4.13 基準軸目盛

「基準軸目盛」は、散布図の基準軸に設定する目盛や目盛値です。「基準軸目盛」では、目盛の数や、目盛値の上限値と下限値を指定できます。


■ BaseAxisScaleType(基準軸目盛形式) ページ先頭へ前へ次へページ末尾へ

【機能】 基準軸目盛の設定形式を指定します。
【構文】 Integer Object.BaseAxisScaleType[=Value]
【設定値】 cwmgScaleRelative : 0 : 相対指定(目盛数、表示するデータの範囲を自動的に設定する)
cwmgScaleAbsolute : 1 : 絶対指定(目盛数、表示するデータの範囲を指定する)

相対指定の場合、基準軸目盛数算出値(BaseAxisScaleCount)および基準軸目盛自動範囲(BaseAxisScaleAutoRange)で目盛情報を指定します。
絶対指定の場合、基準軸目盛上限値(BaseAxisScaleMax)、基準軸目盛下限値(BaseAxisScaleMin)、基準軸目盛値間隔(BaseAxisScaleIncrement)および基準軸目盛数算出値(BaseAxisScaleCount)で目盛情報を指定します。
【デフォルト値】 cwmgScaleRelative : 0 : 相対指定
【用法】 設計時:設定、参照
実行時:設定、参照
【備考】 絶対指定の場合の目盛数の最大値は100です。目盛数が100を越える場合、基準軸目盛数算出値(BaseAxisScaleCount)によって目盛数が決定されます。
絶対指定の場合、基準軸目盛上限値(BaseAxisScaleMax)および基準軸目盛下限値(BaseAxisScaleMin)の指定は、データ値が軸目盛内に収まる範囲の値を指定してください。データ値が軸目盛をはみ出すような上限値および下限値を指定すると、グラフの表示が乱れる場合があります。
目盛値の最大文字数は、20文字です。目盛値が20文字を越える場合、目盛値が20文字で表現できる最大値(99999999999999999999)となります。この場合、基準軸目盛桁落位置BaseAxisScaleDigit)で桁数の調整を行ってください。
【有効グラフ】 散布図

■ BaseAxisScaleCount(基準軸目盛数算出値) ページ先頭へ前へ次へページ末尾へ

【機能】 基準軸目盛数算出値(基準軸の目盛数の目安)を指定します。
【構文】 Integer Object.BaseAxisScaleCount[=Value]
【設定値】 cwmgScaleCount4 : 1 : 2〜4
cwmgScaleCount6 : 2 : 3〜6
cwmgScaleCount7 : 3 : 3〜7
cwmgScaleCount9 : 4 : 4〜9
cwmgScaleCount10 : 5 : 5〜10
cwmgScaleCount12 : 6 : 5〜12
cwmgScaleCount13 : 7 : 6〜13
cwmgScaleCount15 : 8 : 6〜15
cwmgScaleCount16 : 9 : 7〜16
cwmgScaleCount18 : 10 : 8〜18
【デフォルト値】 cwmgScaleCount7 : 3 : 3〜7
【用法】 設計時:設定、参照
実行時:設定、参照
【備考】 基準軸目盛の設定形式の指定(BaseAxisScaleType)が「相対指定」のとき、または、基準軸目盛値間隔(BaseAxisScaleIncrement)が0.0のとき有効となります。
【有効グラフ】 散布図

■ BaseAxisScaleAutoRange(基準軸目盛自動範囲) ページ先頭へ前へ次へページ末尾へ

【機能】 基準軸目盛自動範囲(実データ値の範囲から、データ範囲を自動的に設定するかしないか)を指定します。

【構文】 Boolean Object.BaseAxisScaleAutoRange[=Value]
【設定値】 True : データ範囲を自動調整する
False : データ範囲を自動調整しない
【デフォルト値】 False
【用法】 設計時:設定、参照
実行時:設定、参照
【備考】 基準軸目盛の設定形式の指定(BaseAxisScaleType)が「相対指定」のとき、有効となります。
【有効グラフ】 散布図

■ BaseAxisScaleMax(基準軸目盛上限値) ページ先頭へ前へ次へページ末尾へ

【機能】 基準軸の目盛データ範囲の上限値を指定します。

【構文】 Single Object.BaseAxisScaleMax[=Value]
【設定値】 -1.0E+20 〜 1.0E+20
【デフォルト値】 1.0E+20
【用法】 設計時:設定、参照
実行時:設定、参照
【備考】 基準軸目盛形式(BaseAxisScaleType)の指定が「絶対指定」のとき、有効となります。
設定する上限値は目安であり、自動調整される場合があります。
基準軸目盛上限値(BaseAxisScaleMax)および基準軸目盛下限値(BaseAxisScaleMin)の指定は、データ値が軸目盛内に収まる範囲の値を指定してください。データ値が軸目盛をはみ出すような上限値および下限値を指定すると、グラフの表示が乱れる場合があります。また、上限値に下限値より小さい値を指定した場合は、基準軸目盛形式(BaseAxisScaleType)の指定を「相対指定」として扱います。
目盛値の最大文字数は、20文字です。目盛値が20文字を越える場合、目盛値が20文字で表現できる最大値(99999999999999999999)となります。この場合、基準軸目盛桁落位置BaseAxisScaleDigit)で桁数の調整を行ってください。
【有効グラフ】 散布図

