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第2回 見込み客を引き込む「検索エンジンマーケティング(SEM)」~解説編~

調べ物といえば、ひと昔前は「図書館」が定番でした。ところが今は、インターネットの「検索エンジン」があります。検索エンジンの登場により、調べ物のスタイルは大きく変わりました。重要な事柄だけでなく、知らない言葉を聞いた時などにも気軽に検索し、調べるネットユーザが増えています。実際、テレビに登場したタレントやスポーツ選手、事件・事故の関連キーワードの検索数が急上昇するといった現象が起きており、「検索」は今や世間の関心を映す鏡といえるでしょう。

人の興味はあらゆる行動の端緒であり、購買や契約に結びつくビジネスの芽でもあります。インターネットにおいて、ユーザのあらゆる興味は必ずと言っていいほど、まず「検索エンジン」に集まるのです。今回は、このようなネットユーザを見込み客とみなし、ビジネスに繋げる「検索エンジンマーケティング(SEM)」について解説します。

あらゆるニッチが集まる場所、
しかもユーザのニーズが分かる「検索エンジン」

我々が提供する商品の見込み客はどこにいるのか?というのは、あらゆる商品のマーケティングにおいて重要な課題です。これまでは、客層によってプロモーションを行う場所は細分化されており、効果を出すためには大変な労力やコストが必要でした。

ところがインターネットでは、何かに興味を持った人は、まず検索エンジンを利用します。言い換えれば、検索エンジンにあらゆるニッチマーケットの見込み客が集まっているわけです。すべてのニッチが一か所に集まっている――これは驚くべきことです!

そしてもう一つ、マーケティング媒体として魅力的な特徴があります。それは「ユーザのニーズがかなりの確度で分かる」ということです。例えば「中古車 さいたま市」というキーワードで検索したユーザは、中古車を買う気があると予想できます。その上、さいたま市内で買いたいらしい、という情報まで提供してくれています。

同様に、「群馬 露天風呂」で検索しているユーザがいたら、群馬県内の露天風呂がある温泉を探しているのだろうと想像できます。そして検索結果に、群馬県にある露天風呂を持った温泉旅館のホームページが見つかれば、ユーザはそのページに行き、宿泊予約をする可能性が高いわけです。

ここで「ユーザの興味」が、「検索」という行為を通してビジネスに繋がりました。これに気づいた瞬間が、「検索エンジンマーケティング」の始まりなのです。

上位表示を目指してホームページを作る「SEO」

検索エンジンマーケティングでは、特定のキーワードを入力したユーザを見込み客とみなし、検索結果ページのクリックしやすい位置に自社サイトを表示させることを目指します。

検索結果リストは、上位に表示されるほどクリックされやすく、下位ではほぼ見られることはありません。7割のユーザは、検索結果の3ページ目までしか見ないといわれています。つまり、検索結果の30位以下では、ユーザを呼び込める可能性がほとんどない。せっかく作ったホームページも、上位に表示されなくては、存在価値がないも同然です。そこで、上位表示を狙って打つ施策「SEO(検索エンジン最適化)」が必要となります。

検索結果の並び順を決めるアルゴリズムは、各検索エンジンとも非公開のため、SEOは試行錯誤の繰り返しになりますが、一般的にはページ内の文書構造がシンプルで、タイトルや大きな見出しにキーワードが含まれていると上位に表示されやすくなります。

また、前回で触れた「繋がり」も重要です。他のホームページから多数リンクされているホームページは、有用であると多くから認められたページ= 価値の高いページである、と認識されるからです。

キーワードに入札する「リスティング広告」

SEOは、あくまで「上位を目指す」もので、確実に上位を取れるわけではありません。最終的な判断は検索エンジンが行い、そこに干渉することはできないのです。通常、反映されるまで時間がかかるので、今日SEOを始めたとしても、結果が出るのは数日~数週間後になります。

SEOよりも確実性・即効性の高い「リスティング広告」という方法があります。これは、特定のキーワードが検索された時に、検索結果とは別のエリアにテキスト広告を表示するもので、ターゲットを絞り込めるため、低予算で効率の高い広告ができます。

代表的なリスティング広告にはヤフーの「オーバーチュア スポンサードサーチ」、グーグルの「アドワーズ」があります。どちらも広告を出したい企業(または個人)が特定のキーワードに「入札」を行い、広告枠を購入するという仕組みになっており、そのため人気のキーワードは広告費が高く、そうでないキーワードでは安くなります。

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