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普及が進むサーバ仮想化、その効果と導入のポイント

仮想化へのニーズが高まっています。なかでも普及が進んでいるのはサーバの仮想化です。その理由はどこにあるのか。今回、コスト削減をはじめ、導入効果について具体的に事例を交えて考察いたします。また仮想化システムの導入では検証も重要なポイントです。検証センターも含めた富士通の総合的な取り組みもご紹介します。

本製品の情報


企業が直面する経営課題を解決に導く仮想化

企業をめぐる環境が激しく変化する時代。TCO削減、ITリソースの有効活用をはかりながらITインフラの全体最適を可能にする仮想化へのニーズがますます高まっています。富士通では、メインフレームで培った技術やノウハウのもと、サーバ、ストレージ、ネットワークの各分野横断的に、総合的な視点で仮想化への取り組みを進めています。

仮想化とは、物理的構成に依存することなく、より柔軟にITリソースの活用を可能にする技術です。2008年12月に実施した富士通ジャーナルアンケート「注目のITキーワード2009」でも、グリーンIT、クラウド・コンピューティングに次いで僅差の3位となっており、関心の高さを示しています。

なかでもサーバ仮想化は各種調査で市場規模の拡大が予想されています。富士通においてもすでに仮想化を支援するハードウェア、ソフトウェアによる仮想化ソリューションのご提供をおこなっています。

サーバ仮想化の導入が拡大している理由の1つには、企業が直面する経営課題の解決に貢献するという点があげられます。以下に、コスト削減、システムの延命、テスト環境への適用と、代表的なサーバ仮想化のメリットについて事例を通じてご紹介します。

仮想化のメリット

コスト削減: ブレードサーバ+仮想化により250台余の部門サーバの統合へ

製造業A社様では、部署ごとにアプリケーションサーバを導入し運用管理をおこなってきたため、250台のサーバが乱立していました。情報漏えいの懸念や運用管理コストの増大といった課題も生じてきており、それらを解決するためにサーバの集約が急務でした。

お客様と綿密な打ち合わせを重ねた結果、「集約と仮想化」という統合方針を定め、セキュリティレベルの向上とTCO削減の実現にむけ、富士通のブレードサーバをベースにSAN Bootシステムと仮想化ソフトウェア「VMware(ヴイエムウェア)」による仮想化システムへの移行を開始。移行開始後1年目で54台のサーバを40台に集約し、1,600万円余りのコスト削減とセキュリティレベルの向上など大きな成果を上げることができました。

システム延命/移行: アプリケーションを改修することなくハードウェアを更新

製造業B社様では、国内4拠点の各工場全体で100台以上のサーバを有し、運用管理に関しては各部門が個別におこなっていました。同社は、サポート切れのWindowsNTサーバを中心に、ハードウェアの更新による安定運用の実現と、災害時の資源管理、管理コストの削減といった課題を解決するためにVMwareの導入を決断。

VMware Conventerなど移行ツールを活用し、ソフトウェアの置き換えやアプリケーションの修正をすることなく、スムーズにハードウェアの更新を実現。またサーバの集約によりサーバ台数も約100台が20台以下に。各拠点における運用管理も統一し、運用管理工数も削減。さらにVMware HA (High Availability)の活用により仮想IT環境全体の高可用性も実現できました。

開発/テスト環境への適用: テスト環境の保存や移行が容易におこなえる環境を実現

製造業C社様は、全社最適を目指して「SAP R3」を導入、そのノウハウをテンプレート化した「リアルモデル」を開発し、グループ会社のD社様を通じて国内外の多くの企業に提供しています。

「リアルモデル」の導入にはさまざまな企業環境を想定した事前テストが欠かせません。テスト環境の構築・管理のコスト削減、テスト環境のバックアップ作業の負荷軽減、テスト用サーバの削減などの課題を解決するべくPCサーバ PRIMERGYとVMware ESXを採用。テスト環境の保存はもとより、世代ごとのファイルの保存・管理がおこなえるため、テスト環境の移行も容易に。さらにバックアップは不要となり、テスト作業の大幅な効率化がはかれました。

仮想化ソリューションセンターで多角的に検証

仮想化の本格導入は、いよいよこれからです。それだけに、仮想化システム導入に関して「導入効果が不明確」「性能、信頼性、運用面で不安」「適用領域と製品選定が難しい」などの課題もあります。

富士通では、こうした課題にお応えするために総合検証センター「Platform Solution Center(プラットフォーム ソリューションセンター)」内に「仮想化ソリューションセンター」を開設。企画、設計から検証、構築、運用まで、専門技術スタッフが、サーバ、ストレージ、ネットワークの各分野横断で技術サポートをおこない、お客様の仮想化システム導入を成功に導きます。

事前にご導入予定のハードウェア、ソフトウェアを同じ環境で検証/評価/サイジングすることができ、多様化・複雑化する仮想化技術を含んだお客様システムの最適なシステム構成、組み合わせの検証とともに、仮想化システムの性能見積もりや互換性、運用性の検証がおこなえます。

仮想化の適用領域の拡大

上記メリットのほかにも、仮想化の適用領域は日増しにひろがっています。ITガバナンス、変化への柔軟 かつ スピーディーな対応はもとより、サーバ集約による電力消費量の削減や省スペース化など環境負荷低減への貢献といった、企業が社会的責任を果たす側面からも大きな期待が寄せられています。

仮想化技術は、サーバ、ストレージ、ネットワークと、各分野が密接に関わることで最大限の効果を享受することが可能となります。従って、運用面も含めて総合的な視点から仮想化システムの導入を捉えることがとても大切です。

富士通では、サーバ、ストレージ、ネットワーク、仮想化ソフトウェア、運用管理ツールなど多彩な製品とサービス、さらに検証や技術支援をおこなう検証施設まで、お客様の経営課題を解決する仮想化ソリューションをワンストップでご提供いたします。

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[2009年4月1日 公開]

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