関節リウマチ
~ リラクゼーションルームだより第23回 ~
関節の痛み・腫れ・炎症が全身に広がり、これらの症状が続くと関節の変形・破壊が進み、最終的には身体障害にまで至る病気で、主に20~40歳代の人が発症しやすく、男女の比率は1:4と女性に多い病気で、原因は不明である。
手指(指の付け根=中手指節関節、指先から二番目=近位指節関節)、足趾、手首の関節の痛みと腫れが数週間から数か月の間に徐々に起こり、触れると熱感があることもある。肘や膝の関節にも痛みと腫れがみられる。
関節の痛みは最初、一つあるいは少数の関節から始まるが、長い間には左右の同じ部位の関節にほぼ同じ時期に起こることが多い。
関節の腫れは関節液が貯まったり、関節を包んでいる組織に炎症が起こる為で、圧すと柔らかい感じがあり痛みを感じるのが特徴だ。
関節を動かし始める時にこわばって、なんとなく動かし難く、使っているうちにだんだん楽に動かせるようになる。朝、起きた時に最も強く感じるので「朝のこわばり」と呼ばれる。昼寝をしたり、長い時間椅子に坐っているなど関節を動かさないで置いた後にもこわばりはみられる。関節リウマチでは朝のこわばりは数時間続くことが多い。
関節痛は、良くなったり、悪くなったりをくり返しながら慢性の経過を辿るが、なかには、数か月で完全に治ってしまう人もいる。
症状は天候に左右されることが多く、暖く晴れた天気が続く時は軽く、天気が崩れ出す前や雨の日、寒い日には痛みが強くなる。また、エアコン冷房の風が直接関節部にあたると関節痛が強くなる。
病気が進行すると、関節の骨や軟骨が破壊されて関節の変形が起こり、関節を動かせる範囲が狭くなる。
手指が小指側に偏る尺側偏位、足の親指が外側に偏る外反母趾、膝や肘が十分に伸ばせなくなる屈曲拘縮がみられる。
頭を支えている首の骨の関節がおかされてずれ易くなる(環軸関節亜脱臼)と後頭部が痛んだり、手の力が入り難くなったりしびれたりする。
- 全身症状として、疲れやすさ、脱力感、体重減少、食欲低下がみられる。
- 肘の外側、後頭部、腰骨の上など圧迫が加わり易い部位の皮下にしこりを生じることがある。
- 涙や唾液が出難くなるシェーグレン症候群がみられることがある。
- 1時間以上続く朝のこわばり
- 3個所以上の関節の腫れ
- 手の関節(手関節、中手指節関節、近位指節関節)の腫れ
- 対称性の関節の腫れ
- 手のエックス線写真の異常所見
- 皮下結節
- 血液検査でリウマチ反応が陽性
の7項目からできている。このうち4項目以上満たすと関節リウマチと診断する。ただし、(1)から(4)までは6週間以上持続することが必要です。
また、慢性関節リウマチの症状は、良くなったり悪くなったりを繰り返しながら、徐々に悪化していくことも分かっている。これらの背景には、精神的な要因も大きく関係している為、患者さん本人だけではなく、ご家族など周囲の方の理解も必要となってくる。
関節リウマチには、手足の冷えなどの症状もあるので温めてあげると良い。
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