4.27 要素軸目盛

「要素軸目盛」は、多角形グラフの各要素軸に設定する目盛や目盛値です。「要素軸目盛」では、目盛の数や、目盛の上限値と下限値を指定できます。


■ ElementAxisScaleType(要素軸目盛形式) ページ先頭へ前へ次へページ末尾へ

【機能】 要素軸目盛の設定形式を指定します。
【構文】 Integer Object.ElementAxisScaleType[=Value]
【設定値】 cwmgScaleRelative : 0 : 相対指定(目盛数、表示するデータの範囲を自動的に設定する)
cwmgScaleAbsolute : 1 : 絶対指定(目盛数、表示するデータの範囲を指定する)

相対指定の場合、要素軸目盛数算出値(ElementAxisScaleCount)および要素軸目盛自動範囲(ElementAxisScaleAutoRange)で目盛情報を指定します。
絶対指定の場合、要素軸目盛上限値(ElementAxisScaleMax)、要素軸目盛下限値(ElementAxisScaleMin)、要素軸目盛値間隔(ElementAxisScaleIncrement)および要素軸目盛数算出値(ElementAxisScaleCount)で目盛情報を指定します。
【デフォルト値】 配列すべてcwmgScaleRelative : 0 : 相対指定
【用法】 設計時:設定、参照
実行時:設定、参照
【備考】 本プロパティは配列プロパティであり、ElementIndexがインデックスプロパティとなります。
ElementIndexに設定されている要素番号に対する値の設定・参照が可能です。あらかじめ、ElementIndexに要素番号を設定しておく必要があります。
要素軸目盛スケール統一(ElementAxisScaleUnity)が「スケール統一する」の場合、要素軸目盛スケール基準(ElementAxisScaleBase)で指定した要素番号に対する値だけが有効となります。
絶対指定の場合の目盛数の最大値は100です。目盛数が100を越える場合、要素軸目盛数算出値(ElementAxisScaleCount)によって目盛数が決定されます。
絶対指定の場合、要素軸目盛上限値(ElementAxisScaleMax)および要素軸目盛下限値(ElementAxisScaleMin)の指定は、データ値が軸目盛内に収まる範囲の値を指定してください。データ値が軸目盛をはみ出すような上限値および下限値を指定すると、グラフの表示が乱れる場合があります。
目盛値の最大文字数は、20文字です。目盛値が20文字を越える場合、目盛値が20文字で表現できる最大値(99999999999999999999)となります。この場合、要素軸目盛桁落位置(ElementAxisScaleDigit)で桁数の調整を行ってください。
【有効グラフ】 多角形グラフ、多重多角形グラフ

■ ElementAxisScaleCount(要素軸目盛数算出値) ページ先頭へ前へ次へページ末尾へ

【機能】 要素軸目盛数算出値(要素軸の目盛数の目安)を指定します。
【構文】 Integer Object.ElementAxisScaleCount[=Value]
【設定値】 cwmgScaleCount4 : 1 : 2〜4
cwmgScaleCount6 : 2 : 3〜6
cwmgScaleCount7 : 3 : 3〜7
cwmgScaleCount9 : 4 : 4〜9
cwmgScaleCount10 : 5 : 5〜10
cwmgScaleCount12 : 6 : 5〜12
cwmgScaleCount13 : 7 : 6〜13
cwmgScaleCount15 : 8 : 6〜15
cwmgScaleCount16 : 9 : 7〜16
cwmgScaleCount18 : 10 : 8〜18
【デフォルト値】 配列すべてcwmgScaleCount7 : 3 : 3〜7
【用法】 設計時:設定、参照
実行時:設定、参照
【備考】 要素軸目盛形式(ElementAxisScaleType)が「相対指定」のとき、または、要素軸目盛値間隔(ElementAxisScaleIncrement)が0.0のとき有効となります。
本プロパティは配列プロパティであり、ElementIndexがインデックスプロパティとなります。
ElementIndexに設定されている要素番号に対する値の設定・参照が可能です。あらかじめ、ElementIndexに要素番号を設定しておく必要があります。
要素軸目盛スケール統一(ElementAxisScaleUnity)が「スケール統一する」の場合、要素軸目盛スケール基準(ElementAxisScaleBase)で指定した要素番号に対する値だけが有効となります。
【有効グラフ】 多角形グラフ、多重多角形グラフ

