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FIP IT Box Vol.21 インターネットで変わる流通業界

PDF Vol.21 [156KB]


FIPの次世代流通ソリューションの取り組み

本号でご紹介した流通ソリューションのほかにも、FIPでは、お客様の業務そのものをASPとしてご提供するソリューションや、物流関係にフォーカスしたソリューションなど、多彩なソリューションでお客様のニーズにお応えしております。

また、流通業界でのXML(注4)対応を中心とした次世代の業界標準EDI策定への参画や、より柔軟なシステム間連携機能により、お取引の自動化、お取引先の拡大に期待が持たれているWebサービス(注5)への取組みなどを柱に、今後も先進的なソリューションの構築を進めてまいります。

(注4): eXtensible Markup Language テキストデータの中に「価格」「品種」といった属性を自由に定義できる言語

(注5): ソフトウェアが動的に必要な機能をインターネット上から検索し、利用できるサービス

より使いやすく価値の高いサービスを目指して ~FIPの新FENICSネットワーク~

流通業界では、EDIの通信プロトコルとしてJCA手順や全銀手順を用い、公衆回線・ISDNなどの交換回線ネットワークに接続するのが標準的なEDIの手法です。これらの従来型の通信手順・接続形態は今後も利用されていくと思われますが、一方で、企業間取引の迅速化や機動的な商品調達を実現する、インターネットやIP-VPN(注6)などのIPネットワーク(注7)の活用も徐々に始まっています。

(注6): 公衆ネットワーク上に構築された仮想私設ネットワーク (Virtual Private Network) をIPベースで実現したもの

(注7): インターネットプロトコルベースのネットワーク

広がるIPネットワークの活用

製造業・建設業における海外取引へのグローバル対応や公共事業の入札におけるe-Japanへの取組みを契機に、ネット調達や電子入札などの実用化が進んでいます。

流通業界においても、いくつかの先進企業や業界VANにおいて、取引企業間での画像・CM情報といったマルチメディアデータを含んだ商品情報の交換や、在庫・販売実績情報の共有によるSCMやCPFRへの取組みが行なわれ始めました。

これら企業間・企業内でのITの活用には、従来のネットワークよりもはるかに高速で、より安価なIPネットワークを利用することが重要かつ必須の条件と言われています。

また、IPベースのシステム・サービスの構築において国際的な技術標準やEDI標準に準拠することは、業界・企業の相互接続性や機動的な業務対応を可能にするため、多くの企業がその取組みに注目しています。

アクセスポイントまでの電話料を無料化

FIPでは、流通業界各社様の負担を軽減し、EDIへの積極的な取り組みをご支援するため、2003年4月より従来型のEDI手順をご利用する際の、アクセスポイントまでの電話料金を無料化(注8)する「新FENICSネットワーク」の提供を開始します。

さらに、この「新FENICSネットワーク」では、従来型の手順はもちろん、IPネットワークもサポートし、お客様の様々なIT活用ニーズに柔軟に対応できます。

FIPは、流通業界で広く利用されてきた従来型EDIをこれまで以上に効果的にご活用いただけるよう、質の高いVANサービスを引き続きご提供すると共に、付加価値の高いIPベースのサービスも提供してまいります。

(注8): JCA・全銀BSC(電話・INS)、FTS・TTY(電話)以外の手順、およびバックアップ用のアクセスポイントへの接続料は有料