富士通株式会社および株式会社島根富士通は、2007年8月4日(土曜日)に「富士通パソコン組み立て教室」を開催しました。会場は、ノートパソコンの生産拠点である、株式会社島根富士通(島根県簸川郡斐川町)。
全国の小学校5年生から中学校3年生までを対象に、地元紙の広告やホームページ上で参加を募集しました。その結果、昨年の1.5倍となる96組もの応募があり、その中から抽選で選ばれた約30組の親子にご参加いただきました。参加者には島根県内のほか、東は埼玉県、西は福岡県からお越しの方もいらっしゃいました。多数のご応募と遠方からのご参加、本当にありがとうございました!
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富士通製ノートパソコンの製造拠点である「島根富士通」が、組み立て教室の会場です。 |
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組み立て教室の会場の様子。 |
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[昨年よりも楽しい組み立て教室にするためにがんばりました] 13時、組み立て教室スタート!
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入場の様子。いよいよ組み立て教室がスタートします。スタッフ一同、お待ちしておりました! |
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株式会社島根富士通 山森章朗社長。ハッピを着込んで気合十分です! |
今年で2回目の開催となるノートパソコンの組み立て教室は、予定通り13時にスタート。
まず冒頭の挨拶として、島根富士通 山森章朗社長がハッピ姿で登場!「昨年の状況を踏まえ、スタッフの意見も聞きながら趣向を凝らして、より楽しい組み立て教室になるよう準備しました。」と、組み立て教室への熱意と意気込みを語りました。
挨拶の最後に、「ノートパソコンは色々な部品からできていて、その内1つでも欠けていたら動きません。組み立てが終わった後、皆さんが“えいや”でスイッチオンしたときに、一斉にすべてのパソコンが“パッ”と起動することを願っています。」と、今回の組み立て教室の成功を祈りました。
その後、島根富士通の会社紹介DVDをご覧いただき、いよいよノートパソコンの組み立てが始まります!
[いよいよ組み立て開始!] まずは準備から
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お子さんの組み立て作業をサポートするスタッフたち。全員、パソコンを組み立てるプロです。 |
今回組み立てるノートパソコンは「FMV-BIBLO NF50W/V」。ひろびろとした15.4型ワイド液晶で「ワンセグ」も楽しめる、ハイスペックでスタイリッシュなノートパソコンです。
パソコンの色はレザーブラック、ラベンダー、ヴィーナスホワイトの3色から選ぶことができましたが、どの色もほぼ同じくらいの人気でした。
組み立て作業は、普段から工場でパソコンを組み立てているスタッフ30名がサポート。1組の親子に対してスタッフ1名が付き、マンツーマンでお子さんの作業をお手伝いしました。
司会者の解説のもと、作業用のエプロンと静電用アースバンドを着用して準備完了。アースバンドについては、お子さん用に1つしか用意されていません。これは最初から最後までお子さん自身の手でパソコンを作り上げて欲しいという、スタッフの配慮のため。「お父さん、お母さんはできるだけ手を出さないで、お子さんが自分の力でパソコンを完成できるよう、見守ってください。」とお願いがありました。
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作業用の黄色いエプロン。このエプロンは記念にお持ち帰りいただきました。 |
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静電用アースバンドを利き腕でない方の手首に付けて、準備完了です! |
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組み立て中は、大きな画面に手順を映しながら、司会者が丁寧に解説します。 |
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[パソコンの中身から組み立て開始] 組み立て前半戦
いよいよ組み立てスタートです!ここからは、写真を中心にお子さん達がパソコンを組み立てていく様子を見ていきましょう。
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部品は作業の順番に沿って番号が振られています。
また、ネジとドライバには赤と青のシールが貼られていて、ネジと同じ色のドライバを使えばネジ締めができることがわかるように配慮されています。
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まずはメインボードの組み立てから。金具やオーディオケーブルを取り付けます。 |
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初めての作業にちょっと緊張気味?真剣に司会者の解説を聞いています。 |
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組み立てたメインボードをパソコン下側のカバーに取り付けます。この作業を見て「組み立てているって感じだね」と言っていたお父さんが。 |
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メインボードにファンフォルダー、ファンを取り付けます。スタッフが見守る中、慎重に取り付けていました。 |
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オーディオボードや、その他の細かい部品を取り付けていきます。初めて見る部品に、興味津々でした。
