企業競争力の強化に向けて、ITシステムの運用・保守が抱える課題

現在、多くの企業では負担が増大するシステム運用・保守のあるべき姿を見直し、システム全体の最適化、および戦略分野への人員・予算の配分を実現することが、大きな課題となっています。
富士通では、昨年より運用・保守の全体像と個々の作業内容を「運用・保守作業体系」として整備しました。そして、それにもとづいたオファリングモデル(運用・保守総合モデル・最適化システムモデル)やサービスプロダクト(LCMサービス(注1)・APMサービス(注2))の提供により、お客様の運用・保守の最適化を支援しています。
[連載索引] IT運用の向上 | ITシステムの運用・保守が抱える課題 | 「運用・保守体系」の整備 | 目的に合わせた、2つのオファリングモデル | LCMサービスとは | APMサービスとは | これからの運用・保守に向けて |
ITの大規模化・複雑化などで運用管理の負荷が増大
企業のITシステムにかける総コストのうち、平均すると約70%が既存ITシステムの運用・保守に費やされています。下記の国内CIO調査を見ても、運用・保守に忙殺され、人的にも予算的にも新規投資に費やす余裕がないという現状が浮き彫りになっています。
![新規投資に費やす余裕がない(予算/人) 45.3%、システムと業務両面を理解できる人材不足 43.6%、システム運用/管理コストの削減 42.7%、IT企画/戦略を担う人材がいない 37.5%、日常の運用管理に忙殺されIT戦略が進まない 33.3%、技術革新/変化への対応 33.1%、システムの集中管理ができていない 14.3% (出典 : IDC Japan「2008年 国内CIO調査:ITサービス利用実態」2008年6月 [J8460105])](img/chapter01-fig01.gif)
企業のIT依存度が高まるにつれ、社内のシステムは巨大化・複雑化しています。24時間365日の連続稼働、リスク管理への要求とあいまって、運用・保守の負荷はますます大きくなっています。さらに、投資対効果、ビジネスへの貢献度測定や、個人情報保護・内部統制を含めたコンプライアンス対応、自律的なプロセス改善など、経営者や利用部門からの情報システム部門への期待はますます高くなっています。

こうした要求に応えるためのポイントとしてまずあげられるのは、現状の見える化と課題の明確化です。
富士通は、そのためにお客様のITシステムの運用・保守を支援する作業体系を整備し、これをベースにお客様の負荷軽減と適切なIT投資を実現するためのオファリングモデルの整備・サービスプロダクトの強化を継続的におこなっています。
[2008年10月1日 公開]
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ITシステムの運用・保守が抱える課題
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