Fujitsu The Possibilities are Infinite

 

Top Story
先進ソリューション事例 【UHF帯RFIDソリューション】
富士通 那須工場

ジャスト・イン・タイムを強化する部品発注を実現
1日2万回のデータ入力を自動化、在庫を約50%削減

富士通がものづくり革新を進めていく中、富士通那須工場においてはジャスト・イン・タイムによる生産現場の変化に対応するべく部品供給における「モノと情報の見える化」が急務となっていました。これに応えるべくUHF帯RFIDを使った部品供給のリアルタイム管理システムが2007年2月に稼働。ジャスト・イン・タイムの生産方式を強化し在庫運用の飛躍的な効率化を図り、年間100万枚の伝票削減により環境保全にも貢献しています。

生産革新の進展に伴い、新たな課題が浮上

富士通では、ものづくり革新の一環として必要なときに必要なだけつくるジャスト・イン・タイムの生産方式を導入、あわせて「モノと情報の見える化」を推進しています。2006年5月、モバイルシステム機器を製造する那須工場と同工場に部品を供給する小山工場間の部品入出荷においてUHF帯RFIDを使って部品の入出荷情報の収集・管理を自動化。これにより、工場間におけるリアルタイムの部品要求を可能にしました。
一方、ジャスト・イン・タイムによる生産革新の進展に伴い、那須工場では新たな課題も浮上していました。「ジャスト・イン・タイムを進めていくと、作る単位がどんどん小さくなっていきます。複雑な工程の中、膨大な部品をいかに管理していくか。また管理するためのデータ入力に要する工数も非常に膨大になってしまうという問題も見えてきました。こうした問題を解決してくれたのがRFIDです」と、那須工場の導入責任者は経緯を話します。
富士通ではUHF帯RFIDを使った製造ラインへの部品供給のリアルタイム管理システムを開発。07年2月より那須工場内で稼働を開始しました。

[図]「部品供給のリアルタイム管理システム」の概要

部品の移動情報をリアルタイムで自動的に収集・管理

本システムは、工場内の部品倉庫と製造ライン間において、部品の供給に使用する箱(以下、給材箱)にUHF帯RFIDを取り付け、ゲートを通過するたびにこのタグ情報を一括で読み取り、部品の移動情報をリアルタイムで自動的に収集・管理します。この情報に基づきタイムリーな部品発注が可能となります。
回収車による空の給材箱回収→ゲート通過(製造ラインから部品倉庫へ)→空の給材箱の部品補充→ゲート通過(部品倉庫から製造ラインへ)→給材箱をラインにセット。このサイクルが繰り返されます。給材箱は約3,000箱。簡易ゲート通過約3秒間(人の歩く速度)で20~30個のタグを一括で読み取ります。本システムの導入により大きな効果がすでに現れています。

  • 生産方式の革新に伴い、必要になった1日2万回にも及ぶデータ入力の自動化
  • 部品在庫の情報がリアルタイムに作成されるため、「いま、どこに、何が、どれだけあるか」が常に把握可能に。部品の棚在庫を約50%削減
  • 棚卸作業もハンディターミナルでタグ情報を読むだけで、すでに収集されている情報との付き合わせも自動化、約75%の省力化を実現
  • 回収された空の給材箱が次の部品の払い出し指示の代わりになることから、従来部品の払い出しに使用していた年間100万枚の伝票が不要、環境保全に貢献

本システムは社内のみならずソリューションとして製造業等のお客様を中心に幅広くご提供してまいります。富士通は、これからも最新の技術で「ものづくり革新」を推進し、社内で培った成果を活かし、お客様の現場改革を支援いたします。

ユビキタスに関連する記事

ジャーナル最新のテーマ

今月のテーマ ものづくり PLMソリューションでグローバル時代を勝ち抜く 次世代の開発設計・製造環境の構築をご支援します 続きを読む


今月のアンケート 最終集計結果公開中 2008年8月26日集計 9割が「夏休みアリ」!皆さまの休暇の過ごし方を大公開! 気になる結果は?


お客様の声をお聞かせください

富士通ジャーナルに掲載している記事やコンテンツについてのご意見・ご感想を、ぜひお寄せください。

ご意見・ご感想フォーム いただいた、お客様の声


お寄せいただいたご意見・ご感想については、富士通からの回答をお約束するものではありません。ご了承ください。
なお、富士通からのご回答を必要とするお問い合わせについては、
富士通ジャーナルに関するお問い合わせをご利用ください。