■ ElementAxisScaleAutoRange(要素軸目盛自動範囲) ページ先頭へ前へ次へページ末尾へ

【機能】 要素軸目盛自動範囲(実データ値の範囲から、データ範囲を自動的に設定するかしないか)を指定します。

【構文】 Boolean Object.ElementAxisScaleAutoRange[=Value]
【設定値】 True : データ範囲を自動調整する
False : データ範囲を自動調整しない
【デフォルト値】 配列すべて False
【用法】 設計時:設定、参照
実行時:設定、参照
【備考】 要素軸目盛形式(ElementAxisScaleType)が「相対指定」のとき、有効となります。
本プロパティは配列プロパティであり、ElementIndexがインデックスプロパティとなります。
ElementIndexに設定されている要素番号に対する値の設定・参照が可能です。あらかじめ、ElementIndexに要素番号を設定しておく必要があります。
要素軸目盛スケール統一(ElementAxisScaleUnity)が「スケール統一する」の場合、要素軸目盛スケール基準(ElementAxisScaleBase)で指定した要素番号に対する値だけが有効となります。
【有効グラフ】 多角形グラフ、多重多角形グラフ

■ ElementAxisScaleMax(要素軸目盛上限値) ページ先頭へ前へ次へページ末尾へ

【機能】 要素軸の目盛データ範囲の上限値を指定します。

【構文】 Single Object.ElementAxisScaleMax[=Value]
【設定値】 -1.0E+20 〜 1.0E+20
【デフォルト値】 配列すべて 1.0E+20
【用法】 設計時:設定、参照
実行時:設定、参照
【備考】 要素軸目盛形式(ElementAxisScaleType)の指定が「絶対指定」のとき、有効となります。
本プロパティは配列プロパティであり、ElementIndexがインデックスプロパティとなります。
ElementIndexに設定されている要素番号に対する値の設定・参照が可能です。あらかじめ、ElementIndexに要素番号を設定しておく必要があります。
要素軸目盛スケール統一(ElementAxisScaleUnity)が「スケール統一する」の場合、要素軸目盛スケール基準(ElementAxisScaleBase)で指定した要素番号に対する値だけが有効となります。
設定する上限値は目安であり、自動調整される場合があります。
要素軸目盛上限値(ElementAxisScaleMax)および要素軸目盛下限値(ElementAxisScaleMin)の指定は、データ値が軸目盛内に収まる範囲の値を指定してください。データ値が軸目盛をはみ出すような上限値および下限値を指定すると、グラフの表示が乱れる場合があります。また、上限値に下限値より小さい値を指定した場合は、要素軸目盛形式(ElementAxisScaleType)の指定を「相対指定」として扱います。
目盛値の最大文字数は、20文字です。目盛値が20文字を越える場合、目盛値が20文字で表現できる最大値(99999999999999999999)となります。この場合、要素軸目盛桁落位置(ElementAxisScaleDigit)で桁数の調整を行ってください。
【有効グラフ】 多角形グラフ、多重多角形グラフ

