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Top Story(5)
富士通グループにおけるソフト開発のパラダイムシフトを目指して
ソフト開発における「ものづくり革新」
保守の革新
アプリケーション保守への取り組み
ビジネス活動の変化に即応した業務アプリケーションの改定は、ビジネス継続のための必須要件となっています。ここでは、アプリケーションの保守(以下、アプリ保守)における取り組みをご紹介します。
アプリ保守を実施する上での課題
ITシステムをビジネス変化に即応させるためには、アプリ保守の手順やルール決め、人やモノの手配、役割や責任分担等を定める必要があります。しかしながら、役割や責任が曖昧のまま属人的に運営しているケースも多く見られます。このような状態は以下のような問題を内在し、ビジネス活動の効率を阻害します。
- 内部統制やセキュリティの不備によるトラブル
- 企業戦略の実現に必要なアプリ保守が、保守担当者の力量に左右されてしまう
- 戦略的なシステムにも、社内向けシステムにも同じプロセスで保守を実施するため、ムリ・ムダ・ムラの発生やトラブルの発生
これらの問題を改善し、より効率的にビジネス活動を行うことが課題となっています。
アプリ保守の型を4つのメニューで提供
これらの課題に対応するため従来からAPM(Application Portfolio Management)サービスでご提供していた「アプリケーション保守サービス」をエンハンスし、以下の4つのメニュー体系でご提供しています。
- 「Premium」:サービス目標を設定しPDCAで保守改善
- 「Standard」(図8):ITIL(IT Infrastructure Library)をベースとした標準プロセスで保守
- 「Basic」:案件管理等のプロジェクト管理プロセスで保守
- 「Entry」:問い合わせ、トラブル対応等にスポット的案件対応
このメニュー体系により、作業内容、役割、責任分担を明確にし、「随時発生する保守のみ実施する体制を構築したい」、「内部統制に対応するガラス張りのアプリ保守を実施したい」というお客様のニーズにあったアプリ保守のプロセスを構築しやすくなっています。
[図8]「アプリケーション保守サービス」イメージ(Standard)

以下に、「アプリケーション保守サービス」を実現する富士通の代表的な技術をご紹介します。
(1)案件管理、アプリケーション資産の管理
「アプリケーション保守サービス」を支える基盤技術として、アプリ保守の実施プロセスの標準を定めた「アプリケーション保守プロセスモデル」があります。この「アプリケーション保守プロセスモデル」の適用を強力にサポートするツールとして、「apLine」、「SIMPLIA/SC-Manager」があります。
「apLine(assist partnership Line)」は、アプリ保守における案件を管理するツールです。主にマネジメントの領域におけるインシデント管理、問題管理、変更管理、及びリリース管理の範囲までを「案件」という単位で管理します。これによりインシデントの発生から対処が完了するまでの作業経過をきめ細かに記録・管理することができます。
「SIMPLIA/SC-Manager」は、アプリケーションの構成管理を行うツールです。案件に対応したアプリケーション資産の貸出や返却の管理、修正履歴管理、及びリリース管理を行えます。
この2つのツールを上記のモデルとあわせてアプリ保守に適用することにより、ITILで定義されているインシデント管理からリリース管理までの全てのプロセスの管理を、一貫して実現することができます。
(2)保守の難易度を表す指標
いままでは、アプリ保守のリスクに大きく影響するアプリケーションの難易度を表す指標がありませんでした。このためテスト指標等の品質確保のための指標は、保守担当者のスキルに依存していました。そこで、アプリケーションの難易度を客観的に可視化する指標を開発しました。
アプリケーションの難易度を、(1)関連するプログラムやテーブルの数による複雑さ、(2)プログラム内の複雑さ(条件分岐の数や深さ)をもとに測定し、強化テストやテスト密度等の指標を見直すことで、アプリ保守の品質改善につなげることが可能となります。
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