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《連載第3弾 あまり見かけないけど、こんな機能があったんだ》
第10回 シートを保護して、表を壊されないようにする

前回までは、あまり見慣れない関数や“&” のような演算子、あるいは TRUE、FALSEといった論理式など、少し理解しにくいものもあったかもしれませんが、まず、「慣れる」ことが大切と思って挑戦してみていただければと思います。

今回は、少し趣を変えて、「ワークシートを壊されないようにする」ことを取り上げてみたいと思います。

題材は、これまで通り【図1】の顧客名簿。

【図1】

このシートで、入力して欲しいところは、黄色の列( [E、F、H、I、M、N])です。

他の列には何らかの数式が入っていますから、不用意にキーボードから入力してしまうと、いつのまにかこのシート本来の機能が失われてしまうことになります。

そこで、黄色のところ以外はキーボードから入力できないようにしたい。

そんなときに、「シートの保護」機能を使います。 操作はいたって簡単。

[ツール]→[保護(P)]→[シートの保護] ・・・・・ (【図2】)の操作で【図 3】のダイアログが開きます。

【図2】

以下、【図3】【図4】の入力で保護完了です。

パスワードは必要なければブランクのままでも OKです。 逆にパスワードを設定する場合は、絶対に忘れないでくださいね。二度と保護が解除できなくなりますから。

保護を解除したいときは、もう一度[ツール]→[保護]と選択すると、先ほどの[シートの保護]が[シート保護の解除]と変わっているはずですから、それをクリックしてください。パスワードが設定されていなければその時点で保護は解除されます。また、パスワードが設定されていれば、パスワード入力により保護が解除されます。

さて、うまく保護がかかったところで次へ進みます。

カーソルは、どのセルにあっても結構です。
【図3】【図4】

キーボードから入力を試みて見ましょう。

【図5】

どこに入力しようとしても、【図5】の状態になってしまうはずです。

「あれ、これでは、数式の入ったところを壊さないで済むけど、入力したいところに入力ができない・・・」
・・・その通り、このままではまずいですね。

では、入力したいところは入力できるように、壊されたくないところには保護を。

そのために一度保護を解除してください。(シートの編集が可能になります。そうしておいて・・・)

【図6】のように、入力可能にしたいセル範囲をドラッグして、右クリック。

[セルの書式設定] を選択。
【図6】

セルの書式設定ダイアログの[保護]タブを選択します。【図7】

【図7】

普通は、ここで 「ロック 」にチェックが入っています。
このチェックをはずしてください。

この「ロック」されていないセルこそが、いざ「シートの保護」をかけたときには入力可能なセルとなってくれます。

感覚的にわかりにくいので、もう一言。 EXCELのシート保護は、「とにかくシート全体を保護してしまう」という作りになっています。

壊されたくないセルを守ろうという発想ではないので、お間違えのないように。 さて、それでは残りの入力可としたいセルの「ロック」も解除して、もう一度「シートの保護」をかけてみてください。

その後、実際に入力作業を行ってみましょう。ご理解いただけるものと思います。

経営コンサルタント 谷田貝 敏紀
[2004年4月 掲載]

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