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学内PC室での印刷量の増大に対し
印刷ログ管理で注意喚起
印刷コスト削減や温暖化ガス排出量を低減

札幌医科大学様

[2008年8月10日掲載]


北海道唯一の公立医科大学である札幌医科大学は、地域医療に貢献する医療人の育成に力を入れており、医師国家試験の合格率は全国トップクラスの実績を誇ります。近年、札幌医科大学では、学生の教育支援として設置しているコンピュータ実習室において、学生による印刷物の量が増加傾向にあります。実習室を管理する総合情報センターでは、印刷用紙などにかかるコストの増加を危惧し、印刷の管理に「PrintBarrier」を導入。サムネイル機能の活用を生徒に促し印刷枚数を低減させ、印刷コストの削減を果たしました。

導入のねらい

  • 印刷実績管理による印刷物への意識向上
    学生一人ひとりの印刷枚数を把握し、過剰な印刷への注意喚起が可能になりました。
    また、印刷したファイル名などの情報が取得でき、学業以外の印刷を把握できるようになりました。
  • サムネイル印刷機能による出力枚数の削減
    印刷出力を縮小・結合するサムネイル印刷機能によってトータルの出力枚数削減が可能になりました。学生に対して縮小印刷を推奨することで、実際に印刷枚数の低減効果が認められました。
  • 印刷枚数削減による温暖化ガス排出量の低減
    印刷枚数低減が紙やトナー、電力消費の低減につながり、省エネによる温暖化ガス排出量の低減にも貢献しました。

PC 実習室での印刷の実態を管理すべくPrintBarrier の採用を決定

札幌医科大学
附属総合情報
センター副室長
長・企画開発
室長
附属病院医療
情報企画室・
副室長
内科第一講
座・講師
明石浩史 氏

将来の北海道の医療を担う人材を育成し続けている札幌医科大学は、情報教育にも力を入れています。1999 年には新たに建てられた基礎医学研究棟内に附属総合情報センター(以下、情報センター)を設置、同時に学生向けのコンピュータ実習室を新設しました。コンピュータ実習室は医学部と保健医療学部のそれぞれにあり、60 ~70 台あまりの端末が置かれています。
設置当初は端末はMacintosh だけでしたが、現在では端末のほとんどをWindows に切り替えています。また切り替えの際にプリンタも刷新することにしました。この刷新にあたり、情報センターではプリンタの利用状況を把握したいと考えていました。
「以前はプリンタ利用状況の管理は行っていませんでしたが、Windows 端末の導入に伴って利用者の増加が考えられました。そこで、たとえば学部別で利用状況を把握したり、また必要となれば学生ごとに印刷枚数の上限を定めて、利用を制限できるようなソリューションが必要になったのです」( 明石氏)

導入前の課題

生の印刷動向が明確化され大量印刷という問題点を発見

札幌医科大学
附属総合情報
センター
総務・システム
グループ
主任
足羽隆三 氏

現在、札幌医科大学では、各学部の実習室に、カラー1 台、モノクロ4 台のページプリンタを設置しています。そして、PrintBarrier は2004 年10 月に導入されました。
「今回の用途に適した製品だと判断し、採用を決めました」と、情報センター 総務・システムグループ主任の足羽隆三氏は言います。
当初の目的は「印刷状況を把握できるようにする」ことでしたが、実態が見えてくるにつれて顕在化してくる問題もありました。
足羽氏は以前から、レポート作成や試験前など特定の時期に印刷出力が増えるという印刷量の傾向を感触として持っていました。ところがある時期を境にその印刷量が著しく増加します。
「大量印刷をする学生が急増したのです。1 人の学生が1000 枚もの出力をした例もあります」( 足羽氏) PrintBarrier による半期ごとの集計データで見てみると、2005 年下期に印刷枚数が増加していました。この理由について、明石氏は次のように推測しています。
「実習室のプリンタは、本来はレポートなどを打ち出すため設置したものですが、この頃から試験対策のためにノートをコピーする代わりに、パソコンから打ち出して使うようになったようです。図書館で有料コピー機を使用しなくても無料で大量に印刷できるということが、学生に口コミで広まっていったのでしょうね」( 明石氏)
実習室は24時間利用可能で学生はカードキーで自由に出入りできます。こうした実習室の環境では、情報センターの職員が常駐して印刷内容を把握することは不可能です。そこで、PrintBarrier のログ管理機能が役立ちました。印刷されたファイル名などが、すべてログとして記録されています。調べてみると、サークルの勧誘チラシなど、勉強とは無関係な内容と思われるファイルも印刷されていました。

導入の効果

生徒に用紙を持参させることで印刷を抑制

情報センターでは、用紙を節約するという意識を学生たちに持ってもらう必要があると判断し、情報センターが用紙を提供することをやめて、必要な用紙は学生が自分で調達して持ち込むかたちにしました。
「中には、PrintBarrier の印刷ログを利用し、課金しようという案もありましたが、最終的には用紙のみ持参してもらうかたちに落ち着きました。用紙は1 枚1 円程度。図書館のコピー機と比べればはるかに安いですが、心理的なブレーキには役立つでしょう」(明石氏)
その一方、印刷の出力枚数を減らすべく、情報センターではPrintBarrier のサムネイル機能などを使用するよう学生たちに呼びかけています。
「実習室のパソコンの使い方を1 年生の間に教えています。PrintBarrier の使い方に関しても、違和感なく覚えてくれますね。触って分かる、というPrintBarrier の使いやすさがあってこそだと思います」(明石氏)
こうして現在では印刷枚数は大幅に削減されました。札幌医科大学のデータを元にFFC が試算したところによると、2005 年度から2006 年度にかけて、印刷コストは全てモノクロ印刷だったと仮定しても年間27 万円もの節約、消費電力は約48kWh の削減となりました。
「効果を数字で示せたのはPrintBarrier のおかげですね。さらにコストの試算や省エネ、環境対策にも効果があると示すことができました」(足羽氏)

北海道公立大学法人札幌医科大学 学校概要

学長・理事長 今井 浩三
設立 1950年2月20日設立
所在地 〒060-8556
札幌市中央区南1条西17丁目
大学概要 口腔外科学、整形外科学、法医学、放射線医学 、麻酔学、口腔治療学、がん研究所など、医師をはじめとする地域に貢献する多くの医療人を育成するとともに、先進医学・保健医療学の研究や高度先進医療の提供している。
ホームページ http://web.sapmed.ac.jp/index.html

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