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普段見慣れないパソコンの組み立て作業に、思わず身を乗り出すお父さん。中には、スタッフにパソコンの仕組みについて熱心に質問するお父さんもいました。
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ワンセグチューナーのボードを取り付けます。会場の建物の都合上、当日ワンセグ放送を映すことはできませんでした。残念! |
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山森社長が会場内を周り、お子さん達の様子を見守っていました。お子さんとお話したり、組み立ての様子を写真に撮ったりする場面も。 |
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無線LANを取り付けます。「部品の金色の部分は触れないでください」と司会者のお願いがあり、指先を使って慎重に作業しています。 |
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上側のカバーを取り付けます。このカバーの色は、選んだパソコンの色によって異なります。 |
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[ここでちょっと一休み・・・] 休憩中の様子
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会場の後ろ側に設置されたパソコンに集まるお子さん達。
話題のLOOX Uも置かれていて、楽しそうに触っていました。
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親子で一緒にパソコンに触れている光景も。 |
ここまででノートパソコンの中身の組み立てが完了し、約1時間で前半戦が終了。ここで一旦休憩時間に入りました。
休憩時間中は、ジュースを飲んだり、会場の後ろ側に用意されていたパソコンを触ってみたり、それぞれ思い思いにリラックスして休んでいました。
ここまでの組み立てについて、お子さんに聞いてみると、「一つ一つの作業が難しかった」と、やはり初めての体験に悪戦苦闘しているようでした。しかし、「スタッフの人がやさしく教えてくれて、だんだん慣れてきた」と、サポートしていたスタッフ達が大いに助けになっている様子がうかがえました。中には組み立てを通じてスタッフと仲良くなったお子さんもいたようで、休憩時間中にスタッフと一緒に記念写真を撮影している光景も見受けられました。
後半戦の組み立て作業も、がんばってください!
[ノートパソコン完成まで、あとちょっと!] 組み立て後半戦
休憩が終わり、いよいよノートパソコンの完成に向けてラストスパートです!
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後半戦は液晶ディスプレイの取り付けから。ネジ締めを6箇所おこないますが、順番がちょっと複雑。お父さんも心配そうに見守っています。 |
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大分でき上がってきてうれしそう。
でもここで司会者から「まだまだやることがあります」と念押しが。
もうちょっとで完成です。がんばって!
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ワンセグのケーブルなどの細かいケーブル類を取り付けて、キーボードを取り付けます。かなり完成形が見えてきました。 |
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ヒンジカバー、キーボードカバーを取り付けて、パソコンの見た目を整えていきます。 |
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パソコンを裏返して、カバーのネジ締めをおこないます。ネジは10本もあり、司会者の提案でここだけは親子一緒に作業しました。 |
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ハードディスクを取り付けます。「持ち方には気をつけてください」と説明があり、恐る恐る持つお子さんもいました。 |
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組み立て中、手順ごとに写真を撮ったり、熱心にメモを取るお子さんが。たずねてみると、夏休みの自由研究のため、とのことでした。 |
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スーパーマルチドライブを取り付けます。このあたりで完成間近のため、待ちきれずに手順を先走るお子さんもいました。 |
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最後にバッテリーを取り付けて・・・ |
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ついに完成です!お疲れ様でした。 |
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苦労して作り上げたこともあって、参加者の皆さんは親子共に満面の笑みです。 |
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希望者には、パソコンにネーム入れのサービスも。漢字、ローマ字の2パターンから選べました。 |
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[いよいよスイッチオン!] 富士通からささやかなサプライズも
約90分の組み立て作業の末、世界で一台だけの、自分だけのノートパソコンが完成しました!
