4.1 グラフ全般

ここでは、グラフ作成全般に関する設定について説明します。
グラフ作成全般に関する設定とは、作成するグラフの形式、そのグラフに表現する数値データ、グラフの表示形式といったものです。


■ GraphType(グラフ形式) ページ先頭へ前へ次へページ末尾へ

【機能】 グラフの形式を指定します。
【構文】 Integer Object.GraphType[=Value]
【設定値】 cwmgGraphBarV : 1 : 棒グラフ(縦)
cwmgGraphBarH : 2 : 棒グラフ(横)
cwmgGraphPileBarV : 3 : 積み上げ棒グラフ(縦)
cwmgGraphPileBarH : 4 : 積み上げ棒グラフ(横)
cwmgGraph3DBarV : 5 : 3次元棒グラフ(縦)
cwmgGraph3DBarH : 6 : 3次元棒グラフ(横)
cwmgGraph3DPileBarV : 7 : 3次元積み上げ棒グラフ(縦)
cwmgGraph3DPileBarH : 8 : 3次元積み上げ棒グラフ(横)
cwmgGraphLineV : 9 : 折れ線グラフ(縦)
cwmgGraphLineH : 10 : 折れ線グラフ(横)
cwmgGraphPileLineV : 11 : 積み上げ折れ線グラフ(縦)
cwmgGraph3DLineV : 12 : 3次元折れ線グラフ(縦)
cwmgGraph3DLineH : 13 : 3次元折れ線グラフ(横)
cwmgGraph3DPileLineV : 14 : 3次元積み上げ折れ線グラフ(縦)
cwmgGraphProportionV : 15 : 構成比グラフ(縦)
cwmgGraphProportionH : 16 : 構成比グラフ(横)
cwmgGraph3DProportionV: 17 : 3次元構成比グラフ(縦)
cwmgGraph3DProportionH: 18 : 3次元構成比グラフ(横)
cwmgGraphPie : 19 : 円グラフ
cwmgGraph3Dpie : 20 : 3次元円グラフ
cwmgGraphMultiPie : 21 : 多重円グラフ
cwmgGraph3DMultiPie : 22 : 3次元多重円グラフ
cwmgGraphOHLCV : 23 : ローソク棒グラフ(縦)
cwmgGraphOHLCH : 24 : ローソク棒グラフ(横)
cwmgGraphHiLowV : 25 : 浮動棒グラフ(縦)
cwmgGraphHiLowH : 26 : 浮動棒グラフ(横)
cwmgGraphPolygon : 27 : 多角形グラフ
cwmgGraphMultiPolygon: 28 : 多重多角形グラフ
cwmgGraphScatter : 29 : 散布図
cwmgGraphStepV : 30 : 階段折れ線グラフ(縦)
cwmgGraph3DStepV : 31 : 3次元階段折れ線グラフ(縦)
cwmgGraphBarLineV : 32 : 棒折れ線グラフ(縦)
cwmgGraphBarLineH : 33 : 棒折れ線グラフ(横)
cwmgGraphPileBarLineV : 34 : 積み上げ棒折れ線グラフ(縦)
cwmgGraphPileBarLineH : 35 : 積み上げ棒折れ線グラフ(横)
cwmgGraph3DRangeBarV : 36 : 連立棒グラフ(縦)
cwmgGraph3DRangeBarH : 37 : 連立棒グラフ(横)
【デフォルト値】 cwmgGraph3DBarV : 5 : 3次元棒グラフ(縦)
【用法】 設計時:設定、参照
実行時:設定、参照
【備考】 グラフ形式を設定すると、 ItemIndexおよび ElementIndexは1にリセットされます。
グラフ形式を設定すると、以下のプロパティはデフォルト値にリセットされる場合があります。
・NoteOrigin(説明文基点)
・NotePosition(説明文位置)
・NotePosY(説明文位置調整Y)
・AxisLineWidth(軸線幅)
・BackgroundHatchType(背景ハッチ種)
・BaseAxisTitlePosY(基準軸タイトル位置調整Y)
・BaseAxisLabelHeight(基準軸目盛値文字高)
・BaseAxisScaleMark(基準軸目盛線有無)
・ValueAxisTitlePosX(変化軸タイトル位置調整X)
・ValueAxisTitlePosY(変化軸タイトル位置調整Y)
・ValueAxisTitlePosZ(変化軸タイトル位置調整Z)
・ValueAxisScaleMin(変化軸目盛下限値)
・ValueDataPosition(実データ値位置)
・LegendLineGap(凡例行間隔)
・ItemNamePosition(項目名位置)
・GraphInteriorStyle(グラフ面塗り)
・GraphHatchType(グラフハッチ種)
・GraphFillColor(グラフ面色)
・Marker(マーカ有無)
・ConnectingLineType(結合線種)
・ConnectingLineColor(結合線色)
詳細については、各プロパティを参照してください。

