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導入事例
綜合警備保障株式会社(ALSOK)様

パーソナルセキュリティを提供する「あんしんメイト」
24時間365日停止の許されないシステムをTRIOLEが実現

[2003年8月27日 掲載]

セキュリティはパーソナルの時代へ。綜合警備保障株式会社様では、個人向けのセキュリティサービス「あんしんメイト」の提供を開始しました。専用端末を持たせることで、外出中の小さなお子さまやお年寄りの居場所を探索、メールで毎日の連絡、コールセンターへの緊急連絡、いざというときは警備員が出動・・・・、業界初のユニークなサービス。そして、このシステム基盤として採用されたのが「TRIOLE」(トリオーレ)でした。24時間365日停止の許されない高度なミッションクリティカルシステムを、富士通のIT基盤「TRIOLE」が支えています。

パーソナルセキュリティの時代を拓くALSOK

小野 裕之
営業管理部 課長

綜合警備保障株式会社様は、一貫して日本の警備サービスをリードしてきました。同社は、2003年7月にコーポレートブランドを「SOK」から「ALSOK」(アルソック)に変更。これは「Always Security OK」を意味するもので、同社が「第二の創業」として取組む変革の一つです。

綜合警備保障株式会社(以下ALSOK)様の変革の中に、サービス対象の拡大があります。ALSOK様では金融機関・事業法人・官公庁を中心にサービスを展開し、やがてホームセキュリティに範囲を広げてきました。いま、その範囲をさらに拡大してパーソナルセキュリティを手がけています。それが2003年3月から販売された「あんしんメイト」です。

「むかし安全はタダというのが日本の常識でした。しかし、昨今テレビや新聞などにぎわしているように、犯罪の増加により日本の安全神話は崩壊し、企業だけではなく、家庭、さらに個人までが危険にさらされています。そこで、パーソナルセキュリティを確保するために、ALSOKで何ができるのかの検討を始めました」と、サービス提供の背景を、同社 営業管理部 課長 小野裕之氏は語ります。

ビジネスの創設レベルから提案

ALSOK様では、新たなビジネスとして個人のお客様が携帯するセキュリティ「あんしんメイト」として新事業の開始を決定しました。

富士通は、この新しいビジネスの企画提案から携帯端末の開発やシステム構築、運用にいたるまで、ALSOK様と一体になって推進しました。

安心を低価格で販売する「あんしんメイト」

「あんしんメイト」と呼ばれるGPS(人工衛星による位置測位システム)付きの専用端末を携帯することで、以下の4つのサービスを得ることができます。

1つ目は「位置情報検索サービス」。「あんしんメイト」を携帯する方の現在位置を電話やホームページでお知らせします。外出中の小さなお子さまやお年寄りの、居場所を確認することができます。

2つ目は「あんしんメイト メールサービス」。あらかじめ登録されたメールアドレスに、2種類の定型メッセージを送信できます。子供が塾から帰るときなど、簡単操作にてメールできます。

3つ目は「あんしんメイト コールサービス」。急病など「もしもの時」には通報ボタンを押すだけで、あんしんメイトコールセンターに通報することができます。通報を受けた係員は、あらかじめ登録されている連絡先に電話します。

4つ目は「現場確認サービス」。要請に基づき、24時間365日、ALSOKガードマンが現場に駆けつけます。

「これらのサービスが加入料金5000円、月々の基本料880円で利用できます。安全と安心を買うと思えば、安い金額ではないでしょうか。ことに犯罪対象の低年齢化が進んでいる今、子供向けに契約をするケースが急増しています」(小野氏)。

高度なミッションクリティカルシステムを支えるTRIOLE

久保寺 哲弥
ホームマーケット営業部 あんしんメイト販売チーム

「あんしんメイト」は24時間365日、決して停止することの許されないシステムです。メンテナンスのための停止も認められませんし、性能低下によるサービスレベルの低下も許されません。そこでプラットフォーム選択の際、富士通のIT基盤「TRIOLE」の主要製品を採用しました。TRIOLEを構成するプラットフォーム製品により、ミッションクリティカルシステムに求められる厳しい条件をクリアしています。

開発基盤となったのはTRIOLEの中核ミドルウェア「Interstage」です。Interstageとともに、富士通の実績ある消防/警察システムのコンポーネントとノウハウの最大限の活用で、短期間でシステム構築を実現しました。Interstageは、システムの実行基盤としても卓越した性能と信頼性を提供しています。

アプリケーションやデータベースのサーバとしては、メインフレーム並みの可用性を提供するUNIXサーバ「PRIMEPOWER」を採用。さらに、高信頼基盤ソフトウェア「PRIMECLUSTER」の導入によるクラスタリング機能とネットワーク伝送路の冗長化機能で、システム全体の高信頼性を実現しています。

ストレージには高性能・高信頼のディクアレイ「ETERNUS」と、ストレージ管理ソフトウェア「SOFTEK AdvancedCopy Manager」により、サービスを停止することなくバックアップや容量拡張などを可能にしています。

運用管理システムには「Systemwalker」を導入し、予兆監視によりトラブルを未然に防止します。さらに、これら製品群を、保守・運用支援サービス「SupportDesk Product」がトータルにサポート。また、リモート通報機能の活用などによりトラブルの未然防止・早期復旧を実現しています。
「インフラはもちろん、あんしんメイトの端末も含めて、今回はすべて富士通にお願いしました。このように1社にすべてをお願いするケースは、ALSOKでは初めてのことです」(小野氏)。
そのほか、ファイヤーウォールや地図情報のサーバとしてIAサーバ「PRIMERGY」を導入。いたるところで富士通のIT基盤がいかされています。

[図] システム概要図

市場ニーズに合わせて各種セキュリティサービスを提供

サービス開始と同時に、新聞や雑誌などを通じてのPRや、各種イベントへの出展など、積極的なプロモーション活動を行っています。
「販売目標は1年間で3万件。おかげさまで、月々さばききれないほどご注文を頂いております。痴呆老人対策として、自治体から大量の注文もあります」(小野氏)と、滑り出しは非常に順調です。

「あんしんメイトの端末デザインは大変好評を頂いています。しかし、携帯性にはまだ課題があります。また、市場のニーズに応じて、さまざまなセキュリティサービスの展開を検討しています。今後も、新たなビジネスチャンスに挑戦していきます」(小野氏)。同社の挑戦をTRIOLEと富士通のシステムノウハウが、強力にバックアップしています。

【企業概要】

綜合警備保障株式会社(ALSOK)

  • 所在地: 東京都港区元赤坂1-6-6
  • 資本金: 169億1,970万9,500円(2003年3月31日現在)
  • 創立: 1965年7月16日
  • 従業員数: 12,727名(2003年3月31日現在)
  • 売上高: 188,141百万円(2003年3月期)
  • 事業内容: 集中管理システムにより、お客様とネットワーキングされた侵入・火災などを監視する「機械警備」、警備のエキスパートが施設の安全を守る「常駐警備」、ガードマンとシステムが通貨移動の安全を確保する「警備輸送」、オフィスビルやマンションなどの施設に多彩なサービスを実施する「綜合管理・防災他」等を提供。
  • ホームページ: 綜合警備保障株式会社(ALSOK)ホームページ

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