完成後、司会者の合図で全員一斉に電源を入れることに。果たして無事起動するでしょうか・・・?
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はやる気持ちを抑えてみんな揃ってスイッチオン。司会者の「1、2、3」の合図を待って、電源を押すと・・・ |
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全員のパソコンが見事に起動しました!おめでとうございます!
会場内は拍手で包まれました。
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富士通からのささやかなサプライズ。喜んでいただけましたか? |
無事、参加者全員のパソコンが起動することができました!
しかし、驚きはここで終わりません。パソコンが起動し終わって画面を見ると、なんと、島根富士通に着いたときに受付で撮影した写真が壁紙として表示されたのでした。
会場全体に驚きと喜びのどよめきが!スタッフにとっても、うれしい瞬間でした。
[工場を訪れた記念に] 工場見学と記念撮影
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工場前でスタッフと一緒に記念撮影。太陽がまぶしくて、ちょっと大変そうでした。 |
組み立て完了後、2グループに分かれて工場内の見学と、記念撮影が行われました。
工場内の見学では、プリント板を生産しているラインを見学。普段は入ることのできない生産現場を見ることができ、皆さんスタッフの説明を聞きながら興味深そうに見学していました。
記念撮影は工場の前で行われ、組み立てを手伝ったスタッフと一緒に写真を撮影しました。
[プロの早業をご覧あれ!] プロによるスピード組み立て対決
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ハッピ姿と浴衣姿のスタッフ。
こう見えても、パソコンの組み立てに関してはプロなんです。
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工場見学と記念撮影の後、組み立て教室の会場に戻ると、ちょっと趣向を凝らしたイベントが待っていました。
普段、工場でパソコンを組み立てている現場のプロによるノートパソコンのスピード組み立ての披露です。
ハッピ姿と浴衣姿の男女2名のスタッフが登場し、お祭りムードの中イベントがスタート!
ただ見るだけでは面白くないので、競争形式で組み立てが行われ、どちらが早く組み立て終わるか、また、同時にどのくらいの時間で組み立て終わるか、お子さん達に予想してもらいました。
司会者のヒントによると、「普通のカップ麺が作れる3分から生麺タイプが作れる5分の間には入ると思う」とのこと。このヒントの時点で、すでに驚きの声が上がっていました。
予想が終わったら、いよいよプロによる組み立て開始です!お子さん達が約90分かけて組み立てたノートパソコンが、一体何分で完成するのでしょうか?
[参加者の皆さん、ありがとうございました!] 組み立て教室が終わって
スピード組み立てのイベント終了後、組み立てたパソコンの発送について注意事項の説明があり、すべての日程が終了。約4時間のパソコン組み立て教室が、今年も無事、終了しました。
組み立て終わった後、お子さんに感想を聞くと、「細かい作業が難しかった」という声がありました。また、ご両親に「見ていて手伝いたいと思いましたか?」と聞いてみると、「とてもじゃないけど手が出せない。口を出すのが精一杯」という感想が聞かれました。やはり、ノートパソコンは細かい部品やケーブルが多く、そばで見ていても難しそうに感じたようでした。
組み立てたパソコンについて、ご家庭でだれが使うのかたずねると、お子さん達が「自分一人のものにしたい!」「これは僕のものです!」と、胸を張って答える姿が印象的でした。
最初から最後までパソコンを組み立てている内に、達成感と愛着を持ってくれたようです。大切に使っていただければと思います。
富士通株式会社と株式会社島根富士通では、今後もパソコン組み立て教室などを通じて、地域貢献やITに興味を持っていただける活動を続けてまいります。
ひろびろ使える15.4型ワイド液晶でワンセグも楽しめるスタイリッシュ・スリムノート
FMV-BIBLO NF50W/V
今回組み立てたパソコンは、店頭で販売されている製品と仕様が若干異なります。