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導入事例
浦和ルーテル学院様

ICタグとメールの活用により児童一人ひとりの安全対策を支援
「登下校確認システム」と「学校連絡網システム」で保護者との連携を一層強化

[2005年10月19日 掲載]

導入事例キーワード
業種: 文教
ソリューション: 安全対策、アウトソーシングサービス、ASP
サービス: 登下校お知らせサービス、学校連絡網サービス
ハードウェア: ICタグ、ベーシックキット(タグリーダ、制御装置、ネットワーク制御装置など)
課題と効果
1 児童の登下校をリアルタイムに管理、把握できない。また、いつ登校したのか、いつ下校したのか、保護者の不安を解消したい ICタグを活用した「登下校確認システム」により、登下校のリアルタイムな管理、確認が可能に。保護者にもメールにて通知し、安心を提供
2 個人情報保護法のもと名簿の配布を廃止、新たな連絡網の確立が急務に 「学校連絡網システム」は、保護者自身が携帯またはパソコンからメールアドレスを登録。保護者からの返信メッセージ確認ができる「双方向型」、短時間に正確かつ迅速な連絡が可能に
3 システム管理専任の職員がおらず、システムの運用負担も軽減したい 富士通のiDC(インターネットデータセンター)を活用し、新たにシステム管理専任要員を加えることなく、常に最適なシステム・サービスが受けられる

キリスト教主義に基づき、一人ひとりを大切に育てる教育環境を築いてきた学校法人浦和ルーテル学院様。学校の内外で児童の安全を脅かす事件が相次ぐ中、同学院では、学校と保護者間の連携を一層図り、児童一人ひとりの安全対策を強化するべく、富士通の「登下校確認システム(注1)」と「学校連絡網システム(注2)」を導入しています。「登下校確認システム」はICタグ(注3)の活用により児童の登下校をリアルタイムに確認でき、保護者にメールで通知するものです。「学校連絡網システム」はメールを活用し保護者への連絡事項の一斉通知を可能にします。システムの運用は富士通のiDC(インターネットデータセンター)を活用しています。導入実績とともに、iDCの高い信頼性も富士通採用の決め手の一つとなりました。両システムは2005年4月より運用開始しています。学校における安全対策のさらなる強化を富士通の先進技術が支援しています。

導入の背景

児童一人ひとりの安全対策を一層強化するために

埼玉県さいたま市浦和区にある学校法人浦和ルーテル学院様は、キリスト教主義に基づき、一人ひとりの子供たちを尊重し大切に育む教育を実践しています。1953年に創立以来、
1クラス定員30名による少人数教育を実施し、初等部1年生から高等部12年生までの12年一貫教育を確立。学力はもとより、「個性を伸ばし、思考、創造し、きちっと責任の取れる子供たちを育成すること」を使命とし、また真の国際人の育成にも力を注いでいます。

ここ数年、学校の内外で児童が危険にさらされる凶悪事件が多発する中、浦和ルーテル学院様では児童一人ひとりの安全対策のさらなる強化に取り組んでいます。
学校の安全対策のベースとなるのは学校と保護者との連携です。同学院の連携面での問題点の一つは、同学院の児童の多くがバスや電車を利用する遠距離通学であるという点です。保護者にとっては、学校に無事登校しているか、登下校途中で事故や事件に遭遇していないか、また下校時間がわからないので児童のお迎えや外出の予定が立てにくいといった悩みがありました。一方、教職員にとっては、児童の正確な登下校時刻をリアルタイムに把握・管理できない、保護者からの下校確認電話の応対に追われるといった課題がありました。
もう一つ、連携面での問題点が連絡網の整備です。従来の電話による連絡網では、人伝えによる行き違いや、不在者により連絡網が途絶えるなど緊急連絡面での課題を抱えていました。また個人情報保護法のもとに児童・生徒の住所等を記載した名簿の配布が廃止となり、電話に代わる新たな連絡網の確立が求められていました。

導入の経緯

導入実績とiDCでの運用による高い信頼性が決め手に

学校における児童の在、不在は安全対策の基本となります。浦和ルーテル学院様は報道等によりICタグを活用した登下校管理に大きな関心を寄せていました。富士通の「登下校確認システム」採用の理由について「定期券のようにかざすものではなく、ICタグをランドセルに入れて校門を通るだけで登下校を確認できるという利便性が好ましいと判断しました。富士通の導入実績もポイントになりました」と浦和ルーテル学院様は語ります。ランドセルに常時入れておくことで紛失や破損の心配もなく、万が一、落とした場合もICタグには氏名等の個人情報は一切含まれていないといった安心面も導入の後押しをしました。

一方、新しい連絡網については現在のライフスタイルに合ったメールを活用した連絡網の検討を進めていました。富士通の「学校連絡網システム」採用の理由は「双方向型のため、保護者が受信したかどうかの確認、メール返信による集計可能のほか、万が一の際の安否確認にも活用できる点がこちらのニーズに合っていました。また、送信から伝達までの時間が短く、天候や電車の不通による緊急時の連絡等にも活用できる点もポイントになりました」(浦和ルーテル学院様)

同学院にはシステム管理専任の職員がいないため、システム運用の負担の軽減も導入に際しての課題の一つとなっていました。「ASPサービス(注4)で提供される点も重要なポイントであり、富士通のiDCの強固なセキュリティや高い信頼性も富士通選択の決め手の一つになりました」(浦和ルーテル学院様)

