5.1 グラフの印刷(プロパティ)

ここでは、グラフの印刷(プロパティ)に関する設定について説明します。
グラフの印刷(プロパティ)に関する設定とは、印刷するグラフのドキュメントタイトル、ヘッダー、フッター、マージンといったものです。


■ PrintDC(プリンタデバイスコンテキスト) ページ先頭へ前へ次へページ末尾へ

【機能】 印刷するプリンタのデバイスコンテキストのハンドルを設定します。
【構文】 Long Object.PrintDC[=printdc]
【設定値】 プリンタのデバイスコンテキストのハンドルを指定します。
【デフォルト値】 0
【用法】 設計時:なし
実行時:設定、参照
【備考】 本プロパティが指定されていない場合は、印刷開始時に[印刷]ダイアログでプリンタを選択します。
本プロパティが指定されている場合は、[印刷]ダイアログは表示されません。また、用紙方向(PrintPaperOrientation)、用紙サイズ(PrintPaperSize)も無視されます。

■ PrintDocTitle(印刷ドキュメントタイトル) ページ先頭へ前へ次へページ末尾へ

【機能】 印刷するドキュメントのタイトルを指定します。
【構文】 String Object.PrintDocTitle[=doctitle]
【設定値】 印刷するドキュメントのタイトルを指定します。
【デフォルト値】 空文字列
【用法】 設計時:設定、参照
実行時:設定、参照
【備考】 ドキュメントタイトルは、ヘッダーおよびフッターに埋め込むことができます。
ドキュメントタイトルが未設定の場合、表題表示有無(Title)がTrueならば表題文字列(TitleText)に設定されている文字列が、印刷ドキュメントタイトルとして扱われます。
表題表示有無(Title)がFalseまたは表題表示有無(Title)がTrueであっても表題文字列(TitleText)が未設定の場合には、“グラフ”となります。

■ PrintFooterText(フッター文字列) ページ先頭へ前へ次へページ末尾へ

【機能】 印刷するフッター(ページ下端)文字列を設定します。
【構文】 String Object.PrintFooterText[=footer]
【設定値】 フッター文字列を指定します。ドキュメントタイトル、ページ数などを組み込むために次の制御文字列を合わせて指定することができます。
印刷制御文字列 意味
<doctitle> ドキュメントタイトル
<page> 現在のページ番号
<totalpage> 総ページ数
<day> 現在の日付
<time> 現在の時間
<br> 改行
<tab> 配置間隔(左寄せ<tab>中央<tab>右寄せ)
【デフォルト値】 "<tab><tab><day> <time>"
【用法】 設計時:設定、参照
実行時:設定、参照
【備考】 例:フッターが("Fujitsu<tab><tab><day>")の場合、次のように印刷されます。

■ PrintHeaderFont(ヘッダー・フッターフォント) ページ先頭へ前へ次へページ末尾へ

【機能】 ヘッダー、フッターで使用するフォントを設定します。
【構文】 StdFont Object.PrintHeaderFont[=font]
【設定値】 ヘッダー、フッターで使用するフォントを設定します。
【デフォルト値】 “MS Pゴシック”の9ポイント
【用法】 設計時:設定、参照
実行時:設定、参照
【備考】 フォントオブジェクトでは、フォント名、ボールド、イタリック、サイズ、下線および取り消し線が設定できます。
フォントオブジェクトのプロパティで設定できる値の詳細については、フォントオブジェクトを参照して下さい。

■ PrintHeaderText(ヘッダー文字列) ページ先頭へ前へ次へページ末尾へ

【機能】 印刷するヘッダー(ページ上端)文字列を設定します。
【構文】 String Object.PrintHeaderText[=header]
【設定値】 ヘッダー文字列を指定します。ドキュメントタイトル、ページ数などを組み込むために次の制御文字列を合わせて指定することができます。
印刷制御文字列 意味
<doctitle> ドキュメントタイトル
<page> 現在のページ番号
<totalpage> 総ページ数
<day> 現在の日付
<time> 現在の時間
<br> 改行
<tab> 配置間隔(左寄せ<tab>中央<tab>右寄せ)
【デフォルト値】 "<doctitle><tab><tab>"
【用法】 設計時:設定、参照
実行時:設定、参照
【備考】 例:ヘッダーが("<doctitle><tab>社外秘<tab><page>/<totalpage>ページ")の場合、次のように印刷されます。

