「ITインフラデリバリーサービス」で実現できること

ITインフラ導入におけるさまざまな問題を解消し、均一で高品質な導入を短期間で実現する富士通の「ITインフラデリバリーサービス」。前のページでは、ITサービスの市場動向と、「ITインフラデリバリーサービス」の概要についてご紹介しました。ここでは、事例をもとに、導入メリットをご紹介します。
[連載索引] ITインフラデリバリーサービス | 短納期・高品質なITインフラ導入を実現 | 「ITインフラデリバリーサービス」で実現できること | 「ITインフラデリバリーサービス」の体系 | インフラ構築~運用まで総合サポート |
事例1. 納期を20%短縮し、構築現場での手戻りもゼロ
提案コンペで複数社と競合し、ブレード30枚を導入したA社様の事例です。
富士通は、「ITインフラデリバリーサービス」を積極活用し他社とは全く異なる「高品質」と「短納期」を実現できることを強くアピールし提案したことにより、お客様からご指名いただくことができました。
品質面では、工場での構築テスト結果を納品物として提供し、作業品質を証明しました。また、システム構成を決定するときの不安材料はSEとサービス実施部門が連携してお客様の要件に最適な構成を決定しました。
この事例では「ITインフラデリバリーサービス」を利用したことで、基本設計~テスト工程で、SE作業と合わせて納期の約20%の短縮が実現できました。
システム構築を工場でおこなったことにより、従来の手法では問題になっていた構築現場での手戻りがなくなりました。
たとえば、工場内での組み立ての際に、ブレードサーバの初期不良を検出したことで、お客様先へ展開する前にハードトラブルを回避することができ、お客様へ引き渡した後のトラブルはなく、安定して稼働を続けています。

事例2. 標準構成モデルをベースに設計作業を簡略化。梱包資材も約6割を削減
企画段階で納品まで1.5ヵ月しかなくかつ、インフラ構成がまだ決まっていない(ブレード5枚)B社様の事例です。
企画段階に内示を受けた富士通は、お客様システムの規模感や納品までのスケジュールなどから「ITインフラデリバリーサービス」の標準構成モデルをベースに提案。
お客様へ非機能要件(信頼性、運用性など)を説明し構成を決定しました。
契約後ただちにシステム構築に必要なパラメーター情報(IPアドレス、ホスト名など)を決定し、注文とほぼ同時に工場へ情報通知し標準構成モデルに設定。「ITインフラデリバリーサービス」の特徴を活かし、企画から1.5ヵ月で納品という短納期が実現できました。
しかも、サーバなどの機器をラックに搭載した状態で搬入することで、従来のプロセスによる納品では63箱あった梱包材を27箱と、約6割余分な梱包材を削減することができ、グリーンITへの貢献も実現できました。

事例3. PCサーバ77台の基本インフラ構築を3日間で完了
PCサーバ77台を短納期で構築したC病院様の事例です。
この事例は、大規模なシステムのため、サーバ構成を標準化することで量産効果を最大限に活用して、「高品質」で「短納期」にインフラを構築するために、SEやパッケージベンダー、お客様と検討した結果、PCサーバ「PRIMERGY RX300」に統一することで合意しました。
また、「LCMサービス(注1)」により、サポート部門と連携し、ネットワーク情報をお客様から事前に入手することができ、設計をする際のインプットとしました。
「ITインフラデリバリーサービス」を適用することで搬入前にほとんどのプロセスを完了し、お客様先の作業スペース、電源などの確保が不要となりました。
結果的に、PCサーバ77台の面揃え~ラッキング、ケーブリング、インフラ基本構築~出荷を10日間で実施。現地での作業がほとんどなくなったことから、システム納入時にサービスエンジニアがお客様のサーバルームに設置する時間も1.5日短縮でき、3日間で速やかにアプリケーション開発工程へ移行することができました。
「ITインフラデリバリーサービス」の推進体制
お客様の業務に精通し、強いリレーションを持った、お客様の真のパートナーになるために、富士通では現在「フィールド・イノベーション」をご提案し、推進しています。
「ITインフラデリバリーサービス」は、こうした「フィールド・イノベーション」の一環でもあり、今までそれぞれの案件を担当しているSEに依存していたインフラサービスを一箇所に集めて、ノウハウを集約し、プロセスを標準化することで、ムダを省き、低コスト、短納期、高品質のインフラをお客様にご提供することを目的に進めています。
その中核を担うのが、富士通グループ内に点在していたインフラ構築に関連する技術者を集約した富士通エフサス内の「インフラテクノロジーセンター」です。
富士通の豊富な構築実績・ノウハウをもとに標準化したインフラ構築プロセスを、専門の工場でTPS(注2)改善活動に取り組みながら、更に効率化をおこなっています。製販一体で、企画・設計・製造から組み上げ、配線、インストール、動作確認まで、稼動前のほとんどのプロセスを完了してから、お客様にお届けします。

[2008年6月2日 公開]
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