- なぜ必要なの?
- スーパーコンピュータ「京」って何?
- 富士通の挑戦
- お答えします スパコンQ&A
- スーパーコンピュータ「京」を探る
- 3分でわかるスパコン
- イベント・セミナー
- トピックス
- カタログ・資料
- 関連リンク
1枚のシステムボードに、4つのCPU(SPARC64™ VIIIfx)が搭載されています。SPARC64™ VIIIfxは、1CPUに8つのコアを集積しています。1ワットあたり、2.2ギガフロップスという世界最高レベルの電力あたり性能を実現しています。
また、稼働時に発生するCPUやICCからの熱は、水冷により取り除くことで、CPUやICCの消費電力量の減少や、部品の長寿命化を実現しています。
注記 : ICC(インターコネクトコントローラ)は、ネットワーク(インターコネクト)を制御するチップです。
システムに電力を供給する電源部は1ラックに9台あり、信頼性を高めるため冗長化されています。
そのため1台の電源ユニットが故障した場合でも、そのまま稼働を続けることが可能です。
システムを制御するためのOS(オペレーティング・システム)を格納しています。
注記 : 内蔵磁気ディスク装置とは別に、計算に使用するデータや、計算結果を保存するための外部記憶装置がラックに接続されています。
数多くの部品が詰まったラックを安定して動作させるためには、稼働に伴い発生する熱を効率的に除去する必要があります。そのため、スーパーコンピュータ「京」では、水による冷却とともに、空気を利用した冷却を行っています。
装置内の空気の流れを最適化することは、高性能を引き出すためにも重要な要素となります。
ラック内に最適な空気の流れ道を作り出すため、システムボートは、斜めに実装されています。
計算に必要なデータや計算した結果を、ラック外部にある記憶装置とやり取りするためのIOシステムボードが6枚搭載されています。
CPUやICCを冷却するための水を供給する配管です。配管部には各種センサーが取り付けられ、水温、水圧が適正であること、結露等が発生しているかどうか監視しています。
サービスプロセッサボードは、ラックの制御を行うボードです。
システムボード等の初期化や、エラー・故障等の異常監視をしています。
信頼性を高めるため、二重化されており、ラックに2枚搭載されています。
注 : 「京」は、理化学研究所の登録商標です。