■ BaseAxisScaleMin(基準軸目盛下限値) ページ先頭へ前へ次へページ末尾へ

【機能】 基準軸の目盛データ範囲の下限値を指定します。

【構文】 Single Object.BaseAxisScaleMin[=Value]
【設定値】 -1.0E+20 〜 1.0E+20
【デフォルト値】 -1.0E+20
【用法】 設計時:設定、参照
実行時:設定、参照
【備考】 基準軸目盛形式(BaseAxisScaleType)の指定が「絶対指定」のとき、有効となります。
設定する下限値は目安であり、自動調整される場合があります。
基準軸目盛上限値(BaseAxisScaleMax)および基準軸目盛下限値(BaseAxisScaleMin)の指定は、データ値が軸目盛内に収まる範囲の値を指定してください。データ値が軸目盛をはみ出すような上限値および下限値を指定すると、グラフの表示が乱れる場合があります。また、下限値に上限値より大きい値を指定した場合は、基準軸目盛形式(BaseAxisScaleType)の指定を「相対指定」として扱います。
目盛値の最大文字数は、20文字です。目盛値が20文字を越える場合、目盛値が20文字で表現できる最大値(99999999999999999999)となります。この場合、基準軸目盛桁落位置BaseAxisScaleDigit)で桁数の調整を行ってください。
【有効グラフ】 散布図

■ BaseAxisScaleIncrement(基準軸目盛値間隔) ページ先頭へ前へ次へページ末尾へ

【機能】 基準軸の目盛値間隔(目盛値の増分量)を指定します。

【構文】 Single Object.BaseAxisScaleIncrement[=Value]
【設定値】 0.0 〜 1.0E+20
【デフォルト値】 0.0
【用法】 設計時:設定、参照
実行時:設定、参照
【備考】 基準軸目盛の設定形式の指定(BaseAxisScaleType)が「絶対指定」のとき、有効となります。
本プロパティ値が0.0の場合、基準軸目盛数算出値(BaseAxisScaleCount)によって目盛数が決定されます。
目盛数の最大値は100です。目盛数が100を越える場合、本プロパティは無効となり、基準軸目盛数算出値(BaseAxisScaleCount)によって目盛数が決定されます。
【有効グラフ】 散布図

■ BaseAxisScaleDigit(基準軸目盛桁落位置) ページ先頭へ前へ次へページ末尾へ

【機能】 基準軸目盛値の桁落位置を指定します。
【構文】 Integer Object.BaseAxisScaleDigit[=Value]
【設定値】 -19〜19
0 : 桁落としを行わない
正数 : 桁落としを行う小数点以上の桁位置
負数 : 桁落としを行う小数点以下の桁位置
【デフォルト値】 -2
【用法】 設計時:設定、参照
実行時:設定、参照
【備考】 基準軸の目盛値の指定(BaseAxisLabel)が「目盛値あり」のとき、有効となります。
【有効グラフ】 散布図

■ BaseAxisScaleAdjustType(基準軸目盛端数処理種) ページ先頭へ前へ次へページ末尾へ

【機能】 基準軸目盛値の端数処理種を指定します。
【構文】 Integer Object.BaseAxisScaleAdjustType[=Value]
【設定値】 cwmgDigitRound : 0 : 四捨五入
cwmgDigitRaise : 1: 切り上げ
cwmgDigitCut : 2 : 切り捨て
【デフォルト値】 cwmgDigitRound : 0 : 四捨五入
【用法】 設計時:設定、参照
実行時:設定、参照
【備考】 基準軸の目盛値の指定(BaseAxisLabel)が「目盛値あり」のとき、有効となります。
【有効グラフ】 散布図

■ BaseAxisScaleAdjustDigit(基準軸目盛端数処理位置) ページ先頭へ前へ次へページ末尾へ

【機能】 基準軸目盛値の端数処理位置を指定します。
【構文】 Integer Object.BaseAxisScaleAdjustDigit[=Value]
【設定値】 -19〜19
0 : 端数処理を行わない
正数 : 端数処理を行う小数点以上の桁位置
負数 : 端数処理を行う小数点以下の桁位置
【デフォルト値】 -2
【用法】 設計時:設定、参照
実行時:設定、参照
【備考】 基準軸の目盛値の指定(BaseAxisLabel)が「目盛値あり」のとき、有効となります。
【有効グラフ】 散布図