■ PrintMarginBottom(下マージン) ページ先頭へ前へ次へページ末尾へ

【機能】 印刷マージン(下)を設定します。
【構文】 Single Object.PrintMarginBottom[=Value]
【設定値】 用紙の下端からのマージン(余白)をミリ単位で指定します。
【デフォルト値】 15.0o
【用法】 設計時:設定、参照
実行時:設定、参照
【備考】 プリンタの印刷可能域外の値を設定した場合には、プリンタの印刷可能域(最小値)となります。
本プロパティの値は、[ページ設定]ダイアログボックスを表示するときの初期値となります。また、[ページ設定]ダイアログボックスで値を変更した場合は、本プロパティに反映されます。

■ PrintMarginLeft(左マージン) ページ先頭へ前へ次へページ末尾へ

【機能】 印刷マージン(左)を設定します。
【構文】 Single Object.PrintMarginLeft[=Value]
【設定値】 用紙の左端からのマージン(余白)をミリ単位で指定します。
【デフォルト値】 15.0o
【用法】 設計時:設定、参照
実行時:設定、参照
【備考】 プリンタの印刷可能域外の値を設定した場合には、プリンタの印刷可能域(最小値)となります。
本プロパティの値は、[ページ設定]ダイアログボックスを表示するときの初期値となります。また、[ページ設定]ダイアログボックスで値を変更した場合は、本プロパティに反映されます。

■ PrintMarginRight(右マージン) ページ先頭へ前へ次へページ末尾へ

【機能】 印刷マージン(右)を設定します。
【構文】 Single Object.PrintMarginRight[=Value]
【設定値】 用紙の右端からのマージン(余白)をミリ単位で指定します。
【デフォルト値】 15.0o
【用法】 設計時:設定、参照
実行時:設定、参照
【備考】 プリンタの印刷可能域外の値を設定した場合には、プリンタの印刷可能域(最小値)となります。
本プロパティの値は、[ページ設定]ダイアログボックスを表示するときの初期値となります。また、[ページ設定]ダイアログボックスで値を変更した場合は、本プロパティに反映されます。

■ PrintMarginTop(上マージン) ページ先頭へ前へ次へページ末尾へ

【機能】 印刷マージン(上)を設定します。
【構文】 Single Object.PrintMarginRight[=Value]
【設定値】 用紙の上端からのマージン(余白)をミリ単位で指定します。
【デフォルト値】 15.0o
【用法】 設計時:設定、参照
実行時:設定、参照
【備考】 プリンタの印刷可能域外の値を設定した場合には、プリンタの印刷可能域(最小値)となります。
本プロパティの値は、[ページ設定]ダイアログボックスを表示するときの初期値となります。また、[ページ設定]ダイアログボックスで値を変更した場合は、本プロパティに反映されます。

■ PrintMode(印刷モード) ページ先頭へ前へ次へページ末尾へ

【機能】 印刷モードを設定します。
【構文】 Integer Object.PrintMode[=mode]
【設定値】 cwmgPMPaperFitSize : 1 : 用紙サイズに合わせる
cwmgPMActualSize : 2 : 表示サイズ
【デフォルト値】 cwmgPMPaperFitSize : 1 : 用紙サイズに合わせる
【用法】 設計時:設定、参照
実行時:設定、参照
【備考】 本プロパティの値は、[ページ設定]ダイアログボックスを表示するときの初期値となります。また、[ページ設定]ダイアログボックスで値を変更した場合は、本プロパティに反映されます。

