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《連載第4弾》 見積書を作りながら一工夫してみよう
第5回 見積書を完成させよう(フォームツールバーを使ってみる)

前回のオリジナル関数作りでは、エクセルの底の深さを垣間見ていただけたのではないかと思います。しかし、少し難解でしたか?
今回のシリーズは、残りあと2回。何とかして、作成中の見積書を完成に向かわせながら、

  1. フォームツールバーを使ってみる。
  2. 見積書と納品書、請求書をひとつの書式で済ませてしまう。

この2つに挑戦してみたいと思います。

【図1】目指す形

【図1】を確認しておいてください。今回は、これを完成形にしたいと思っています。

まず、コンボボックス、

とか、オプションボタン。

こんなものを使ってみます。

さらに、【図1】では、赤枠のところにも着目して置いてください。
伝票区分の選択により、表示内容が変わるように仕組んでみたいと思います。

それでは・・・・・
まずは、フォームツールバーを表示させましょう。
[表示]メニュー-[ツールバー]-[フォーム] の順でクリックします。

【図2】フォームツールバー

今回は、下段の赤矢印のものを使います。
得意先を選択するための「コンボボックス」を作成するところから始めてみましょう。

  1. フォームツールバーの[コンボボックス]をクリック。
  2. 十字カーソルが現れますので、マウスをワークシート上に移して、四角を描くように、ドラッグしてみてください。
  3. (コンボボックス)が、うまく描けましたか?
  4. ここで、このコンボボックスを右クリックして、[コントロールの書式設定]を選択します。
  5. 【図3】コントロールの書式設定ダイアログの、[コントロール]タブで、
    [入力範囲] $J$12:$J$15 ・・・・得意先名の範囲を指定
    [リンクするセル] $B$11
    と指定し、[OK]をクリックしましょう。
  6. 【図4】のように、実際にコンボボックスをクリックして見ましょう。
    プルダウンしたときに、得意先名が選択肢に現れましたか?

【図3】コントロールの書式設定

【図4】実際にコンポボックスをクリックしてみる。

また、選択したときに、[B11]が、変化することがお解り頂けましたか?

コンボボックスでは、[入力範囲]で、指定した範囲が、入力の選択肢になります。
そして、実際に選択すると、[リンクするセル]で指定されたセル[B11]に、選んだものがリスト上の何番目のものかが入ります。

ここまでは、ご理解いただけましたか?

しかし、[リンクするセル]に、何番目かという数字が入ったわけですが、このままでは「何のコッチャ・・」ですよね。そこで、関数と組み合わせて、少しリアルにしてみます。
【図4】の例では、2番目「日木電気」が選ばれたということはわかりますね。
この2番目という情報を使って、見積書の得意先名に表示させるために。

【図5】実際にコンポボックスをクリックしてみる。

[I25] =OFFSET(J11,B11,0,1,1)
としてみました。
あまり見かけない関数かもしれませんが、単純に何番目という時には、VLOOKUPなどより、シンプルなので、紹介しておきます。
=OFFSET(基準, 行数, 列数, 高さ, 幅)
という書式です。したがって、 =OFFSET(J11,B11,0,1,1) は、「基準」[J11]から、下に[B11]行(ここでは、下に2行)、右に0列。そこまで行って、高さ1列、幅1列の範囲で、内容を取ってきて。という関数です。(高さ、幅は省略しても大丈夫)コンボボックスなど、「何番目・・・」というようなデータを返すツールと組み合わせると便利な関数です。以後お見知りおきを・・・。

さあ、この関数を入力したところで、改めてコンボボックスで、違う得意先など選んで見てください。選ぶ度に[I25]の内容がきちんと変わるようになりましたか?最後に、出来上がったコンボボックスを、【図1】のように、[M18]のあたりに移動して完成です。(ドラッグして移動しても、書式設定は変わりませんからご安心を)

参考までに、【図3】コントロールの書式設定にあった、[ドロップダウンリストの数]は、プルダウンしたときに、1回に表示される行数。[3D表示]をチェックすると、コンボボックスが3D表示なります。(試してみてください)

読者の皆様は、【図1】の目指す形に近づけるために、ぜひ、担当者のコンボボックスも作成してみてください。
次回は、もうひとつのコントロール、[オプションボタン]です。

経営コンサルタント 谷田貝 敏紀
[2005年9月2日 掲載]

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