グラフ形式を設定すると、ItemCount、ElementCountがそのグラフで扱える値の範囲外であれば、そのグラフで扱える範囲内の値となるように再設定されます。

■ ItemCount(項目数) ページ先頭へ前へ次へページ末尾へ

【機能】 グラフに表現する項目の数を指定します。
【構文】 Integer Object.ItemCount[=Value]
【設定値】 棒グラフ、折れ線グラフ、 階段折れ線グラフ 、棒折れ線グラフ、連立棒グラフ: 1〜16
ただし、項目数(ItemCount)×要素数(ElementCount)は1600以下である必要があります。
浮動棒グラフ、散布図 : 1〜8

ただし、項目数(ItemCount)×要素数(ElementCount)は800以下である必要があります。
構成比グラフ、円グラフ、多角形グラフ : 1〜4

ローソク棒グラフ : 1
【デフォルト値】 1
【用法】 設計時:設定、参照
実行時:設定、参照
【備考】 本プロパティを設定すると、ItemIndexおよび ElementIndexは1にリセットされます。
項目数(ItemCount)×要素数(ElementCount)が制限値(16000または800)をオーバーした場合、ElementCountは制限内の値となるように再設定されます。

■ ElementCount(要素数) ページ先頭へ前へ次へページ末尾へ

【機能】 1つの項目を構成する要素の数を指定します。
【構文】 Integer Object.ElementCount[=Value]
【設定値】 棒グラフ、折れ線グラフ、 階段折れ線グラフ 、棒折れ線グラフ、連立棒グラフ: 1〜16000
ただし、項目数(ItemCount)×要素数(ElementCount)は16000以下である必要があります。
浮動棒グラフ、散布図 : 1〜800
ただし、項目数(ItemCount)×要素数(ElementCount)は800以下である必要があります。
構成比グラフ、円グラフ : 1〜16
多角形グラフ : 3〜16
ローソク棒グラフ : 1〜400
【デフォルト値】 3
【用法】 設計時:設定、参照
実行時:設定、参照
【備考】 浮動棒グラフおよび散布図では、1項目中の2つのデータ値で1つの要素を構成します(データ値が2つのとき、要素数は1です)。
本プロパティを設定すると、ItemIndexおよび ElementIndexは1にリセットされます。
項目数(ItemCount)×要素数(ElementCount)が制限値(16000または800)をオーバーした場合、 ItemCountは制限内の値となるように再設定されます。

■ ItemIndex(項目インデックス) ページ先頭へ前へ次へページ末尾へ

【機能】 項目のインデックス番号(項目番号)を指定します。
【構文】 Integer Object.ItemIndex[=Value]
【設定値】 ローソク棒グラフ : 1〜4
ローソク棒グラフ以外 : 1〜 ItemCount
【デフォルト値】 1
【用法】 設計時:設定、参照
実行時:設定、参照
【備考】 この番号は、以下の配列プロパティの値の設定・参照時のインデックス番号となります。
− ItemNameText
− GraphData
− GraphInteriorStyle
− GraphHatchType
− GraphFillColor
− GraphFrameColor
− GraphLineType
− GraphLineColor
− GraphLineWidth
− MarkerType
− MarkerColor
− ConnectingLineType
− ConnectingLineColor
− ConnectingLineWidth
− ConnectingLineWidth
− ComboItemGraphType
− ComboValueAxisCorrelation
− MarkerSize
− MarkerStyle
− MarkerFillColor

