFC/lib
set INCLUDE=$(VC++_install_dir)/INCLUDE;$(VC++_install_dir)/MFC/INCLUDE/
Q4-9. ライブラリとは何ですか?
ライブラリには、数多くあるモジュールが種類別に登録されています。
AVS/Express では、以下のライブラリが提供されています。
| Main | 可視化に必要なモジュールが登録されているライブラリ |
| Accessories | GIS, IP など Main以外のモジュールが登録されているライブラリ |
| Standard Object | プリミティブなモジュールが登録されているライブラリ |
| User Interface | ユーザインターフェース用のモジュールが登録されているライブラリ |
| Graphics Display(注) | ビューワを構築するモジュールが登録されているライブラリ |
| Annotation Graphing(注) | グラフやコンターを構築するモジュールが登録されているライブラリ |
| Visualization(注) | 幾何変換を行なうためのモジュールが登録されているライブラリ |
| Imaging(注) | イメージ処理を行なうモジュールが登録されているライブラリ |
| AVS5 Modules | AVS5モジュールが登録されているライブラリ (AVS5がインストールされていない環境では表示されません) |
| Examples | サンプルネットワークが登録されているライブラリ |
| Library Workspace | ユーザ作成のモジュールが登録されるライブラリ |
| Templates(注) | テンプレートを格納するライブラリ |
- 注
- 印をつけたライブラリは AVS/Express Developer のみです。
Q4-10. VCPとは何ですか?
VCP(V Command Processor)は、AVS/Expressシステムをコントロールする インタプリタ言語です。
VCPを用いると、次のようなことを行うことが可能です。
- モジュールの接続
- パラメーター値の変更、幾何変換、属性の変更
- モジュールやウイジェット等のレイアウト設定
- VCPで記述されたスクリプトファイルによる自動実行
- ユーザがおこなったオペレーションのロギングによるVCPスクリプトファイルの作成
Q4-11. アプリケーション・タイプとは何ですか?
アプリケーション・タイプとは可視化ネットワークやモジュールを作成するときに用いるワークスペースの種類のことです。 以下の5種類があります。
- Single-window dataviewer
- Multi-window dataviewer
- Application
- Modulestack
- Scratch pad
AVS/Express Vizを起動すると、Multi-window dataviewerが起動されます。
AVS/Express Developerを起動すると、アプリケーションの選択パネルが表示されます。
アプリケーションタイプを選択するとワークエリア(作業領域)が生成され、 ワークエリアの中で可視化ネットワークの構築やモジュールの生成を行います。
Q4-11-1. Single-window dataviewerとは何ですか?
表示ウインドウとコントロールパネルが1つのウインドウにまとめられているViewerです。 ビューワタイプには、以下の4つがあります。
- 三次元データ表示用
- 二次元表示用
- 三次元と二次元データの同時表示用
- ビューワなし
Q4-11-2. Multi-window dataviewerとは何ですか?
表示ウインドウとコントロールパネルが別々になったViewerです。 ビューワタイプには、以下の4つがあります。
- 三次元データ表示用
- 二次元表示用
- 三次元と二次元データの同時表示用
- ビューワなし
Q4-11-3. Applicationとは何ですか?
Default Applicationワークエリアが生成されます。
表示ウインドウ、コントロールパネル、ユーザインターフェース、データ入力など 全ての機能をユーザが作成するための環境です。
Q4-11-4. Modulestackとは何ですか?
ワークエリアとコントロールパネルが生成されます。
ワークエリア上にモジュールをインスタンスし、ネットワークを構築することに よって可視化を行います。
Q4-11-5. Scratch padとは何ですか?
スクラッチパッド・ワークエリアが生成されます。
スクラッチパッドにインスタンスされたモジュールは実行されません。 ここでは、モジュールやマクロモジュールの作成を行います。
Q4-12. AVS/Express で扱えるデータは何ですか?
