第4回 「どんなに大作でも、時期を逸したら価値がなくなる。タイトルページを使え」
「あいつは、毎日パソコンに向かっているけど、いったい何をしているんだ?!」とか、「パソコンに向かっているのが仕事だと思っている」とか、「営業なら、表に出て行ってナンボだろう!」などと、言われてしまいかねないのが、提案書作り。
パワーポイントの豊富な機能は、このような悪態を投げかけられるに十分すぎるものがあります。パワーポイントで、資料作成をするときに陥りがちなことがこの点です。
つまり、凝りに凝って、いつまでたっても完成しないということ。
「もう少しレイアウトをいじったら、さらにインパクトが強まるのでは・・・」
「もう少し、気の利いた言い回しはないだろうか・・・」
果ては、「どうも、この色が気に入らない・・・」
いつのまにか、提案の内容そのものをないがしろにして、本末転倒してしまっていることがありませんか?
そもそも、提案事というものには、旬があります。旬を過ぎてしまうと、いくら手間ひまかけた提案であっても、お客様を動かすことはできません。
しかも今はスピード最優先の時代。
たった今!必要な提案であっても、翌日になったらまったく陳腐なものになってしまうことだってあるかもしれません。
だから、自分なりの提案スタイルをある程度決めておくことが重要です。
そんなとき、結構役に立つのが、「デザインテンプレート」。
[書式]メニュー →[デザインテンプレートの適用]を使って見ましょう。

上図で、デザインテンプレートを選ぶと、スライドマスタ、タイトルマスタの2つが設定されます。
それぞれ、タイトルマスタは提案書の表紙に、スライドマスタは表紙以外のすべてのページに適用される台紙のような役割を果たしてくれます。
このとき、嬉しいことに、文字色、線の色、図形の塗りつぶし色、などが背景(台紙)に合わせて自動設定されることです。基本的には、良い配色が選択され、「色に悩む」ことが少なくてすむのです。それだけでも「早く作成する」ためには、効果的といえるのではないでしょうか。
なお、この台紙(スライドマスタ、タイトルマスタ)は、
[表示]メニュー → [マスタ] →(左図)とすることで、台紙自体を編集することができます。
慣れてきたら、デザインテンプレートを使わずに、独自の台紙を作成しておくことをお勧めします。
より個性的、かつインパクトのある台紙を作成してみてください。
もちろん、型にはまれば、提案書の作成スピードも一気に改善されます。上司の悪態も回避できる可能性が高まることはもちろんです。そして、本来の目的である「お客様に対して、機を逃さない」ことに大きくつながるだろうと思います。
(注)
この記事は「Microsoft Office PowerPoint2000 Service Pack 3」を元に記載しております。
記事内の操作手順、画面等はお使いのバーションと異なる場合がございますのでご了承下さい。
経営コンサルタント 谷田貝 敏紀
[2007年2月8日 掲載]
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