グラフ形式(GraphType)、項目数(ItemCount)、要素数(ElementCount)を設定しなおすと、 ItemIndexは1にリセットされます。

ローソク棒グラフでのGraphDataに対するデータ値の設定は、ItemIndexの値1〜4がそれぞれ、始値、高値、安値、終値に対する設定となります。また、ローソク棒グラフでのGraphInteriorStyle、GraphHatchType、GraphFillColor、GraphFrameColorに対する設定は、、ItemIndexの値が1のとき「始値より終値が高い」場合、 ItemIndexの値が2のとき「始値より終値が低い」場合の設定となります。

■ ElementIndex(要素インデックス) ページ先頭へ前へ次へページ末尾へ

【機能】 要素のインデックス番号(要素番号)を指定します。
【構文】 Integer Object.ElementIndex[=Value]
【設定値】 浮動棒グラフ、散布図 : 1〜 ElementCount ×2
上記以外 : 1〜 ElementCount
【デフォルト値】 1
【用法】 設計時:設定、参照
実行時:設定、参照
【備考】 この番号は、以下の配列プロパティの値の設定・参照時のインデックス番号となります。
− ElementNameText
− GraphData
− GraphInteriorStyle
− GraphHatchType
− GraphFillColor
− GraphFrameColor
− ConnectingLineType
− ConnectingLineColor
− ConnectingLineWidth
− ElementNamePart
− ElementNamePosX
− ElementNamePosY
− ElementAxisUnitPart
− ElementAxisUnitText
− ElementAxisUnitPosX
− ElementAxisUnitPosY
− ElementAxisLabelPart
− ElementAxisLabelGap
− ElementAxisLabelStart
− ElementAxisScaleMarkPart
− ElementAxisRefLineValue
− ElementAxisScaleType
− ElementAxisScaleCount
− ElementAxisScaleAutoRange
− ElementAxisScaleMax
− ElementAxisScaleMin
− ElementAxisScaleIncrement
− ElementAxisScaleDigit
− ElementAxisScaleAdjustType
− ElementAxisScaleAdjustDigit

グラフ形式(GraphType)、項目数(ItemCount)、要素数(ElementCount)を設定しなおすと、 ElementIndexは1にリセットされます。

浮動棒グラフ、散布図では、1要素につきデータ値は2つのためElementIndexの最大値は「要素数(ElementCount)×2」となります。また、浮動棒グラフでは、要素名(ElementNameText)の設定は、ElementIndexが奇数値のときにのみ有効となります。

■ ItemNameText(項目名) ページ先頭へ前へ次へページ末尾へ

【機能】 項目名を指定します。項目名は、その項目が何を示しているかを説明する文字列です。
【構文】 String Object.ItemNameText[=Text]
【設定値】 半角20文字以内、全角10文字以内の文字列を指定します。半角文字(1バイト文字)と全角文字(2バイト文字)の混在はできません。
【デフォルト値】 なし
【用法】 設計時:設定、参照
実行時:設定、参照
【備考】 本プロパティは配列プロパティであり、 ItemIndexがインデックスプロパティとなります。
ItemIndexに設定されている項目番号に対する項目名の設定・参照が可能です。あらかじめ、ItemIndexに項目番号を設定しておく必要があります。
【有効グラフ】 ローソク棒グラフ(縦、横)以外

■ ElementNameText(要素名) ページ先頭へ前へ次へページ末尾へ

【機能】 要素名を指定します。項目名は、要素名は、その要素が何を示しているかを説明する文字列です。
【構文】 String Object.ElementNameText[=Text]
【設定値】 半角20文字以内、全角10文字以内の文字列を指定します。半角文字(1バイト文字)と全角文字(2バイト文字)の混在はできません。
【デフォルト値】 なし
【用法】 設計時:設定、参照
実行時:設定、参照
【備考】 本プロパティは配列プロパティであり、 ElementIndexがインデックスプロパティとなります。
ElementIndexに設定されている要素番号に対する要素名の設定・参照が可能です。あらかじめ、 ElementIndexに要素番号を設定しておく必要があります。
浮動棒グラフでは、1要素につきデータ値が2つのため、配列数は「要素数(ElementCount)×2」となりますが、配列の奇数番目(ElementIndexが奇数値)に設定した値が要素名となります。
【有効グラフ】 散布図以外