■ ElementAxisScaleMin(要素軸目盛下限値) ページ先頭へ前へ次へページ末尾へ

【機能】 要素軸の目盛データ範囲の下限値を指定します。

【構文】 Single Object.ElementAxisScaleMin[=Value]
【設定値】 -1.0E+20 〜 1.0E+20
【デフォルト値】 配列すべて -1.0E+20
【用法】 設計時:設定、参照
実行時:設定、参照
【備考】 要素軸目盛形式(ElementAxisScaleType)の指定が「絶対指定」のとき、有効となります。
本プロパティは配列プロパティであり、ElementIndexがインデックスプロパティとなります。
ElementIndexに設定されている要素番号に対する値の設定・参照が可能です。あらかじめ、ElementIndexに要素番号を設定しておく必要があります。
要素軸目盛スケール統一(ElementAxisScaleUnity)が「スケール統一する」の場合、要素軸目盛スケール基準(ElementAxisScaleBase)で指定した要素番号に対する値だけが有効となります。
設定する下限値は目安であり、自動調整される場合があります。
要素軸目盛上限値(ElementAxisScaleMax)および要素軸目盛下限値(ElementAxisScaleMin)の指定は、データ値が軸目盛内に収まる範囲の値を指定してください。データ値が軸目盛をはみ出すような上限値および下限値を指定すると、グラフの表示が乱れる場合があります。また、下限値に上限値より大きい値を指定した場合は、要素軸目盛形式(ElementAxisScaleType)の指定を「相対指定」として扱います。
目盛値の最大文字数は、20文字です。目盛値が20文字を越える場合、目盛値が20文字で表現できる最大値(99999999999999999999)となります。この場合、要素軸目盛桁落位置(ElementAxisScaleDigit)で桁数の調整を行ってください。
【有効グラフ】 多角形グラフ、多重多角形グラフ

■ ElementAxisScaleIncrement(要素軸目盛値間隔) ページ先頭へ前へ次へページ末尾へ

【機能】 要素軸の目盛値間隔(目盛値の増分量)を指定します。

【構文】 Single Object.ElementAxisScaleIncrement[=Value]
【設定値】 0.0 〜 1.0E+20
【デフォルト値】 配列すべて 0.0
【用法】 設計時:設定、参照
実行時:設定、参照
【備考】 要素軸目盛形式(ElementAxisScaleType)が「絶対指定」のとき、有効となります。
本プロパティは配列プロパティであり、ElementIndexがインデックスプロパティとなります。
ElementIndexに設定されている要素番号に対する値の設定・参照が可能です。あらかじめ、ElementIndexに要素番号を設定しておく必要があります。
要素軸目盛スケール統一(ElementAxisScaleUnity)が「スケール統一する」の場合、要素軸目盛スケール基準(ElementAxisScaleBase)で指定した要素番号に対する値だけが有効となります。
本プロパティ値が0.0の場合、要素軸目盛数算出値(ElementAxisScaleCount)によって目盛数が決定されます。
目盛数の最大値は100です。目盛数が100を越える場合、本プロパティは無効となり、要素軸目盛数算出値(ElementAxisScaleCount)によって目盛数が決定されます。
【有効グラフ】 多角形グラフ、多重多角形グラフ

■ ElementAxisScaleDigit(要素軸目盛桁落位置) ページ先頭へ前へ次へページ末尾へ

【機能】 要素軸目盛値の桁落位置を指定します。
【構文】 Integer Object.ElementAxisScaleDigit[=Value]
【設定値】 -19〜19
0 : 桁落としを行わない
正数 : 桁落としを行う小数点以上の桁位置
負数 : 桁落としを行う小数点以下の桁位置
【デフォルト値】 配列すべて -2
【用法】 設計時:設定、参照
実行時:設定、参照
【備考】 要素軸目盛値有無(ElementAxisLabel)が「目盛値あり」のとき、有効となります。
本プロパティは配列プロパティであり、ElementIndexがインデックスプロパティとなります。
ElementIndexに設定されている要素番号に対する値の設定・参照が可能です。あらかじめ、ElementIndexに要素番号を設定しておく必要があります。
【有効グラフ】 多角形グラフ、多重多角形グラフ