システムの概要

「登下校確認システム」はICタグを使用、「学校連絡網システム」は双方向型

「登下校確認システム」は同学院の小学校の児童全員を対象に導入。「学校連絡網システム」は同学院の小、中、高すべての保護者を対象に導入し、両システムとも2005年4月より運用を開始しています。
「登下校確認システム」では、ICタグにアクティブ型RFIDタグを使用しており、ランドセルに入れておくだけで、同学院の二ヵ所の校門を児童が出入りする際に感知アンテナが自動的に読み取り、iDC内のサーバで認識用の数字情報と児童の情報を照合し、登下校を確認します。同時に保護者に対し登下校確認のメールを携帯電話やパソコンに自動送信します。自動送信を敬遠する保護者は、必要時にiDC内のサーバにアクセスしパスワード入力後、情報を入手することも可能です。複数のICタグを同時に認識できるため、集団で一斉に登下校した場合もすべての児童を同時に認識できます。また、校門付近での児童の複雑な動きなど実際の運用面での課題に対してもソフトウェアの制御によりしっかりと対応しています。

学校から保護者への連絡をメールで一斉に通知できる「学校連絡網システム」は、保護者から返信メッセージによる返信確認ができる双方向型です。保護者からの返信状況はWebで即時に一覧表示が行え、確認が可能です。その際、未返信の保護者に対し再度確認メールを自動送信できます。全学年への一斉送信のほか、学年、クラス、部活動等の単位で送信でき、用途に応じたグルーピングも可能です。また個人情報保護の観点から保護者自身が携帯またはパソコンからメールアドレスを登録することができます。

両システムとも運用・管理は信頼性の高い富士通のiDCで行っています。iDCは、災害等からのデータ保護はもとより、ネットワークを通じた外部からの攻撃に対する防御も徹底しており情報漏洩することもありません。iDCの活用により、設備投資を抑制でき、システム管理専任要員を置く必要もなく、常に最適なシステム・サービスが受けられます。

[図] 登下校確認システム概要

[図] 学校連絡網システム概要

導入の効果

リアルタイムな登下校管理、メールによる正確かつ迅速な連絡網を実現

「登下校確認システム」導入により、「登下校に関する保護者からの問い合わせがほとんどなくなりました。登下校の時刻がメールで知らされることにより、担任が児童一人ひとりの登下校をリアルタイムに確認できるようになった点が、学校側の導入効果としての大きなポイントです。さらに、保護者自身が登下の確認や帰宅時刻を予想できるようになり、保護者の皆さまによりご安心いただけるようになりました。システム導入と同時に、警備員配置も実施し安全対策の一層の強化を図っています。また問い合わせへの対応時間が短縮でき、教職員が本来の業務に集中する時間もよりつくれるようになりました」(浦和ルーテル学院様)

「学校連絡網システム」の導入効果については「電話による連絡で起こりがちな伝言内容が変わるなどの問題もなくなり、正確、確実、迅速に連絡事項が伝達できるようになりました。また、一斉送信なので一軒一軒、電話をかける必要もなくなり、タイムラグも生じません。留守で電話がつながらない家庭へ何度もかけなおす手間も解消されました。また保護者との連絡をメールで行うことにより配布物の軽減も期待できます」(浦和ルーテル学院様)

今後の展開と富士通への期待

児童・生徒の安全をより確かなものに

今後の展開について「今回、同時に導入した「登下校確認システム」と「学校連絡網システム」を上手く連携させながら運用したいと思います。またシステムの機能アップも視野に入れ、富士通との協議・検討を重ね、児童・生徒の安全をより確かなものにしていきたいと考えています」と浦和ルーテル学院様は語ります。

児童・生徒一人ひとりを大切に、心豊かな人間に育てることに情熱を注ぐ浦和ルーテル学院様。富士通では、浦和ルーテル学院様をはじめ、教育にかける新しい取り組みを支援していきます。また、教育分野はもとより多様な用途に利用できるICタグの活用をはじめ、先進技術を駆使した多彩なソリューションの提供を通じてユビキタス社会の発展を支えていきます。

【学校概要】

学校法人浦和ルーテル学院小・中・高等学校

  • 所在地: 埼玉県さいたま市浦和区
  • 校長: 藤倉二三男
  • 創立: 1953年
  • 建学の精神: 「神と人とを愛する人間、神と人とに愛される人間」
  • 特色: 「人と出会い、社会と向き合い、自然を感じ、世界と繋がる。豊かな人を育てる12年」1クラス定員30名による少人数教育/初等部1年生から高等部12年生までの12年一貫教育/英語教育・国際理解教育/自然を学び、助け合うことの大切さを知る山の上学校/温水プールでの専門コーチによる水泳指導
  • ホームページ: 「浦和ルーテル学院」ホームページ

【お問い合わせ】

用語解説

注1: 登下校確認システム
富士通の安全対策アプリケーションサービスのひとつ「登下校お知らせサービス」を利用。
注2: 学校連絡網システム
富士通の安全対策アプリケーションサービスのひとつ「学校連絡網サービス」を利用。
注3: ICタグ
記録情報を電波を使って送受信し物体の識別が行える小型で軽量な無線ICチップ。本システムで使われているアクティブ型(能動型)RFIDタグは、タグ自身から微弱な電波を発信し、10m程度の離れた受信機で情報を読み取ることが可能。他にカードリーダーからの電波に反応して電波を発信するバッシブ型(受動型)もあります。パッシブ型はトレーサビリティ(生産履歴追跡)等での利用が進められています。
注4: ASPサービス
Applicatin Service Providerの略称。インターネット経由で、各種アプリケーションを提供するサービス。インターネットに接続できる環境とWebブラウザがあればアプリケーションを利用できるため、手軽に利用できるという特長がある。

本事例中に記載の肩書きや数値、固有名詞等は掲載日現在のものであり、このページの閲覧時には変更されている可能性があることをご了承ください。