AVS/Express で扱うことのできるデータには、大きく分けて2つのデータタイプがあります。
- フィールドデータ(Field Data: 構造格子データ)
- UCD(Unstractured Cell Data: 非構造格子データ)
Q4-12-1. Fieldデータとはどのようなものですか?
フィールドデータはAVS/Express で最も頻繁に使われるデータタイプで、 流体解析などで用いられている差分格子のように格子上に規則正しく並んでいるデータに対応します。
格子の次元数、大きさ、各格子点上のデータ成分数に制限はありません。
Q4-12-2. UCDデータとはどのようなものですか?
UCDデータは非構造格子型のデータタイプを表し、 主に構造解析や計算流体力学等の有限要素法の解析結果を表現する場合に使用されます。
Q4-12-3. マルチブロックとはどのようなものですか?
マルチブロックは、複雑な形状の差分格子が生成できないときに計算領域を複数のブロックに分割したものです。
Q4-12-4. NULLデータとはどのようなものですか?
差分計算では、メッシュの中に計算領域として取り扱わないエリア(障害物など)を設定することがあります。 AVS/Express では、このような特定の値をNULLにセットするモジュールを提供しており、各可視化モジュールにはNULLデータがセットされている領域を表示しない機構が含まれています。
Q4-13. 直交座標系以外の座標系は扱えますか?
AVS/Express では、円筒座標と極座標のデータを扱うためのモジュールが用意されています。
Q4-14. 表データは扱えますか?
AVS/Express では、カラムに別けられているアスキーデータを読み込むためのモジュールが提供されています。
そのため、離散データ(データの並びに秩序がないサンプリングデータ)を可視化することも可能です。 読み込んだ離散データを補間し、フィールドデータを生成するモジュールも提供されています。
Q4-15. 読み込めるイメージデータのタイプには何がありますか?
AVS/Express で読み込めるイメージデータタイプには、以下の8種類があります。
- AVS Image
- BMP
- GIF
- JPEG
- PBM
- SGI Image
- Sun Ruster
- TIFF
Q4-16. AVS/Express で書き出せるイメージデータのタイプには何がありますか?
AVS/Express で書き出せるイメージデータタイプには、以下の7種類があります。
- AVS Image
- GIF
- JPEG
- PBM
- TIFF
- PostScript
- CGM
Q4-17. 可視化した結果を MPEG,AVIなどの動画データに書き出せますか?
image captureモジュールを用いるとMPEG1またはAVI形式の動画に書き出すことができます。
Q4-18. 可視化した結果を VRMLファイルに書き出せますか?
Output VRMLモジュールを用いるとVRMLデータに書き出すことができます。
Q4-19. AVS/Express でアニメーションはできますか?
AVS/Express でアニメーションを行うには、3つの方法があります。
- アニメータを利用したキーフレームアニメーション
animatorモジュールを用いるとキーフレームアニメーションを行うことができます。
アニメータは、アニメーションの開始時点のキーフレームと終了時点のキーフレームを登録することで中間のフレームを自動的に補間し、生成します。
- イメージデータによるフリップブック・アニメーション
image captureモジュールを用いると、 表示された画像から適当なフレームをイメージデータとしてメモリやディスク上にストックし、これらを連続的に表示するフリップブック・アニメーションを行うことができます。
- 幾何データによるフリップブック・アニメーション
geom captureモジュールを用いると、表示された画像から適当なフレームを幾何データとしてメモリやディスク上にストックし、 これらを連続的に表示するフリップブック・アニメーションを行うことができます。
Q4-20. モデリングはできますか?
モデリング機能はありません。
Q4-21. メニューは日本語化されていますか?
メニューは日本語化されています。
ただし、SGI 64bit版(sg6)、IBM版は日本語対応されていません。
Q4-22. オンラインヘルプは日本語化されていますか?
オンラインヘルプは日本語化されていません。
Q4-23. モジュールに日本名を付けることは可能ですか?
モジュールに日本名を付けることが可能です。
ただし、SGI 64bit版(sg6)、IBM版は日本語対応されていません。
