FATファイルシステムの概要 | ブートセクタについて | クラスタについて | FATチェインについて |
eFILE(組込み用ファイルシステム)
クラスタについて
図3にクラスタ(データ領域の管理単位)について示します。
データ領域をセクタ単位で管理すると管理テーブルが大きくなるため、数セクタをまとめて1クラスタとして扱い、クラスタ番号を管理するテーブルにてファイル管理します。
また、1バイトのファイルでもクラスタ単位の管理上、1クラスタの領域を利用して管理します。
このため1クラスタの割り当てセクタ数が少ないと小さいファイルを数多く作成する事が可能ですが、管理テーブルが大きくなる傾向にあります。
このため、利用アプリケーションのファイルサイズやファイル数を考慮してクラスタに割り当てるセクタ数を決めると、効率よく情報を記録する事が可能です。
図3 クラスタについて(データ領域の管理単位)

クラスタ番号管理について
図4に、FATテーブル内のクラスタ番号管理について示します。
クラスタ番号の最大取り扱い値によって、3種類(FAT12,FAT16, FAT32)のFAT管理種別となります。
FAT12では、128MBまで管理可能で主にフロッピィディスクや低容量のメモリカードに利用されています。
FAT16では、2GBまで管理可能で大容量のメモリカード(32MB~1GB)で利用されています。
FAT32では、2TBまで管理可能でハードディスク等の大容量のディスクで利用されています。
図4 クラスタ番号
| クラスタ番号 | 番号の範囲 | 終端 | 欠陥クラスタ | |
| FAT12 | 12bit | 2~0xFF6 | 0xFF8~0xFFF | 0xFF7 |
| FAT16 | 16bit | 2~0xFFF6 | 0xFFF8~0xFFFF | 0xFFF7 |
| FAT32 | 32bit | 2~0xFFFFFF6 | 0xFFFFFF8~0xFFFFFFF | 0xFFFFFF7 |
クラスタ番号0は、空きを表す。
クラスタ番号は一般的にFATエントリーと呼ばれている。