■ ElementAxisScaleAdjustType(要素軸目盛端数処理種) ページ先頭へ前へ次へページ末尾へ

【機能】 要素軸目盛値の端数処理種を指定します。
【構文】 Integer Object.ElementAxisScaleAdjustType[=Value]
【設定値】 cwmgDigitRound : 0 : 四捨五入
cwmgDigitRaise : 1 : 切り上げ
cwmgDigitCut : 2 : 切り捨て
【デフォルト値】 配列すべてcwmgDigitRound : 0 : 四捨五入
【用法】 設計時:設定、参照
実行時:設定、参照
【備考】 要素軸目盛値有無(ElementAxisLabel)が「目盛値あり」のとき、有効となります。
本プロパティは配列プロパティであり、ElementIndexがインデックスプロパティとなります。
ElementIndexに設定されている要素番号に対する値の設定・参照が可能です。あらかじめ、ElementIndexに要素番号を設定しておく必要があります。
【有効グラフ】 多角形グラフ、多重多角形グラフ

■ ElementAxisScaleAdjustDigit(要素軸目盛端数処理位置) ページ先頭へ前へ次へページ末尾へ

【機能】 要素軸目盛値の端数処理位置を指定します。
【構文】 Integer Object.ElementAxisScaleAdjustDigit[=Value]
【設定値】 -19〜19
0 : 端数処理を行わない
正数 : 端数処理を行う小数点以上の桁位置
負数 : 端数処理を行う小数点以下の桁位置
【デフォルト値】 配列すべて -2
【用法】 設計時:設定、参照
実行時:設定、参照
【備考】 要素軸目盛値有無(ElementAxisLabel)が「目盛値あり」のとき、有効となります。
本プロパティは配列プロパティであり、ElementIndexがインデックスプロパティとなります。
ElementIndexに設定されている要素番号に対する値の設定・参照が可能です。あらかじめ、ElementIndexに要素番号を設定しておく必要があります。
【有効グラフ】 多角形グラフ、多重多角形グラフ

■ ElementAxisScaleUnity(要素軸目盛スケール統一) ページ先頭へ前へ次へページ末尾へ

【機能】 要素軸のスケール統一有無(1目盛の大きさを統一するかどうか)を指定します。

【構文】 Boolean Object.ElementAxisScaleUnity[={True|False}]
【設定値】 True : スケール統一する
False : スケール統一しない
【デフォルト値】 True
【用法】 設計時:設定、参照
実行時:設定、参照
【備考】 スケール統一する場合は、要素軸目盛スケール基準(ElementAxisScaleBase)でスケール統一の基準とする要素軸の番号を指定します。スケール統一する場合は、以下の要素軸目盛部品の配列プロパティは要素軸目盛スケール基準(ElementAxisScaleBase)で指定した要素番号に対する値だけが有効となります。
− 要素軸目盛形式(ElementAxisScaleType)
− 要素軸目盛数算出値(ElementAxisScaleCount)
− 要素軸目盛自動範囲(ElementAxisScaleAutoRange)
− 要素軸目盛データ範囲(ElementAxisScaleMax、ElementAxisScaleMin)
− 要素軸目盛値間隔(ElementAxisScaleIncrement)
【有効グラフ】 多角形グラフ、多重多角形グラフ

■ ElementAxisScaleBase(要素軸目盛スケール基準) ページ先頭へ前へ次へページ末尾へ

【機能】 要素軸のスケール基準(スケール統一する場合の基準とする要素軸の番号)を指定します。
【構文】 Integer Object.ElementAxisScaleBase[=Value]
【設定値】 1〜16
【デフォルト値】 1
【用法】 設計時:設定、参照
実行時:設定、参照
【備考】 要素軸目盛スケール統一(ElementAxisScaleUnity)が「スケール統一する」のとき、有効となります。
スケール統一する場合は、以下の要素軸目盛部品の配列プロパティは本プロパティで指定した要素番号に対する値だけが有効となります。
− 要素軸目盛形式(ElementAxisScaleType)
− 要素軸目盛数算出値(ElementAxisScaleCount)
− 要素軸目盛自動範囲(ElementAxisScaleAutoRange)
− 要素軸目盛データ範囲(ElementAxisScaleMax、ElementAxisScaleMin)
− 要素軸目盛値間隔(ElementAxisScaleIncrement)
【有効グラフ】 多角形グラフ、多重多角形グラフ