プレスリリース
2008年7月7日
富士通エフ・アイ・ピー株式会社
北海道洞爺湖サミット「グリーンITパビリオン」に出展
~温室効果ガス観測技術衛星(GOSAT)からのデータ処理運用システムを紹介~
富士通エフ・アイ・ピー株式会社(社長:伊与田悠、本社:東京都江東区青海、レインボータウン)は、7月7日から9日まで開催される北海道洞爺湖サミットにあわせて設置される展示施設「グリーンITパビリオン」に富士通グループとして出展します。
本展示施設は、北海道洞爺湖サミットの国際メディアセンター会場であるルスツリゾートホテルにグリーンIT推進協議会(注1)が設置するもので、国内各社の製品やコンセプトモデルの展示を通じて、環境負荷低減のための最先端機器や技術を世界各国へ向けて発信するものです。
当社は、地球温暖化防止に大きく貢献することを目的としたGOSATプロジェクトについて出展いたします。

GOSATによる観測概念図(国立環境研究所GOSATプロジェクトパンフレットより)

GOSATデータ処理運用システムの概念図
GOSATは、気候変動枠組条約への貢献などを目的とした衛星で、2008年度中の打ち上げを目指して開発が進められています。主要な温室効果ガスである二酸化炭素やメタンの濃度分布を宇宙から地球全体に亘って高精度、高頻度で観測する世界初の衛星です。
本プロジェクトは、宇宙航空研究開発機構(JAXA)様、国立環境研究所様、及び環境省様が共同で推進(注2)しております。本プロジェクトの結果は、地球温暖化に温室効果ガスなどの原因物質がどう影響するかの科学的な理解を深めるのに役立てられるとともに、将来の気候変化予測や炭素排出削減施策などの温暖化対策のための基礎情報としても活用される予定です。
当社は、本プロジェクトにおいて、国立環境研究所様と一体となり、温室効果ガスの濃度を求めるデータ処理・運用システムの開発、温室効果ガス導出アルゴリズム(計算手法)の開発等を行っております。また、温室効果ガスの全球分布や排出・吸収収支の分布、変動を推定するシステムの構築を国立環境研究所様と協力して進めています。
富士通グループは、お客様の環境負荷を低減するプロジェクト「Green Policy Innovation(グリーン・ポリシー・イノベーション)(注3)」に取り組んでおり、今後もお客様の環境負荷を低減する活動を推進していきます。
用語解説
- 注1 グリーンIT推進協議会:
- 経済・社会活動と地球環境の調和に向けた技術革新を促進するため、IT・エレクトロニクス関連企業・団体が中心となって2008年2月に設立した協議会。当社もメンバーとして活動。
- 注2 共同で推進:
- JAXA様:主に衛星及びセンサー開発、打上げ、運用。
国立環境研究所様:温室効果ガス導出アルゴリズムの開発、温室効果ガスの濃度を求めるデータ処理システムの開発と運用、全球での濃度分布や吸収・排出収支の分布を推定する処理など(注4)。
環境省様:センサーの開発(JAXA様と共同)、処理プロダクトの検証、GOSATの観測データの科学的利用による 国際的な炭素排出削減施策への貢献。 - 注3 Green Policy Innovation(グリーン・ポリシー・イノベーション):
- 2007年12月10日発表。富士通グループの持つノウハウや技術を活かし、「ITインフラの環境負荷低減」と「IT活用による環境負荷低減」を推進し、2007年度から2010年度の4年間で累計700万トン以上のCO2削減を目指すプロジェクト。
- 注4 全球での濃度分布や吸収・排出収支の分布を推定する処理など:
- 主要な温室効果ガスである二酸化炭素やメタンが全地球上にどう分布しているかの状況をGOSATからの観測データをもとに処理を行い推定します。
また、地球上のどの地域で温室効果ガスが排出、吸収されているかの収支情報と、その季節および年ごとの変動状況についてもGOSATの濃度分布データを利用して推定します。
さらに、国内外の研究者に対して本プロジェクトで得られたデータを提供いたします。
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