近今の世界的な都市化の流れとそれに伴うエネルギーや環境の問題の中で、持続的な低炭素社会を担う社会インフラシステムを構築するために、当社は日揮グループとして経産省「次世代エネルギー・社会システム実証事業」においてスマート&コンパクトコミュニティの核となる商業施設向けエネルギーマネジメントシステムの開発を行っている。
その中で、エネルギーデータの見える化、太陽光発電や蓄電池といった新しい技術をもった設備を最適に稼働させるための技術、エネルギー利用者の動きも対象とした地域エネルギーの有効活用手段、といった機能開発に取り組んでいる。
本編では本実証事業を行うに至った背景、エネルギーマネジメントシステムの機能と開発時の工夫、これまでの成果、そして今後の展開を論じる。
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