高性能・高信頼・エコロジーを実現するUNIXサーバ
「SPARC Enterprise(スパーク・エンタープライズ) M3000」

富士通では、お客様のITインフラの最適化をご支援するために、常に新たな製品開発をおこなっています。その1つが、2008年10月にリリースされたUNIXサーバ「SPARC Enterprise」の新エントリーモデル「SPARC Enterprise M3000」です。このサーバが持つ高性能、高信頼、エコロジーという優れた特長について解説します。
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高い処理能力や信頼性を実現するエントリーモデル
現代のビジネスにおいて、ITシステムの果たす役割はますます重要性が高まり、企業が扱うデータ量は増加し、Webサーバ、アプリケーションサーバ、データベースサーバなど、企業内のサーバ用途は大きく広がっています。こうしたなか、サーバの処理能力の不足やサーバ台数の増加による運用コストの増大などが課題となっており、コスト削減や効率化の面から、システムの最適化の必要性も高まっています。さらには、現代の企業においては、環境への負荷軽減も求められています。
「SPARC Enterprise」では発表以来、こうしたニーズをいち早く捉え、各業務の特性に応じて最適化したラインナップを提供。最新テクノロジーで、高性能・高信頼・エコロジーを追求してまいりました。
このたび、さらなるニーズにお応えし当社従来機種「PRIMEPOWER 250、450」の後継機となる新エントリーモデル「SPARC Enterprise M3000」を開発、販売を開始しました。「PRIMEPOWER」のエントリーモデルは、その性能や信頼性が高く評価され、多くの中堅規模のお客様にデータベースサーバやバッチ処理などの用途でご利用いただいており、後継となるモデルへのご要望が多くありました。
ミッドレンジ・ハイエンドの高いミッションクリティカル機能を継承
このようなお客様の声を反映し、データベースサーバやバッチ処理をはじめ基幹業務のサーバとして、総合的に使うことができ、さらには当社の厳しい環境基準と、省エネ法における基準を大幅にクリアした、新エントリーモデル「SPARC Enterprise M3000」がラインナップに加わりました。

プロセッサには、「SPARC Enterprise M4000」以上のモデルと同じ「SPARC64 VII」を搭載し、最大で4コア/8スレッドのマルチスレッド環境を実現。メモリは最大32GB、ハードディスクは最大584GB搭載可能で、標準でSASを1ポート、PCI Expressは4スロット、Gigabit Ethernetを4ポート装備するなど、わずか2Uのスペースに業務に必要な機能をすべて実装。エントリーモデルにおける最高クラスのコア性能を発揮し、データベースサーバやアプリケーションサーバなどの幅広い業務に適用可能となっています。
たとえば、データベースのオンライントランザクション性能においては、「SPARC Enterprise M3000」2コアモデルとの比較において当社従来機種「PRIMEPOWER 250」の1.6倍、4コアモデルとの比較において当社従来機種「PRIMEPOWER 450」の1.2倍と、性能を大幅に向上させています。オンライントランザクション処理、バッチ処理を問わず、高い処理性能を実現し、基幹業務はもとよりあらゆる業務で実力を発揮します。

万が一のトラブルにも業務の継続を確保する高い信頼性
「SPARC Enterprise M3000」は、「SPARC Enterprise M4000」以上のモデルの高信頼性を踏襲。LSIレベル、ユニットレベル、システムレベルとシステム全体で信頼性を積み上げ、確保しています。
たとえば、LSIレベルでは、1CPUにつき約3,400個の故障抽出用チェッカーを備え、ハードウェアによるメモリパトロールをサポートするなど、データインテグリティの徹底追求をしています。また、ユニットレベルでは、ディスク・FAN・電源ユニットなどの冗長化や活性交換、動的縮退を備え、状態監視、故障通知機能を持たせるなど、耐故障性を追求。システムレベルでは、クラスタシステムサポートや、ストレージ/ネットワークの冗長化など、業務無停止へ向けたアプローチも、もちろん欠かしていません。
特に、キャッシュメモリに関してはプロセッサを構成する回路のなかで、もっとも故障が起きやすい部分であるため、重点的にデータ保護機能を装備。2次キャッシュメモリはすべてECCで保護されています。キャッシュメモリ上で、1bitエラーが多発すると、キャッシュway(注)単位、CPUコア単位で動的に段階的に縮退します。そのため、1CPUであっても、万が一の際でもシステムの継続運用が可能であり、さらに性能劣化を最小限に抑えることができます。

消費電力を58%、設置スペースを50%削減したエコロジーサーバ
「SPARC Enterprise M3000」は、富士通が独自に定める環境配慮型製品である、スーパーグリーン製品です。コンパクトな2Uサイズで、「PRIMEPOWER450」(4U)と比較し、50%の省スペースと軽量化を実現。消費電力は最大58%削減。性能の向上とあわせて、CO2排出量を約65%削減できます。

省電力・低騒音を実現するため、装置の冷却効率向上にも数々の工夫を施しています。CPU、メモリなど、発熱の大きい部分を集中的に冷却するエアダクトを採用。筐体内を、本体のファンと電源ファンでの冷却という2つの冷却グループに分割して冷却することで、冷却効率を向上させています。また、冷却ファンの回転数は9段階で制御することが可能です。

その結果、一般的なサーバ設置場所の環境温度25℃の音圧レベルで、47dBという静かなオフィス並みの優れた静音性を実現。「PRIMEPOWER 250、450」と比較すると、音圧レベルを3dB低減しました。他社4コアサーバと比較しても、消費電力値や騒音値において、もっとも優れたエコロジーサーバとなっています。
「SPARC Enterprise M3000」は、当社の厳しい環境評価基準(省資源化、リサイクル設計、化学物質含有/使用量規制、省エネルギー、環境情報の提供など)をクリアしただけでなく、省エネ法によるエネルギー消費効率では、4コアモデルにおいて基準値の500%以上(達成率AAA)を達成しています。
最新エントリーモデルの発表後、数多くのお問い合わせ、引き合いが寄せられています。
高性能、高信頼に加え、環境にも優しいという優れた特長を活かし、お客様システムの最適化に貢献するサーバです。
注記
- (注)wayとは :
- キャッシュメモリを構成する単位。
高信頼性技術でつくりあげた自信作 UNIXサーバ SPARC Enterprise M3000
メインフレーム並みの機能を備え、環境と安全性にも配慮し設計された富士通のUNIXサーバ「SPARC Enterprise M3000」の特長とこだわり、今後の展望について、開発メンバーみずからが解説。
[2009年1月5日 公開]
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UNIXサーバ SPARC Enterprise M3000
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