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地球温暖化の原因の一つとされる二酸化炭素や、大気を汚染する排気ガスを出さない「究極のエコカー」として、現在、燃料電池車の実用化が進んでいます。また、環境先進企業では、倉庫の全廃やトラック便の本数削減、効率的な配送体制の整備など、物流部門の効率化が進められています。
環境問題への関心が高まり、国際的なCO2排出抑制の枠組みを定めた京都議定書の発効も近づいている今、事業活動の効率化や省エネ製品の開発といった環境負荷低減への取組みが企業の重要な課題となっています。
21世紀の企業経営では、経済的・社会的な発展と環境の保全の維持を目指すことが求められています。今号では、企業における環境マネジメントの取組みと、環境経営の展開についてご紹介します。

企業において環境に配慮しながら事業活動を進めるツールとして、環境マネジメントシステム(EMS(注1))の導入が進んでいます。
EMSの国際規格には、組織活動や製品・サービスについて環境方針の策定やEMSの運用、監査といった要求事項を規定したISO14001があります。EMSにISO14001を活用する企業は年々増加傾向にあり、2003年2月時点の日本の認証取得サイト数は11,477(注2) と2位のドイツを大きく引き離し、世界のトップとなっています。(図1)
(注1): Environmental Management Systems (環境マネジメントシステム)
(1)組織の行動規範を示した環境方針策定 (2)環境目的・目標の計画立案 (3)実施・運用 (4)点検・是正処置 (5)経営層による見直しの手順をPDCAサイクルによって維持・向上させる
(注2): (財)日本規格協会 (環境管理規格審議委員会事務局) 調べ