《連載第4弾》 見積書を作りながら一工夫してみよう
第6回 見積書を完成させよう(オプションボタンを使ってみる)
シリーズ最終回です。今回は、オプションボタンを使って、見積書、納品書、請求書の書式を変えてみようと思っています。
伝票区分をクリックすることで、赤○の部分を書き換えようという作戦です。
見積書をクリックした状態が【図1】。
【図1】クリックすると、赤の○の中が変わる!
納品書をクリックすると、タイトルが「納品書」に。見積条件は表示しないように。「下記の通り見積・・・」を「納品」に。
といった具合です。
まずは、オプションボタンを作りましょう。
前回紹介した「フォームツールバー」のオプションボタンをクリックして、コンボボックスの時と同様にドラッグしてください。

のようになりましたか?
この「オプション1」を「見積書」にしましょう。そして、同様に「納品書」「請求書」のオプションボタンを作ってみてください。
![]()
こんなふうにできあがったら、コントロールの書式を設定します。
「○見積書」を右クリック、[コントロールの書式設定]を選び、【図2】の[コントロール]タブをクリックします。
【図2】コントロールの書式設定
「値」は、この時点では、オフでもオンでも大丈夫です。
「リンクするセル」を[$B$19]としましょう。
「3-D表示」は、お好みで。
[OK]をクリックして完了です。
同様に、納品書、請求書も設定を行ってください。「リンクするセル」は、3つとも、[$B$19]とします。
できあがったら、「見積書」「納品書」「請求書」のオプションボタンを順次、クリックしてみましょう。
[B19]の値が変化することに気がつきましたか?
今回は、この[B19]の値の変化(どのオプションボタンがクリックされたか)を利用して、ワークシートを書き換えるという試みです。
まず、
[C19] = IF ( B19 = 1, "見積" , IF ( B19 = 2 , "納品" , "請求" ) )という式を書き込みました。
オプションボタンをクリックするたびに、「見積」→「納品」→「請求」と表示が変わるはずです。
さらに、見出しの[I23]は、 = C19 & "書" としました。単に[C19]の内容に、“書”の文字を付け足しただけです。
[I27] = IF ( $B$19 = 1 , "納期" , "" )
[I28] = IF ( $B$19 = 1 , "納入場所" , "" )
[I29]・・・、[I30]・・・。
というように、見積条件の部分は、オプションボタンの「見積書」がクリックされた場合([B19]が1)にだけ表示するようにしました。
最後に、[I32] = "下記の通り" & C19 & "申し上げます。"として、完成です。
おっと、忘れるところでした。 [M25] = C19 & "日" としておきましょう。見出しと同様に、「見積日」「納品日」・・・と変えなければいけませんでした。

ひとつのワークシートに、オプションボタンを何組か作らなければならないときは、その組ごとにリンクするセルの指定をすれば、その組のなかで、ひとつのオプションボタンを選択するという使い方ができます。
このオプションボタン(今回は3つ)をグループボックス
で囲んでおくと、リンクするセルは、その組で、1回指定すれば済むようになります。オプションボタンと併せて覚えておくと良いでしょう。
フォームツールには、この他にも、「スクロールバー」「スピンボタン」「チェックボックス」「リストボックス」などがあります。今回は、紙面の都合で、「コンボボックス」「オプションボタン」の2つの紹介に留めますが、機会があったら是非使ってみてください。
アンケート調査用紙などには、チェックボックスがお誂え向きでしょうし、スクロールバーとOFFSET関数を組み合わせて、ワークシートの中にさらにスクロールするワークシートもどきを作ったり。
一方で、用途と目的によっては、コンボボックスよりも、[データ]-[入力規則]の「リスト」の方が便利。というようなことも起こってくるのでは。
何事も、工夫次第。いろいろと面白い使い方を試みてください。
さて、たかが見積、されど見積。ということで、書き進めてまいりました。少し尻切れトンボといった感もあるのですが、今回のシリーズはここまで。またの機会を楽しみに・・・。
経営コンサルタント 谷田貝 敏紀
[2005年9月21日 掲載]
ジャーナル最新のテーマ
お客様の声をお聞かせください

富士通ジャーナルに掲載している記事やコンテンツについてのご意見・ご感想を、ぜひお寄せください。
お寄せいただいたご意見・ご感想については、富士通からの回答をお約束するものではありません。ご了承ください。
なお、富士通からのご回答を必要とするお問い合わせについては、
富士通ジャーナルに関するお問い合わせをご利用ください。





