自動マイクロインジェクション装置 製品概要
セルインジェクター 「CI-2000」
概要
- セルインジェクター「CI-2000」は、細胞に微細針(キャピラリ)を挿入し、遺伝子、タンパク質、化合物などの物質を確実に細胞内に導入するマイクロインジェクション法を自動化しました。特に、血液・免疫系細胞のような浮遊細胞へのマイクロインジェクションを自動化した装置としては世界唯一の製品となります。(2006年4月現在)
- 利用者は、制御用パソコンの操作画面のガイドに従って、専用シャーレおよびキャピラリのセット、導入対象細胞の投入を行うだけで、一度に約1000細胞のマイクロインジェクションが可能です。
- 「CI-2000」は浮遊細胞のマイクロインジェクションで最も手間のかかる、細胞の捕捉およびキャピラリの位置調整を自動化しているため、1枚の専用シャーレを約30分で処理することができます。
- 1細胞当り、最速0.8秒、およそ1000個の細胞への連続自動マイクロインジェクションが可能です。
- 直径10~20μmの浮遊細胞、厚さ3μm以上の付着細胞に対応しています。
従来のマイクロインジェクション法の問題点
従来のマイクロインジェクション法は、キャピラリとピペットを2本のマイクロマニュピレータで駆使し、顕微鏡下で精密な操作を行う必要があり、必ずしも一般的な方法ではありませんでした。

- 熟練者が少なく、また操作の習熟に時間がかかります。(1ヶ月以上)
- 手作業のため、処理できる細胞数は1日に100から1000個程度です。
セルインジェクター「CI-2000」の特長
セルインジェクター「CI-2000」は、直径数μmの微細孔を持ったシリコンチップを用いることで、一度に多量の細胞を吸引捕捉し、細胞が捕捉されたシリコンチップ平面上でキャピラリを自動制御することにより、高速・大量のマイクロインジェクションを実現しています。

専用シャーレ

セルインジェクターで浮遊細胞を扱うための専用シャーレです。シャーレ中央部に、浮遊している細胞を吸引捕捉する微細孔を持つシリコンチップを搭載しています。また、微細孔に捕捉されなかった余剰細胞を除去する機構も組み込まれています。
シリコンチップ

専用シャーレに搭載されているシリコンチップです。細胞を吸引捕捉するための微細孔が1043個作りこまれていますので、専用シャーレ1個当たりおよそ1000細胞のマイクロインジェクションが可能です。
微細捕捉孔について

シリコンチップ上に作りこまれた微細孔です。吸引捕捉時に細胞が吸い込まれたり、マイクロインジェクションの際に細胞が動いたりしないようにするため、孔径、形状の工夫をしています。