■ GraphData(データ値) ページ先頭へ前へ次へページ末尾へ

【機能】 グラフに表す実際の数値のデータを指定します。
【構文】 Single Object.GraphData[=Value]
【設定値】 グラフ種 データ値の範囲
棒グラフ(縦、横)
積み上げ棒グラフ(縦、横)
3次元棒グラフ(縦、横)
3次元積み上げ棒グラフ(縦、横)
折れ線グラフ(縦、横)
3次元折れ線グラフ(縦、横)
ローソク棒グラフ(縦、横)
浮動棒グラフ(縦、横)
多角形グラフ
多重多角形グラフ
散布図
階段折れ線グラフ(縦)
3次元階段折れ線グラフ(縦)
棒折れ線グラフ(縦、横)
積み上げ棒折れ線グラフ(縦、横)
連立棒グラフ(縦、横)
-1.0E+20 < 数値 < 1.0E+20
積み上げ折れ線グラフ(縦)
3次元積み上げ折れ線グラフ(縦)
0.0 <= 数値 < 1.0E+20

0.0より小さいデータ値は、0.0と見なします。

構成比グラフ(縦)
構成比グラフ(横)
3次元構成比グラフ(縦)
3次元構成比グラフ(横)
円グラフ
3次元円グラフ
多重円グラフ
3次元多重円グラフ
0.0 <= 数値 < 1.0E+20

0.0より小さいデータ値は、0.0と見なします。
1つの項目に対するデータ値がすべて0.0の場合は、グラフを作成できないため、1項目のすべてのデータを100.0として処理します。

【デフォルト値】 配列すべて 0.0
【用法】 設計時:設定、参照
実行時:設定、参照
【備考】 本プロパティは2次元の配列プロパティであり、 ItemIndexおよび ElementIndexがインデックスプロパティとなります。
ItemIndex、 ElementIndexに設定されている項目番号、要素番号に対するデータ値の設定・参照が可能です。あらかじめ、ItemIndex、 ElementIndexに項目番号、要素番号を設定しておく必要があります。
浮動棒グラフ、散布図では、 1要素につき2つのデータ値を設定します。
ローソク棒グラフでは、 ItemIndexの値1〜4がそれぞれ、始値、高値、安値、終値の項目に対応します。

■ GraphVisible(グラフの表示・非表示) ページ先頭へ前へ次へページ末尾へ

【機能】 グラフの表示・非表示を指定します。
【構文】 Boolean Object.GraphVisible[={True|False}]
【設定値】 True : グラフを表示する
False : グラフを表示しない
【デフォルト値】 True
【用法】 設計時:設定、参照
実行時:設定、参照
【備考】 なし
【有効グラフ】 全グラフ

■ GraphDraw(グラフの描画) ページ先頭へ前へ次へページ末尾へ

【機能】 グラフの描画有無を指定します。
【構文】 Boolean Object.GraphDraw[={True|False}]
【設定値】 True(設計時):グラフのプロパティが変更された時点で描画を行います。
True(実行時):グラフのプロパティが変更されても描画は行わず、本プロパティをTrueに設定した時点で描画を行います。
False : グラフのプロパティが変更されても、描画を行いません。
【デフォルト値】 True
【用法】 設計時:設定、参照
実行時:設定、参照
【備考】 実行時に変更したプロパティをグラフに反映する場合は、本プロパティをTrueに再設定してください。
【有効グラフ】 全グラフ

■ Appearance (コントロールの描画スタイル) ページ先頭へ前へ次へページ末尾へ

【機能】 コントロールの描画スタイルを設定します。
【構文】 Integer Object.Appearance[=Value]
【設定値】 0 : フラット。3D効果なしでコントロールを描画します。
1 : 3D。コントロールを描画するときに、3D効果を持たせます。
【デフォルト値】 0
【用法】 設計時:設定、参照
実行時:設定、参照

■ BackColor (コントロールの背景色) ページ先頭へ前へ次へページ末尾へ

【機能】 コントロールの背景色を指定します。
【構文】 Long Object.BackColor[=Value]
【設定値】 RGB値を設定します。
【デフォルト値】 システムの設定値
【用法】 設計時:設定、参照
実行時:設定、参照

■ BorderStyle (コントロールの境界線スタイル) ページ先頭へ前へ次へページ末尾へ

【機能】 コントロールの境界線スタイルを設定します。
【構文】 Integer Object.BorderStyle[=Value]
【設定値】 0 : なし。境界および境界に関連する要素を表示しません。
1 : 実線。
【デフォルト値】 0
【用法】 設計時:設定、参照
実行時:設定、参照