■ PrintPaperOrientation(用紙方向) ページ先頭へ前へ次へページ末尾へ

【機能】 印刷する用紙の向きを設定します。
【構文】 Integer Object.PrintPaperOrientation[=orientation]
【設定値】 cwmgPODefault : 0 : デフォルトプリンタの設定値
cwmgPOPortrait : 1 : ポートレート(用紙の短い辺を上にして印刷)
cwmgPOLandscape : 2 : ランドスケープ(用紙の長い辺を上にして印刷)
【デフォルト値】 cwmgPODefault : 0 : デフォルトプリンタの設定値
【用法】 設計時:設定、参照
実行時:設定、参照
【備考】 本プロパティの値は、[ページ設定]ダイアログボックスを表示するときの初期値となります。また、[ページ設定]ダイアログボックスで値を変更した場合は、本プロパティに反映されます。

■ PrintPaperSize(用紙サイズ) ページ先頭へ前へ次へページ末尾へ

【機能】 印刷する用紙のサイズを設定します。
【構文】 Integer Object.PrintPaperSize[=papersize]
【設定値】 cwmgPSDefault : 0 : デフォルトプリンタの設定値
cwmgPSLetter : 1 : Letter
cwmgPSLetterSmall : 2 : Letter Small
cwmgPSTabloid : 3 : Tabloid
cwmgPSLedger : 4 : Ledger
cwmgPSLegal : 5 : Legal
cwmgPSStatement : 6 : Statement
cwmgPSExecutive : 7 : Executive
cwmgPSA3 : 8 : A3
cwmgPSA4 : 9 : A4
cwmgPSA4Small : 10 : A4 Small
cwmgPSA5 : 11 : A5
cwmgPSB4 : 12 : B4
cwmgPSB5 : 13 : B5
cwmgPSFolio : 14 : Folio
cwmgPSQuarto : 15 : Quarto
cwmgPS10X14 : 16 : 10x14インチ
cwmgPS11X17 : 17 : 11x17インチ
cwmgPSNote : 18 : Note
cwmgPSEnv9 : 19 : 封筒 #9
cwmgPSEnv10 : 20 : 封筒 #10
cwmgPSEnv11 : 21 : 封筒 #11
cwmgPSEnv12 : 22 : 封筒 #12
cwmgPSEnv14 : 23 : 封筒 #14
cwmgPSCSheet : 24 : Cシート
cwmgPSDSheet : 25 : Dシート
cwmgPSESheet : 26 : Eシート
cwmgPSEnvDL : 27 : 封筒 DL
cwmgPSEnvC5 : 28 : 封筒 C5
cwmgPSEnvC3 : 29 : 封筒 C3
cwmgPSEnvC4 : 30 : 封筒 C4
cwmgPSEnvC6 : 31 : 封筒 C6
cwmgPSEnvC65 : 32 : 封筒 C65
cwmgPSEnvB4 : 33 : 封筒 B4
cwmgPSEnvB5 : 34 : 封筒 B5
cwmgPSEnvB6 : 35 : 封筒 B6
cwmgPSEnvItaly : 36 : 封筒 Italy
cwmgPSEnvMonarch : 37 : 封筒 Monarch
cwmgPSEnvPersonal : 38 : 封筒 Personal
cwmgPSFanFoldUS : 39 : US Std Fanfold
cwmgPSFanFoldStdGM : 40 : German Std Fanfold
cwmgPSFanFoldLegalGM : 41 : German Legal Fanfold
cwmgPSISOB4 : 42 : B4(ISO)
cwmgPSJapanesePostcard : 43 : ハガキ(日本)
cwmgPS9X11 : 44 : 9x11インチ
cwmgPS10X11 : 45 : 10x11 インチ
cwmgPS15X11 : 46 : 15x11インチ
【デフォルト値】 cwmgPSDefault : 0 : デフォルトプリンタの設定値
【用法】 設計時:設定、参照
実行時:設定、参照
【備考】 本プロパティの値は、[ページ設定]ダイアログボックスを表示するときの初期値となります。また、[ページ設定]ダイアログボックスで値を変更した場合は、本プロパティに反映されます。