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第2回 見込み客を引き込む「検索エンジンマーケティング(SEM)」~解説編~

呼び込んだ後の、成約に繋げる「ストーリー作り」がカギ

検索エンジンマーケティング自体は非常にシンプルなものですが、より多くの見込み客を呼び込みたい場合、また、認知の低い商品やメリットの分かりにくい商品を扱う場合には、もっと深く考えなければなりません。ユーザの興味を推測してキーワードを考え、それに対応して成約・購入まで導くためのストーリーを作り、ユーザを上手に誘導することが必要となります。

群馬の温泉旅館の例でいえば、旅館名で直接検索する人は既に自社を知っており、関心を持っている人。ですが、自社を知らなくても、見込み客となりうるユーザは多数存在します。そのようなユーザに対しては、漫然と旅館の紹介ページに誘導するよりも、いかに素晴らしい露天風呂があるのかを強調したページを作成し、そこに誘導する方が予約を獲得しやすくなるでしょう。一方、「温泉 料理」と検索するユーザに対しては、露天風呂より料理をアピールするほうが効果的だと考えられます。

このように、ユーザが検索するキーワードを予測し、そこから成約に繋がるストーリーを構築してホームページを作り込むことが重要なのです。つまり、SEOやリスティング広告だけでなく、「ストーリー作り」を含めることが、見込み客を引き込むためのカギとなるのです。

このような施策を実行し、実際に効果を上げている企業があります。次回はそうした事例を見ながら、それぞれの考え方や実際の作業、工夫している点などをご紹介します。

SEM(Search Engine Marketing)
検索エンジンマーケティングのこと。検索エンジンから自社ホームページへの誘導を増やすマーケティング手法で、一般的にはSEOとリスティング広告のことを指す。

SEO(Search Engine Optimization)
検索エンジンの結果リストの上位に自社サイトが表示されることを目指して行う施策のこと。HTMLの文書構造、サイト内の構造(リンクの繋がり)、外部サイトとのリンク、ページ内のテキストを最適化するための技術をいう。

リスティング広告
特定のキーワードで検索した際、検索結果ページに表示させるテキスト広告。キーワードマッチ広告などとも呼ばれる。

アルゴリズム
ある目的を達成するための手順。「検索エンジンのアルゴリズム」といえば、入力されたキーワードに対して最適の結果を返すために、数十億あるホームページの情報をどのように判断し、順位づけするかという手順のこと。

著者プロフィール

小林祐一郎(こばやし ゆういちろう)
ライター
IT企業勤務の傍ら、ライターとしても活動。
会社の業務では事業者視点から、ライターとしては一般ユーザーの視点からネットと関わり、「普通の人」の幸せに繋がるインターネットのあり方を模索している。
【近著】
Internet Watch連載「Web2.0 超入門講座(インプレス)」
単行本「Web2.0超入門講座 初心者でもよくわかる『これからのWeb』のすべて(インプレス)」

[2006年12月8日 掲載]

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