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富士通データセンターのファシリティ最適化ノウハウをソリューション化
省電力環境を実現する
「グリーン・インフラ・ソリューション」
[連載索引] 環境【注目のソリューション】 | 富士通の環境経営 | 富士通の環境活動計画 | 環境負荷低減プロジェクトを始動 | グリーン・インフラ・ソリューションとは | 省電力環境を実現するサービス | 環境に配慮した製品紹介 |
「グリーン・インフラ・ソリューション」は、全国50拠点の富士通データセンターで実践・蓄積してきたファシリティノウハウをベースに、IT・建築のエキスパートである「富士通一級建築士事務所(注)」が冷却・シミュレーション技術のエキスパートを有する富士通アドバンストテクノロジ(FATEC)と連携し、お客様のIT資産・運用ポリシーとの整合性を考慮したうえで、データセンター、マシンルームの最適化を推進するサービスです。本ソリューションを活用することで、省電力、安全、機能・性能という全ての面において、最適なファシリティ環境が実現します。
注)サービスビジネス本部 グリーン建築ビジネス部
グリーンITで社会全体の環境負荷低減を目指す富士通の環境活動 ![]()
ITファシリティに求められる役割
ITファシリティにお客様が求める役割というのは、従来は安全性やセキュリティが中心でした。しかし今日では、より高い安全性やセキュリティはもちろん、省電力・拡張性・低環境負荷といった部分に視点が変わってきています。なかでも省電力に目を向けると、“電力”と“熱”という2つの問題があげられます。
電力問題
電力では、受電容量が決まっているため、現状のままではサーバの増設ができない、あるいは現状でどこまでサーバが搭載できるのか、搭載できなければどう増強するのか、どういった方策がとれるのか等が課題となっています。
- 電力コストが増加している
- 電力不足でサーバが増設できない
- ラック当りの上限が決まっており、使用効率が悪い
- 電力が足りず、高スペック機器が導入できない
- ピーク時の電力容量に対応できず、稼働時間を延長できない
- 環境対策のため電力消費量の増加を防ぎたい
熱問題
また熱の問題としては、サーバの発熱量が増し、サーバ室全体として室温が上昇するのではなくて、局所的に上がることが多くなっています。この局所的に発生する熱をどのように効率よく冷却するか等が課題となっています。
- ラック内が基準を超えた高温で、システムが不安定になる
- データセンターの一部にホットスポット(熱溜まり)が発生する
課題解決へ
富士通の環境活動 (3)でもご説明しましたように、ITの総消費電力量の推計(経済産業省)を見ますと、2006年の総消費電力量に対し、このままの状態では2025年に5倍、2050年には12倍にまで増加してしまうと予測されています。
一方、富士通のあるデータセンターにおける消費電力量の構成を調査した結果、IT機器(サーバ等)の消費電力が45%なのに対して、それを冷やすための空調や、安定した電源を供給するためのITファシリティ系の消費エネルギーが55%も使われているという結果が得られています(図9)。
[図9]富士通データセンター電力消費量

当然、富士通としてはITリソース側も省電力化を推進していますが、本ソリューションは、データセンターの電力構成の55%にあたる空調や電源を効率化することによって全体での消費電力を削減することがIT機器側の省エネルギー化と同じくらい重要であると考えています。
特に空調の部分に関しては、省エネルギー化による削減効果が大きいことは明らかです。
昨今、製品の単位面積あたりの電力は10年で10倍増、CPU電力は10年で5倍増、高発熱密度のラックマウント/ブレードサーバが年率29%で普及し、製品の電力量(発熱量)も大幅に増えています。これによる熱問題回避とその冷却に使われる空調の電力消費量削減、この2つの背反する問題を同時に解決するべく富士通では、最新のデータセンターである「東京第2システムセンター」に適用した最新技術とノウハウをソリューション化した「グリーン・インフラ・ソリューション」をご提供いたします。このソリューションは、現状施設の調査・診断を行い、評価・改善提案によりお客様のファシリティの最適化を図ってまいります。その中で、サーバをはじめとする富士通プロダクトの開発で培った高精度の熱流体シミュレーション技術(図10)等を用いながら、冷却・解析技術の専門家が空調冷却効率向上を追求するサービスもご提供しています。
[図10]熱流体シミュレーションによる熱対策の検証

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