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ステップ1 脳内整理の基本は、「おもい」の正しい理解と「メモ」の再認識
ステップ1-3 : 「気づき」「ひらめき」をメモする
「おもい」について、そしてそこから湧いてくる「気づき・ひらめき」について、おわかりいただけたでしょうか。それらは、会社の真の経営資源になっていきます。「ダイヤモンドの原石」は、確実にリーダーの内にあり、それをいかに掘り出していくかが重要なのです。次は、それらをいかにカットして磨くかという技術やノウハウのお話です。
技術の基本は「メモ(と落書き)」。ノウハウの基本は「思考法・発想法」や「原理原則の理解」です。ポイントは、手が脳になったと感じるくらいに書き出すこと、描き出すこと。脳が筋肉になったと思うくらいに考えに、考えることです。


そこで、まず第一に、メモの基本の3項目を覚えて下さい。それは、「すぐに」「その場で」「素早く」ということです。「気づき・ひらめき」は一瞬かつ、ささやかなものだからです。
次に、それらの「メモ」は、「5ゲン主義に基づくメモであること」です。5ゲン主義とは、「現場・現物・現実」の3つの「現」と「原理・原則」の2つの「原」を足して5ゲンとしたものです。「使えるメモ」「メシの種になるメモ」は、「現場メモ」からです。
例えば営業の場合、営業の現場とは「お客様との打ち合わせ・面談の場」です。そこにおいての「現物」とは、販売商品そのものであったり、使用している販促ツールだったりします。そして「現実」とは、まさに「窮地に立たされた」だったり、「まったく評価をいただけなかった」だったり。「営業における原理・原則」とは、「ランチェスターの法則」や「コンサルティングセールス」というようなことです。そのような中での「気づき・ひらめき・学び」こそが生きたメモになっていきます。
この時点においては、メモに使うツールは何でも構いません。手帳、メモ帳、紙の切れ端、ポストイット等に、筆記用具でひたすら書き出す、書き留めることが大事です。
メモの実践プロセスは、次のようにまとめることができます。

このプロセスを経て、「リーダーのおもい・気づき・ひらめき=ダイヤモンドの原石」に磨きがかかっていくのです。
ステップ1-4 : メモを経営資源化し、儲け・成果に育てる
「おもい」が「儲け・お金(成果)」になるまでの8つのステップについても言及しておきましょう。それは、2つの漢字ですべて表現することができます。日本語の漢字は実によくできていますね。

まず、「感じる・想う」。そして、イメージで思い浮かべ、想像し、しかる後に「思い」「考える」、つまり「思考する」ということです。より戦略的・計画的に進めるということで、これを「企て」と言い、それを「画く」ことになります。より具体的に進めるためには「計る」ことも含めて計数化・計量化し、「画く」ようにしなければなりません。そして、みんなに情報を「発し(情報発信)」、内容を「表す」のです。そうすることで情報や場や機会を共にし、有するということで「共有する」ことになります。それらは、さらに「行う」「動く」(行動)ことで、「成果につなげていく」のです。
ステップ1-5 : 何を「おもう」か!
それでは、リーダーは何を「おもう」のか?! リーダーが「おもう」ことは、寝ても覚めても仕事や経営のことでしょう。それらについては8つの分野に分けて考えてみることができます。
- お客様に関する分野
- 販売・営業に関する分野
- 商品・サービスに関する分野
- 企画・開発・研究に関する分野
- 生産・製作・制作・仕入れの内容およびハードに関する分野
- 要員・人材教育、人事システムに関する分野
- 内部体制・管理体制・組織づくりに関する分野
- 新規事業・新規プロジェクトに関する分野。
また、日本経営品質賞 http://www.jqaward.org/ の視点(合計1000点)では、8つの区分項目が参考になります。カッコ内の配点がウエイトを示してくれているので、これも参考にするとよいでしょう。
- 経営幹部のリーダーシップ(120点)
- 経営における社会的責任(50点)
- 顧客・市場の理解と対応(100点)
- 戦略の策定と展開(60点)
- 個人と組織の能力向上(100点)
- 顧客価値創造のプロセス(120点)
- 情報マネジメント(50点)
- 活動結果(400点)
ステップ1は、これで終了です。それでは、おさらいのためにキーワードを書き出しておきます。
- 3つ「おもい」=「思い」「想い」「念い」
- 「気づき」と「ひらめき」
- メモの基本「すぐに・その場で・素早く」
- 現場メモ=「5ゲン主義メモ」
- 「おもいが成果につながるまで」(感想・思考・企画・計画・発表・共有・行動・成果)
次回は、具体的なメモの技術と「見える化」のテクニックをご披露いたしますので、ご期待下さい。
著者プロフィール
山本 英夫(やまもと ひでお)
株式会社エディックス
代表取締役- 1955年静岡県藤枝市生まれ。
早稲田大学第一文学部社会学専攻卒。建通新聞社(株)入社。
その後、デザイン事務所・イベント会社等を経て、昭和58年株式会社エディックス設立。
現在はビジネスコンサルタントとして、「カードでわかる経営の基本・カードで進める経営の基本プログラム」「経営理念の構築及びその展開指導支援」「現場で使える実践メモ研修」の3大アイテムで全国展開を進めている。 哲学者・芳村思風を師事し、「山本英夫の感性経営」、「○△□のカンタン経営」を確立し、それらをベースにした経営指導支援・社員教育を行っている。 コアコンピタンスは、コンセプチャルスキルとしての作文能力、図式図解能力、ファシリテーション・グラフィック能力、マンガ作成能力。
http://www.edics.co.jp/
[2008年2月29日 掲載]
- ステップ1 脳内整理の基本は、「おもい」の正しい理解と「メモ」の再認識
- ステップ2 「かき出し」、まとめて「見える化」する!
- ステップ3 「見える化」したものに磨きをかけ、プレゼンを通して「おもい」を共有化
- ステップ4 納得と共感を生み出す「ファシリテーション」
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